8/14のジャイアンツ戦は1-7でカープが敗れました。野村投手と菅野投手の投手戦で1-1で試合は終盤へ。球数が100球を超え制球が乱れて明らかに疲れが見えた野村投手を続投、そしてカウントを取りに行ったボールを痛打。そこから中継ぎ陣も踏ん張れずに毎回失点を重ねていって結果は完敗…継投に踏み切れない理由はなんだったのでしょうか…。
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | 7 | 13 | 1 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 |
勝利投手 菅野(9勝5敗0S)
敗戦投手 野村(6勝4敗0S)
セーブ なし
本塁打 なし
巨人 菅野、大竹 - 小林
広島 野村、レグナルト、島内、岡田、遠藤 - 會澤
試合感想
完全に7回の続投の判断が負けの直接的な原因の一つです。
6回から野村投手は明らかにおかしくなっていました。
ただでさえスタミナがあるタイプではありませんが、今日は前回8回まで投げてくれた後の中5日でのマウンド。
6回を投げ終えて109球。
そして台風が近づき雨が降る中でプレーボールがかかってコールドになる可能性も十二分に考えられた試合、先行される展開だけはダメだと前半から飛ばしていたと思います。
その甲斐あってストレートとチェンジアップのコンビネーションで左右だけでなく奥行きもあるピッチングで今日も好投してくれました。
ただ中断の間も肩を冷やさないように、試合中の球数には数えられない準備のために投げた回数もいつもより多かったことでしょう。
さらに十二分な兆候はありました。
6回にはストレートのフォアボールを出したり菅野投手相手にも2ボールになったり明らかにゾーンの四隅に投げ分けるというレベルからストライクを投げるのに必死になる状況に変わっていました。
さすがにこれだけの要素を首脳陣が気が付かないわけがありません。
テレビ越しで素人目に見ても明らかでしたから。
その上で続投、野村投手に託すのが最善だと判断したことになります。
延長まで考えたのか、菊池投手、中村恭平投手、中崎投手らが投げられない理由でもあったのか、野村投手が責任感から続投志願してその心意気にかけたのか。
テレビの画面越しではチームの内部事情は分かりませんが、いずれにしても続投の判断が負けに直結…采配が大きく試合結果を左右したのは間違いありません。
ストライクを投げるのに四苦八苦する今のレグナルト投手に1アウト3塁で失点を防げる可能性は低い。
今日は一戦必勝の試合だと思っていましたがこの采配を見る限り、首脳陣はそこまでは思っていないように見えました(菊池投手も中村恭平投手も投げられないコンディションだったなら話は別ですが)。
今日敗れて4.5ゲーム差で自力優勝も消滅。
自力優勝消滅の話は致命的ではないですから置いておくにしても今日が最後のマツダスタジアムでできるジャイアンツとの直接対決。
ジャイアンツと残り5試合あると言ってもすべて東京ドームでの対戦(シーズン中盤で一方のホーム開催の消化が早いというのはまだしも、シーズン最終盤にこんな偏った日程を平気で組むのも本当にどうかと思いますが…)。
今日の試合が最も叩ける可能性が高かったゲームです。
それを継投判断、1点勝ち越されたら諦めたようにも見える采配でプレッシャーをかけられずに落としてしまったようにも見えます。
それにしては3点ビハインドの最終回、久々登板の岡田投手が2つのフォアボールで満塁のピンチを作ったところで遠藤投手に交代。
ここで代えるならその前に考えるべき継投は他にあったような気もします…いや、期待しての登板でまたストライクすら取れないのを見せられて何をしてきたんだという気持ちは分からなくはないんですが…どうも今日の采配はフラフラ一貫性がなかった気がしてなりません。
4.5ゲームに離されてチーム状態が上向きつつあるジャイアンツに一息つかせて伸び伸びプレーできる状況を作ってしまうことは致命傷になる可能性が高い。
そんな理由で今日の試合を勝手に一戦必勝だと位置づけていた一素人の意見が間違っていて首脳陣の判断が正しかったと手のひら返しできるような展開、このままずるずる離されずにもう一山くる展開を期待してやみません。
それにしても菅野投手をとらえきれませんでしたね…
菅野投手を全く打てていない相性を考慮してか、バティスタ選手をスタメンから外して坂倉選手を起用。
菅野投手がマウンドを降りたらバティスタ選手を坂倉選手のところに入れていつもの形に戻すことも十分に視野に入れてのスタメン起用だったと思います。
菅野投手も立ち上がりはそれほど良くはなさそうでしたが、得点圏にランナーを進めるとしっかりとコースに決めてくるあたりはさすがでした。
2度あった野村投手が送りバントを決めて2アウト2塁で好調の西川選手に打席を回せた場面。いずれも素晴らしいコースにボールが決まってヒットにできるボールがほとんどなかった。
2点を勝ち越された後の1アウト1塁からの安部選手の痛烈な一塁線への打球を岡本選手の好守でダブルプレーにされたところが最後の流れを変えるチャンスだったか…。
松山選手が5試合連続打点と調子が上向いているのは幸いですが、ちょっと一時の爆発からは落ちつつありますかね。
こうなったら起爆剤に長野選手を上げてほしい。
これで2カード連続の負け越しで9連戦は4勝5敗と負け越し。
ここまでの後半戦快調に飛ばしてきた反動がくる時期ですが、大差から追いかけている立場。
この反動がくる時期を5割で踏みとどまりながら次の波を作らない限りは逆転優勝には届きません。
明日は束の間のおやすみ。
ホームで負け越しての4.5ゲーム差は非常に苦しいですが、逆転の可能性は十分残っています。
ファンも明日で気持ちを切り替えて、明後日から全部勝ってひっくり返す気持ちで応援できるように…。
金曜の試合が移動ゲームで不利にならないように…台風が邪魔をしないことを祈ります。
まだあきらめない!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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