2018年のドラフト会議でカープが指名した7名の選手たち。続々と指名あいさつ、入団交渉が行われています。今日はそんな来年の期待のルーキーたちの動きについて書いていきたいと思います。
ドラフト会議当日の記事はこちら↓
小園選手入団決定
4球団競合の末、交渉権を獲得したドラフト1位の小園海斗選手の入団が決定しましたね。
契約金1億+年棒800万円 + 出来高と高卒ドラフト1位ルーキーにふさわしい提示を受けていると思います(昨年の中村選手と同条件です)。
指名直後からカープの交渉権獲得に対してポジティブな発言をしていましたので問題なさそうだとは思っていましたが、実際に入団が決まると安どするものですね。
今月7日の指名あいさつでは当たりくじに緒方監督からの直筆メッセージを入れて渡されるなど、球団からの期待度は高まるばかりです。
日本シリーズを見て、自分が甲斐選手から盗塁を決めたいと意欲的なコメントも残してくれていますね!
鞘師スカウト曰く一塁到達タイムは3.8を切ることもある(4秒を切ればプロでも速い方だとか)ということで、30盗塁を目標に掲げても何らおかしくない俊足ぶりです。
そして今月9日に仮契約を締結。
守備で憧れているという今宮選手(足の使い方から送球までがきれいだそうです)ももちろんですが、ゴールデングラブ賞をコンビで受賞したタナキクコンビからどれだけ吸収してくれるか今から楽しみですね。
特に菊池選手は順調にいけば来年FA権を取得しますので、来春できることなら1軍キャンプ帯同という緒方監督の判断には大賛成。
やはり近くで、目の前で見て吸収する機会を与えておきたいところです(もちろん本人から色々聞ければさらに良いですが…)。
フットワークと肩への自信から甲子園でも見せたショートの深い守備位置も特徴的ですが、本人もU18代表として大学日本代表と壮行試合を行った時に、プロで今と同じような位置に守るのはレベルが違って難しいと実感したそうです。
でも本人の身体能力がさらに向上すれば、プロの世界でも、そして打球が減速しやすい天然芝のマツダスタジアムでも今の守備位置で守れる唯一無二の選手になれるかもしれません!
そのあたりも1軍のトップの走塁力を誇るカープの選手たちから感覚を吸収してもらいたいですね。
いよいよピークを迎えているタナキクコンビの次世代としての位置づけの選手がどこまでチームを活性化してくれるか…今後の成長のスピード感に大いに期待したいところです!
ドラフト2位の島内投手以下も続々と指名あいさつ、入団交渉中
ドラフト2位は九州共立大学の島内 颯太郎投手。
大瀬良投手の後輩になりますね。
指名あいさつのニュースはまだ見ていないと思いますが、明治神宮大会に出場していたためでしょうか。
その神宮ではベイスターズから指名を受けて同じくプロ入りする伊藤選手に甘く入ったフォークをとらえられて2ランを被弾。
0-2での敗戦で初戦で姿を消しています…が150 km/hのストレートを投げ込んでいたみたいですし7回途中2失点という結果を見れば悪くはなかったのでしょう。
ただ同じプロ入りする相手の主軸に打たれたのは悔しいでしょうね…チームが点を取れない中で踏ん張りたかったであろうことは容易に想像できます。
しかし勝負はプロの舞台でも続きますから次はやり返せるように…春季キャンプまでの更なる成長に期待です。
ドラフト3位は智弁和歌山高校の林 晃汰選手。
あの名称高嶋監督をして、そして強打の智弁和歌山高校で長打力なら歴代1位を争うレベルと言われたこともある選手です。
今月8日に指名あいさつを受けて、高校時代と同じ赤のCマークということで縁を感じていたそうです。
本日15日には契約金4500万円、年棒600万円で仮契約を無事締結。
どの方向にも長打を打てる長所を生かして目標にシーズン40本を掲げるなど意気込みは十分。
俊足というわけではなさそうですが、将来主軸にどっしりと座ってもらう。
そんな青写真を描くチームの期待に応えられるか。
美間選手のトレードで手薄になっているサードで輝きを発揮してほしいですね!
高卒野手、それも内野が4人と同期内での切磋琢磨が期待できる状況ですので、しのぎあいながらの成長に期待しましょう!
ドラフト4位は市岐阜商高校の中神 拓都選手。
高校通算40本を超えるバッティングに投手でも最速146 km/hを記録。
カープは内野手としての指名のようですし、俊足タイプの選手と見てよさそうです。
今月12日、何とお母さんのお誕生日に指名あいさつを受けてご家族も喜んでくれたとか…狙っていたとしたらカープも、松本スカウトも粋ですね。
足と肩を武器に将来的にはトリプルスリーを目標に掲げてくれました。
指名された実感を胸に、ファンから愛される選手へと成長してもらいたいですね!
ドラフト5位は菰野高校の田中 法彦投手です。
昨年育成1位指名の岡林投手のすぐ下の後輩になりますね。
173 cmと小柄な体格から下位指名となったのだと思いますが、(プロ野球選手としては)身長の低い投手をカープが指名するのは珍しく、その投げるボールの質の高さへの期待度が伝わってきます。
13日に指名あいさつを受けており、最速152 km/h、平均でも140 km台後半が出るという伸びのあるストレートを武器に活躍してくれることを期待したいと思います。
角度がない分、ボールの質で上回る…そんな田中投手の挑戦を見守っていきましょう!
ドラフト6位は亜細亜大学の正隨 優弥選手です。
契約金4000万、年棒700万で仮契約と報道されていましたね!
今ドラフト唯一の外野手、右投右打でなんとおじいさんが1956 - 1959年にカープでプレーした三原卓三さんだとか。
幼いころにそのおじいさんと一緒に練習をしてカープに入団とは…素晴らしいおじいさん孝行になっているはずです。
奇しくも今年引退した新井選手とは東都6大学リーグ卒のドラフト6位指名で長距離砲と共通点が多数あり、チームも右の長距離打者として期待。
唯一の大卒野手として、1年目から1軍の舞台を踏めるか…並々ならぬ努力が必要になるでしょうが、その土台は出来上がっているはずです。
プロの水に1日でも早く慣れて、分厚いカープ野手陣に殴り込んでもらいましょう。
ドラフト7位、神村学園高校の羽月 隆太郎選手についてはまだ報道で続報を確認できていません…
育成1位は静岡産業大学の大盛 穂選手。
市役所を表敬訪問した際に1年目での支配下登録、2年目での1軍登録を目標に掲げたそうです。
来年の新人合同自主トレ、そしてその後の激しい競争へ…今できる準備を着々としてくれているはずです!
…と来年の期待の若鯉たちについていろいろ書いてきましたが、まずは12/10に予定されているという新入団選手発表会が楽しみですね!
そこに向けて今後続々と仮契約が結ばれていくと思いますが、今後も動きを追いかけていければと思います。
無事全員が入団を決意した姿を、そして来年に向けて意気込んでいる姿を見せてくれると信じて…12/10が楽しみです!
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