10/28のソフトバンク戦、2018年日本シリーズ第2戦は5-1でカープが勝ちました。
ジョンソン投手が7回1失点と素晴らしいピッチングを披露。打線も初回、ラッキーな形で先制点を奪うと、その後も上位が塁に出て中軸が打点を稼ぐ良い形で得点を重ねて主導権を握りました。最後はフランスア投手、中崎投手のリレーで逃げ切り、先勝です。
試合感想
ジョンソン投手が7回103球4安打1四球1失点と最高のピッチングを見せてくれました。
昨日12回までで8人の投手を注ぎ込んでまだまだ続いていくシリーズの先を見れば少しでも連投するピッチャーを減らして良い状態をキープしてもらいたかった試合で7回まで投げてくれるありがたさ。
それも相手を抑え込んで投げてくれたわけですから本当に素晴らしい、チームを助けるピッチングでした。
それにしても2年前からここまで本当にポストシーズンに強い、頼りになる左腕エースです。
特に大きかったのが4回の大ピンチをしのいだところですよね。
3回までパーフェクトピッチング、その裏に打線も2点を加えて3点差に突き放した直後。
ポイントになりそうだった川島選手に粘られてフォアボールを奪われると、負傷明けでスタメン復帰の今宮選手に初ヒットを許し、丸選手のファンブルもあってノーアウト1, 3塁の大ピンチ。
1点でも返されれば試合の流れを引き戻されるかもしれなかったところでグラシアル選手を内角カットボールでショートライナー。
田中選手が足元よくダイレクトで掴みましたね。
柳田選手は徹底して内角を攻めてひざ元のツーシームで空振り三振。
最後はデスパイネ選手を変化球でタイミングを外してショートゴロ。
ノーアウト1, 3塁で相手のクリーンアップというこれ以上ない大ピンチで見事に無失点を継続。
間違いなくこの試合のターニングポイントの一つだったと思います。
5回、6回も三者凡退に抑えて87球。
次の回は3巡目の中軸を迎えるところでどうするかと思いましたが、ジョンソン投手は移動日を2日挟めるので中5日ということもあってでしょう。
続投を決断。
1アウトから柳田選手にシリーズ初ヒットを許して、デスパイネ選手にも高く浮いたカットボールをレフトにはじき返されてピンチを作ると、2アウトから今日スタメン起用の松田選手にタイムリーを許して1点を返され、なおも1, 2塁。
つながれると嫌なムードになるところで甲斐選手にカーブを押っ付けられてファースト横を抜けようかという当たりを打たれましたが松山選手がそうはさせじとファインプレー。
見事に昨日の借りを守備でも返してジョンソン投手を助けました。
8回はフランスア投手。
昨日2イニングを投げている中で4点リード。
できれば温存したかったですが、これは仕方ない起用でしょうかね…明日は移動日で肩を休められそうなのもあって多少の無理をお願いしたということでしょう。
ストレートが少し高めに抜ける場面もありましたが今日も安心のピッチングで無失点。
最終回は中崎投手。
昨日は素晴らしい制球力を見せてくれましたが今日は先頭の柳田選手にフォアボール。
直前の打席で初ビットを打っていたこともあって少し慎重になった気がしますね。
それでもスライダーの制球が良く変化球でカウントを整えられていましたし、後続はきっちりと抑えてくれましたからそこまで心配しなくてよいはずです。
ホークス打線を2戦3失点、DHがないとはいえすさまじい長打力を誇るホークス打線にまだホームランを打たせていないカープバッテリーの頑張りが本当に光っていますよね。
一方の打線の方は今日は初回、ラッキーな形で先制点を取りました。
昨日得点を奪えなかったホークスが打撃を重視、守備のリスクを覚悟でレフトにデスパイネ選手を起用してきたところが完全に裏目に出るような田中選手のレフト戦へのポトリと落ちるツーベースでいきなりチャンスを作りました。
普通の守備力を持つレフトであればアウトになっているような当たり、昨日6打数ノーヒットと逆シリーズ男になりかねなかった田中選手にラッキーな初ヒットが出たのも大きかったです。
菊池選手が送って、1アウト3塁で丸選手。
