僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

ありがとうカントリー… エルドレッド、ジャクソン、カンポスが退団 2019年のカープ外国人編成

本日球団から発表があり、来シーズンエルドレッド選手、ジャクソン投手、カンポス投手と契約を結ばないことが分かりました。ジョンソン、ヘルウェグ、フランスア各投手とバティスタ、メヒア両選手の来季残留が決定。球団史上最長となる7年も在籍してくれていたエルドレッド選手の姿を来年見ることができません…

  

エルドレッド選手の功績を振り返る

2012年シーズン途中に加入したエルドレッド選手はその年65試合の出場ながら11本塁打と持ち味の長打力を発揮して翌年の契約を勝ち取りました。

その翌年はデッドボールの影響もあって66試合の出場で13本塁打に留まり、契約が延長できるか微妙なところでしたが野村前監督の強い要望で残留が決まると、2014年シーズンには37本のホームランを放ち見事にホームラン王に輝きました。

シーズン中盤には長引く不調で登録抹消され、118試合の出場にとどまりましたがすさまじい本塁打率がそれをカバーしました。

 

以降も20本前後のホームランをコンスタントに放ち結果も残してくれましたし、何より広島愛が強く、毎年のように新たにやってくる新外国人選手たちのよき兄貴分としてプレー以外にも大きくカープに貢献してくれたことはカープファンの間では有名な話です。

日本に積極的になじもうとする姿勢と日本人よりも日本人らしいと称されたこともあるその真面目さは首脳陣からもチームメートからも愛され続けました。

 

 

そして広島の街を気兼ねなくママチャリで走る姿の目撃情報がひっきりなしにあがったり、娘さんたちも広島の公立小学校に通って日本語も流ちょうに話すなど広島に溶け込み、市民からも愛される存在でした。

通訳の方は外国人選手に伝えたいことがあると、まずエルドレッド選手に伝えてそこから各選手に伝達してもらうようなお願いもしていたほど、裏方さんからも信頼される存在。

 

そんなエルドレッド選手ですが、バティスタ選手、メヒア選手が順調に成長している中で大ベテランとなるエルドレッド選手の1軍登録機会はたった4つしかない外国人枠に縛られている限り難しい。

特に今のチームは投手陣が比較的弱く、そちらに3枠割くのが常態化していたこともあって本人も今シーズンは本人もフラストレーションをためる展開となってしまっていました。

それでも腐らずにひたむきに2軍で汗を流す姿は本当に模範的ではありましたが…。

 

今年の優勝後のセレモニーに呼ばれた時も過去2年とは違ってどこか複雑な雰囲気でしたし、球団としてはある程度仕方がない判断だったと理解はできます。

 

今シーズン限りでお退団となりますが、他球団からの好条件のオファーがあってもカープに残留してくれ、チームの3連覇に果たしてくれた功績は決して色あせるものではありません。

何とか外国人としてチーム史上最長の7年も在籍してくれた、そして今のカープを築き上げるまでの功労者でもあるエルドレッド選手にお別れをする機会を作ってもらえると良いのですが…

とにかく、今まで7年、本当に本当にありがとう、カントリー!!

 

We will definitely miss you Brad...thank you for all of your hard work and contribution to the team and Hiroshima (both inside and outside the field) for 7 years with great memories!

Wish you and your family all the best for bright future and hopefully we will see you again!

  

 

ジャクソン、カンポスも退団…

カンポス投手は今シーズン1度しか1軍で登板できませんでしたから退団は驚きではありませんでしたが、ジャクソン投手もついにという感じでしょうか…。

来日1年目の2016年が防御率1.71で42 HP、昨年が防御率2.03で32 HP、今年は防御率2.76で28HPと年々成績を徐々に落としてはいましたが、それでも今シーズンの28HPは依然としてチームトップ。

 

それでもやはり勤続疲労による影響か、年々不調の時期が長引くようになっていたのもまた事実ですが…

今シーズンも春先は勝ちパターンの8回で安定したピッチングを披露して快調でしたが、暑くなるにつれて調子を落として不安定な内容が目立ってはいました。

特に今シーズンは球威だけでなく制球力にも陰りが見えてしまったのが致命傷となったのかなと思います。

 

ただ来年他球団でプレーするようだと、好調時は手が付けられないことをよく知っているだけに十分脅威となりえます。

フランスア投手が絶対的な存在として台頭し、ヘルウェグ投手の速く動くボールも日本シリーズまで見てある程度目途が立ったのが大きいのでしょうが、思い切った決断をしたな、というのが正直な感想です。

 

 

 

ただ、一つだけ言いたい!

3連覇は間違いなくJJがいなければ、あのニコニコスマイルがなければ成し遂げられませんでした。

それだけは決して忘れません!

特にカープが久々に優勝したあの来日1年目の剛速球とキレキレのスライダー、そして安定のニコニコでベンチに戻ってくる明るいキャラクター。

ジャクソン投手がカープに来てくれたからこそ、カープはプレッシャーに負けずに優勝を勝ち取ることができたと思います。

3年間本当にありがとう、そしてお疲れ様でしたジャクソン投手!

 

3人の外国人選手を放出して来年に向けてカープが何人、そしてどのような新外国時選手を獲得するのかという楽しみもできましたが、今はただただチームを去る3選手を見送る寂しさが勝ります…。

エルドレッド選手、ジャクソン投手そしてカンポス投手。

3選手がどういう決断を下すか分かりませんが、来年の新天地での活躍を願ってやみません。

今まで本当にありがとう、そしてお疲れ様でした!

  

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