5/21のドラゴンズ戦は3-2でカープが勝ちました。ここ3試合の背信投球が嘘のような野村投手の7回3安打無失点の快投。打線も2週間前と同様に大野投手相手に苦しみながらも菊池選手のタイムリーで先制して、8回には松山選手の押し出しでダメ押し。ただ最終回に中崎投手が2失点して1点差1アウト2, 3塁まで迫られ…い、胃薬…そんな状況に追い込まれながらも冷や汗逃げ切り勝利で8連勝です!
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 6 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | X | 3 | 10 | 0 |
勝利投手 野村(3勝2敗0S)
敗戦投手 大野雄(3勝3敗0S)
セーブ 中崎(2勝2敗5S)
本塁打 福田7号(9回表ソロ)
中日 大野雄、岡田、小熊 - 加藤、大野奨
広島 野村、フランスア、中崎 - 會澤
試合感想
いや、冷や汗ものの逃げ切り勝利。
8連勝で単独首位、そして野村投手の好投、約1カ月ぶりの勝利は大いに喜ぶべき結果ですが、 今日の中崎投手の不安定具合はこの先を考えるとかなりの不安要素…。
確実に勤続疲労の類のものだと思いますので劇的に改善する望みはどうなんでしょう…暑くなる時期に強い傾向の投手ですのでそこに期待するのか。
手放しで喜べる感じの勝利ではなくなりましたが、それでもクローザーとして結果的には逃げ切ったわけですから切り替えてもらいましょう。
先発の野村投手は立ち上がりこそ、少し制球が不安定でランナーを背負いましたが、味方の好守にも助けられて無失点。
終わってみれば2回までに許した3安打がこの日打たれた全ヒットでした。
3回から降板する7回まで5イニング連続パーフェクト、17人連続でアウトに打ち取るすさまじい安定感。
回を追うごとに野村投手は自分のボール、コントロールに自信を深め、それと反比例してドラゴンズの各打者は早いカウントから難しいボールにも手を出して野村投手の術中にはまりました。
2回までに32球投げていたのに7回を91球で投げ終える省エネピッチング。
ランナーを出さなかった分、対戦する打者数が少なくなるので球数が少なくなるのはある程度想定されるわけですが、ドラゴンズ側の早打ちもあったでしょう。
8回続投も十二分に考えられたところでしたが首脳陣の判断は打席で代打を出しての野村投手7回降板。
フランスア投手がタイガース戦で3連投していたこと、ドラゴンズ打線が下位打線だったこと。
この2点から先々を考えれば個人的には今日は野村投手続投の方が…とも思いましたが木曜に試合が組まれていないのも大きかったのでしょう。
結果的にはフランスア投手が2三振を含む三者凡退の素晴らしいピッチングで8回を抑えてくれたので今日に関してはこの判断は正解だったのでしょう。
3点リードで迎えた最終回の中崎投手がこの日唯一にして今後に向けてもかなりの不安要素…
ど真ん中のスライダーを福田選手にホームランを打たれたのは仕方ないとして、直後に大島選手のレフト線の当たりを西川選手がエラーにならなかったものの少しまずい守備でツーベースにしてしまったのが大きかった。
スライディングしたことでグラブの先しかボールに届かずあと一歩捕球できず…打球にはぎりぎりというわけではなく追いついていましたから、判断ミスでのエラーとされても文句は言えなかった。
ただ実質外野手挑戦の一年目ですし、昨日の記事でも書きましたがレフトとしてかなりここまで守備で貢献してくれています。
色々考えても目をつぶるべきプレーではありますが、今日の展開ではあれでドラゴンズの勢いがついてしまった。
2点リード2アウトランナーなしと1アウト2塁ではホームラン同点の場面かどうかの違いがあるだけに全然違います。
そこからビシエド選手にデッドボール。
1アウト1, 2塁から高橋周平選手に左中間を破られるツーベースを浴びてあぁ同点か…
そう覚悟していましたがファーストランナーのビシエド選手に代走が出ていなかった!!!?
しかも際どいタイミングをサードコーチャーが止めてくれた!
同点に追いついての延長を考えていたのかもしれませんが、結果的にはこのドラゴンズベンチの采配がカープを助けてくれました。
なおも1点差で1アウト2, 3塁を何とかしのいで逃げ切り。
今日勝てたのは良かったですが、今後を考えると9回に抑えのピッチャーを出して相手ベンチが元気になるようでは優勝を狙うには厳しい…中崎投手には何とか立て直してもらいたいですが勤続疲労による球威については例え登録抹消してもすぐには難しいでしょう。
何とか制球面の修正に期待するのが現実的か…
一方の打線の方ですが2週間前にやられた大野投手相手に今日も苦戦。
序盤は野村投手が何とか相手の攻撃をしのぐも大野投手相手に打線がランナーも出せず展開としては劣勢でした。
ただ3回、野村投手のツーベースをきっかけにチャンスを作って、菊池選手が凡退したものの10球粘る意地を見せてくれました。
そして似たような場面の5回。
6番からの3連打でノーアウト満塁としつつも野村投手、野間選手が倒れて迎えた2アウト満塁の場面。
逃すと相手が勢いづきそうな場面で再び追い込まれてから粘る…粘る!!
9球目、フルカウントからストレートが少し甘く入ってきたところを上手く合わせてレフトへの2点タイムリー!
開幕直後からチームを助けてくれている勝負強さは今日も健在!
その後6回ノーアウト1, 2塁はランナーを進めることすらできずに無得点。
8回の場面を含めて今日は曾澤選手がランナーを置いて少し淡白だったか。
何とか1点もぎ取ってもらいたい場面でしたが、大野投手が上だった。
ただ大野投手が降板した8回にダメ押しの1点取れたのが終わって見れば決勝点。
バティスタ選手のフォアボールに鈴木誠也選手がラッキーなレフト前へのポテンヒット。
記録はヒットでしたが福田選手の守備に助けられました…守備位置が深かったとはいえあれだけ高く上がった打球がポテンヒットになるわけですから…。
そこから西川選手が三塁線への送りバントが内野安打に!
これも見逃せばファールになりそうでしたから高橋周平選手の守備に助けられた。
相手の記録に残らないミスでもらったノーアウト満塁で代打の松山選手が押し出しのフォアボールを選んで虎の子の1点が入りました。
その直後の田中選手のフルカウントからの見逃し三振ですがあれは田中選手が自信を持って見逃したように少なくとも高さが低すぎです。
ボールで押し出しとする球審が半分を超えるはず。
それだけ限りなくミスジャッジに近い三振でしたが、田中選手が何でも振るのではなく変化球を我慢できるようになってきた。
打撃状態が上向くかもしれない(今シーズン何回言ってるか分かりませんが…)。
そう感じさせてくれる打席だったと思います。
それだけに良い結果を記録に残したかったですが…審判の判定に助けられることもあるのでこればかりは仕方ないか。
ともかく色々ありましたが、カープがドラゴンズ側のミスにつけ込んで奪ったダメ押し点が結果的には決勝点になって8連勝!
今シーズン初の単独首位!
この響きはドン底のスタートを経験しただけにシーズン途中であまり意味がないとはいえファンとしては非常に非常に嬉しいものがあります。
明日はマツダスタジアムでの大瀬良投手登板。
2連戦ですから今日の初戦を取れたのは非常に大きいですが、明日取ると取らないとではまた大違い。
勢いを止めることなく、どんどんつなげていくために!
エースの好投、そして引き続きの打線の援護に期待しましょう!
今シーズン初の単独首位、おめでとうございます!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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