何とかどんな形でも打点がつけばという場面でしたが157km/hのストレートが低めに来て空振り三振。
あの場面であのボールを投げたバンデンハーク投手をほめるべきだったでしょうか…。
点が入らないと嫌な雰囲気になりかねなかった場面で鈴木誠也選手は低めのストレートを初球打ち。
ボールの上っ面をたたく高いバウンドのショートゴロとなったのが幸いして、今宮選手も素手で捕球して懸命の送球をしますが間に合わず。
タイムリー内野安打となり、きれいなヒットは出ませんでしたが泥臭く1点を取りました。
3回にはまたも先頭の田中選手がヒットで出塁、菊池選手は2球で追い込まれて3球目のスライダーを何とか右に転がしましたがやや弱い当たりはセカンド正面。
ランナー進められずかと思いましたがこれを川島選手がセカンド悪送球。
打球が弱かった分、川島選手が前に出なければいけなかったのでセカンド送球が難しい体勢だったのはありますが、カープにとってはここもラッキーな形でノーアウト2, 3塁の大チャンス。
当たりのなかった丸選手何とか打ち上げたレフトへの浅いファールフライが犠牲フライとなって1点を取ると、2アウト2塁から松山選手にレフト前への大きな3点目のタイムリーヒット。
バンデンハーク投手の調子は良さそうでしたが相手のミスや運をうまく絡めて、リードを着実に広げていきました。
5回には菊池選手のヒット、丸選手のシリーズ初ヒットとなるツーベースで作ったチャンスで鈴木誠也選手が外角のスライダーをきれいにセンターにはじき返す2点タイムリーで中押し点。
理想的な攻撃で試合の主導権をがっちり握りましたね。
田中選手、鈴木誠也選手が3安打猛打賞、菊池選手、松山選手にもあたりは出ていますし、丸選手にも初ヒットが出ました。
何より中軸が勝負強く、打点をきっちり稼いでくれているところに安心感があります。
ホームランはあまり出ていませんが打線の方はまだまだ期待できそうですよ!
西川選手かメヒア選手か、場合によってはバティスタ選手か…福岡での指名打者の起用にも注目ですね。
個人的には短期決戦で何かやってくれそうな雰囲気のある西川選手押しですが…。
とにかくキーマンとなるかもしれなかった川島選手を抑え込んで、柳田選手も2戦で1安打に抑え込んで上々です。
昨日デッドボールを当ててしまい、今日ベンチ外となった内川選手の状態は心配ですが…カープ投手陣はここまでホークス打線をほぼプラン通りに抑え込めています。
今宮選手が復帰したことで、打撃面で1軍で戦える状態に戻っているようだと相手打線の厚みは間違いなく増します。
今宮選手の復帰とDHが使えるようになればホークス打線もほぼ穴がない状態になりますから、第3戦以降ではまたかかってくるプレッシャーは変わってくると思いますが、それでも手の付けられない状態の選手を作らなかったのは素晴らしい、ここまではカープの流れです。
今日の勝利で、カープとしては4連勝以外のケースではまたマツダスタジアムに戻って試合をできることは確定。
相手打線を封じ込んだまま先勝したアドバンテージは大きいはずです。
あとはどこまでホークス打線に火をつけずに戦いを進めていけるか、一度火をつけてしまったとしても止められなくなる前に何とか制御したい。
このままホークス打線んが静かなままとは思えませんが、一気に大爆発されることもそうそうないはず、そういう状態にホークス打線をできたのは1勝と同じか、それ以上の価値がありそうです。
シーズン終盤も日程消化の関係でほぼほぼマツダスタジアムで戦い、CSファイナルもマツダ。
日本シリーズの開幕もマツダスタジアムと、次はかなり久々に完全敵地でのしびれる戦いとなりますが今のカープの選手たちは2年前とは経験値が違います。
流れを奪われても自分たちでまた引き寄せることもできるはず。
今度こそ、2年前の忘れ物を取りに…絶対勝つぞ、カープ!
34年ぶりの日本一奪還へ、明日からも一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
⇩このブログの応援もよろしくお願いします♩