僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

2018年日本シリーズ 福岡ソフトバンクホークスの野手陣戦力分析 勝敗予想も カープと比較【閑話休題】

いよいよ日本シリーズが今週末から始まります。相手もホークスに決まったということで、日本シリーズを前にホークスの戦力を一通りおさらいして万全の観戦体勢を整えたい!そんなことを思い立って先日の投手編に引き続き、今日はホークスの野手陣のリーグ戦での成績を見ていきたいと思います。

 

 

カープ対ホークス 交流戦での過去の対戦成績は?

カープは2005年以降の交流戦でホークス相手には通算で17勝35敗4分とパリーグの中で最も相性の悪いチームです。

 

連続Bクラスに沈んでいた頃の成績が悪すぎるのでは…とも思いましたが、3連覇を果たしている過去3シーズンに限ってみても以下の通り一度も勝ち越せていません。

2016年 1勝1敗1分

2017年 1勝2敗

2018年 1勝2敗

 

この数字だけを見てもカープとしてはかなり相性の悪い相手で苦戦しそうですね…。

  

www.bokuramocarp-blog.com

 

 

2018年日本シリーズの日程は

 

今年の発表されている日程は以下の通りです。

 

10/27 (土) マツダスタジアム

10/28 (日) マツダスタジアム

10/29 (月) 移動日

10/30 (火) パ・リーグ本拠地球場

10/31 (水) パ・リーグ本拠地球場

11/1 (木) パ・リーグ本拠地球場

11/2 (金) 移動日

11/3 (土) マツダスタジアム

11/4 (日) マツダスタジアム

 

細かくはこちらの過去記事に書いたので興味のある方はご参照ください。

 

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ホークス野手陣の主な成績

パリーグCSでの起用を見て、最もスタメンの確率が高そうなのは以下の9人です。

ただしセカンドの明石選手は川島選手と併用、ショートの西田選手も高田選手と併用という形なのでその時の状態が良い方がスタメンに起用されそうです。

あとは松田選手、長谷川選手も状態次第ではスタメン起用される可能性は十分、というより松田選手の状態が普通であれば松田選手サード、グラシアル選手レフト、中村選手ファーストの形がホークスファンにとって最も違和感のない形ではないかと思います。

ファースト・レフト・サードは割と流動的に状態の良い選手を優先してスタメンを入れ替えており、そういった部分はカープとかなり似ていると思います。

 

(右)上林 誠知 143試合.270 22本 62打点 13盗塁

(二) 明石 健志 45試合 .282 1本 12打点 2盗塁

(三) グラシアル 54試合 .292 9本 30打点 1盗塁

(中) 柳田 悠岐 130試合 .352 36本 102打点 21盗塁

(指) デスパイネ 116試合 .232 29本 74打点 0盗塁

(左) 中村 晃 136試合 .292 14本 57打点 1盗塁

(一) 内川 聖一  71試合 .242 8本 30打点 1盗塁

(遊) 西田 哲朗 72試合 .211 4本 16打点 3盗塁

(捕) 甲斐 拓也 133試合 .213 7本 37打点 2盗塁

松田 宣浩 143試合 .248 32本 82打点 3盗塁

福田 秀平 110試合 .263 7本 15打点 6盗塁

長谷川 勇也 55試合 .287 5本 20打点 0盗塁

川島 慶三 91試合 .268 3本 16打点 2盗塁

髙田 知季 74試合 .188 2本 15打点 2盗塁

髙谷 裕亮 73試合 .173 1本 4打点 0盗塁

栗原 陵矢 11試合 .111 0本 0打点 0盗塁

(今宮 健太 99試合 .266 11本 45打点 5盗塁)
 

 

ショートの不動のレギュラーとも言うべき今宮選手が9月下旬に起きた左太もも裏の負傷で登録抹消されており、その分下位打線の迫力は低下中。

ただしライオンズとのCSファイナルでは1番か2番を打った上林選手が多くの長打を放って打率も3割超え、グラシアル選手も好調で打率.500、4番の柳田選手も.450と上位打線が圧倒的な力を見せつけて5戦で44得点とライオンズ投手陣を粉砕しました。

主に8番を打った西田選手が打率.583とラッキーボーイ的な存在になってランナーをためて上位につなぐチャンスを作り出していたのも大きかったですね。

 

全体的に好調だったホークス打線が1週間たって少しおとなしくなっていると良いのですが…CSファイナル初戦のジャイアンツ戦と同じく、初戦の初回、相手打線の勢いを止められるかがまずは1つポイントになってきそうです。  

 

 

 

 

カープ野手陣との比較

カープがシーズン721得点なのに対してホークスは685得点。

ホークスの盗塁数は80と平均程度で積極的に足を絡めてくるイメージはありませんがチームホームランが両リーグで唯一の200本越えの202本塁打(カープの175本、セリーグトップはベイスターズの181本。あれだけ騒がれていたライオンズの196本をも上回る)とその長打力は驚異的です。

 

ランナーをためてガツンとやられるパターンにはまると最悪。

ベイスターズの中軸を相手にするときのようにソロホームランは仕方ないと割り切るしかありません。

シリーズを通して相手の一発にやられる場面が出てくるのは避けられそうにありませんが、いかにそのダメージを最小限に留めるかですね。

 

相手の下位打線はショート・キャッチャーの打力が落ちますので切れ目はあると言えるでしょう(短期決戦なので絶好調だとこの限りではありませんが、期待値として他のレギュラー陣より落ちるのは間違いないでしょう)。

この点を考えると打てる曾澤選手の存在もあり、お互いに全員の打者の状態がシーズン成績通りだったとしたら切れ目のない打線という意味で得点力はカープ打線に軍配が上がりそうです。

  

ホークス打線で特筆すべきはシーズン全試合に出場した松田選手を状態が今一つと見るやすっぱりスタメンから外していることです。

ライオンズとの第3戦以降、松田選手はベンチスタート。

普段はレフトを守ることの多いグラシアル選手がサードも守れるためにファースト・レフトを絡めてかなり柔軟にスタメンをいじれる余地を残しています。

 

カープもファーストとレフトはかなり多くの選択肢を有しますが、サードまではなかなか絡められていないのが現状でしょう。

柔軟性という意味ではホークスに分がありそうです。

 

ただカープには控えまで含めてある程度シーズンを通して同じような選手で戦えており、個々の選手の役割がはっきりしているという長所もあります。

強肩の甲斐選手が相手ということもあり、盗塁を絡められるかは少し怪しいですが、ジャイアンツとのCSでやったように初戦の早い回から隙あれば走るぞという姿勢を見せつけて、相手の警戒心を必要以上に高めさせる手を使うかもしれませんね。 

 

カープとしては野手陣はほぼほぼ負傷離脱者はおらず、万全の状態で挑めるシリーズと言ってよいのではないでしょうか。 

現状の戦力でいけば打線の得点力は下位打線の厚みの分、そしてベースランニングもうまい選手たちが上位に固まっている分カープの方が上ではないでしょうか。

 

日本一の行方を予想

昨日の記事で書いたように第二先発まで含めての先発陣の力・層の厚さではホークスに分があります。

ただ救援陣の厚み、フランシア投手という絶対的な存在がいるという点ではカープに軍配が上がります。

 

そしてスタメン起用の柔軟性に長打力という意味ではホークスに分がありますがデスパイネ選手をDHなしで使うリスクあるいは代打専門となる可能性、野手陣の層の厚さ、走力も絡めた攻撃を考えると得点力はカープが上とさせてもらいました。

短期決戦なのでラッキーボーイ的な手が付けられない存在が出てくればこんな戦力分析は一気にひっくり返るのですが、マツダスタジアムで4試合できるアドバンテージもあって(そしてカープファンとしてのひいき目もあって)カープの日本一とさせてもらいます!

4勝3敗か2敗か、マツダスタジアムの力も借りてカープが日本一と予想したいと思います。

 

さてさていよいよ開幕まであと3日!

その前の明日のドラフト会議も楽しみですが、やはり日本一への挑戦はわくわくします!

2球団しか味わえない11月に差し掛かる時期の公式戦。

カープの選手、首脳陣、関係者の皆さん、そしてホークス球団にも感謝しながら精一杯贅沢な時間を楽しみたいと思います。

 

34年ぶりの日本一奪還へ、明日からも一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!

 

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