スワローズ、ジャイアンツ、ベイスターズ、タイガース、ドラゴンズ。カープが戦うクライマックスシリーズの出場を争うセリーグの5球団について、どのチームと争うことになるのか。ヤクルト・巨人・DeNA・阪神・中日が争う2位・3位でのCS出場ラインと今後の各球団の条件をまとめてみようと思います。9/28にドラゴンズ、今日10/4にタイガースは残念ながらBクラスが確定。10/2にスワローズの2位が確定し、最後は10/9巨人の3位が確定し、全球団の順位が確定しました。
CSファイナルの展望記事はこちら!
クライマックスシリーズとは
2004年からパリーグで先行的に導入され、2007年からは両リーグで導入されることになったリーグ戦Aクラスのチームによる日本シリーズ出場権をかけたポストシーズンのことです 。
まずはリーグ戦2位、3位チームが2位チームの本拠地で2勝勝ち抜けの3試合勝負を行い、勝った方がリーグ戦優勝チームの本拠地で、優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられた4勝勝ち抜けの変則6試合勝負を行います。
引き分けにより勝利数が並んだ場合にはリーグ戦上位チームの勝ち抜けとなります。
今年は10/13 - 10/15にファーストステージが行われ、1日の予備日を挟んで10/17からカープが出場することになるであろうファイナルステージが行われます。
リーグ優勝チームのアドバンテージとしては以下3点でしょうか。
・与えられる1勝
・すべて本拠地開催
・ファーストステージとファイナルステージの間隔が短いために、対戦チームのエース級投手とシリーズ中盤まで顔を合わせない。一方で優勝チームはエース級ピッチャーを中4日で回せば、シリーズがもつれた場合に2度登板させられる
カープのクライマックスシリーズでの対戦相手は?進出ラインと条件まとめ
10/9にジャイアンツが最終戦に勝利し、最後は自力で3位を確定させました。
順位が確定したのでこの記事の更新は今日までとさせていただきます。
以下は順位確定直前の記述をそのまま残しておきますのでご了承ください。
2位で進出してファーストステージの開催権を得るためには70勝がある程度の目安としてきましたが、2位争いは10/2にスワローズが唯一可能性を残していたベイスターズを直接対決で破って2位を確定させたことで終止符が打たれました。
3位を争うベイスターズ・ジャイアンツ以下とシーズン20試合を切ったことから5ゲーム程度の差をつけて圧倒的に有利な状況を作っていましたが、見事に逃げ切り、ファーストステージの本拠地開催権を確定させましたね。
青木選手が負傷交代したのは気がかりですが、昨年散々なシーズンを送ったところからわずか1年で立て直した首脳陣、選手たちはお見事の一言でしょう。
そんな終止符が打たれた2位争いとは違って3位争いは非常に混とんとしています。
昨日10/6のベイスターズの敗戦で自力で3位を決める権利がジャイアンツに移りました。
今日10/7はベイスターズが勝ってCSへ向けて可能性を残しましたが、自力3位の可能性はジャイアンツが有している状況は変わりません。
10/9の最終戦にジャイアンツが勝って67勝とすれば、引き分けが3つベイスターズよりも多い関係で自力での3位、クライマックスシリーズ進出が決まります。
そんな3位争いはいよいよジャイアンツとベイスターズに絞られています。
ドラゴンズは残念ながらBクラスが確定しており、タイガースも10/4にスワローズに敗れてCS進出の可能性は完全に消滅しました。
やはり雨天中止が重なりシーズン終盤に連戦が続いたこと、さらに故障での離脱者も出て打線に厚みが全くない状態に追い込まれたことで追い上げるどころか逆に失速してしまいましたね。
タイガースファンにとっては試合数が残っていた分、自力での逆転の目は残していただけに悔しいシーズンの終わり方だったと思います。
現時点では本日10/7、ベイスターズがカープに勝って、試合のなかったジャイアンツとの差を半歩詰め、ジャイアンツの最終戦前にCS進出を決められるというシナリオは回避しました。
ただまだジャイアンツがベイスターズを1.0ゲーム差でリードしています。
ジャイアンツの負け越している中での引き分けの多さは順位を決める勝率の計算では勝ち越している場合とは異なり逆にマイナス。
ただ引き分けの差がベイスターズと3差と奇数となったために、ジャイアンツにとっては直近のタイガースとの引き分けは勝ちに等しかったと言ってよいでしょう(引き分けの差が2つの場合にはその差の2試合をベイスターズが1勝1敗でいくと勝率で上回られる計算でしたが3つの差になったことでその分をベイスターズは2勝1敗でいかないと上回れない計算となりました)。
ただ今後ジャイアンツ、ベイスターズどちらかが引き分けるようなことがあればそれはベイスターズに有利に作用します。
3位争い、CS最後の出場枠争いにおいてはジャイアンツの引き分けは負けに等しく、ベイスターズの引き分けは勝ちに等しいと考えて差し支えありません。
3位を争う両球団は既にシーズン負け越しが確定していますがCSに出られさえすれば現行ルールでは一発逆転の目は十分出てきます。
ジャイアンツが残り1試合を勝った場合、ベイスターズが残り2戦全勝したとしても逆転はできず、自力でCS出場が決まります。
ジャイアンツが負けた場合でも、ベイスターズは2戦全勝(か1勝1分)が必要な状況です。
ベイスターズは最多勝を争う大瀬良投手相手の難しい試合を制してCS進出へ望みをつないでいます。
両チーム明日は試合がなく、10/9はジャイアンツがタイガースとのシーズン最終戦、ベイスターズはスワローズと戦います。
現状のCS進出可能性はジャイアンツが70 %、ベイスターズが30%としておきたいと思います。
ベイスターズが今日勝ったことで昨日の時点より確率は10%高くなりましたが、まだまだジャイアンツが有利です。
ただ10/9にジャイアンツが負けてベイスターズが勝つことになればこの数字はひっくり返るでしょう。
ジャイアンツがCS初戦で起用できなくなることを覚悟で中4日で菅野投手を注ぎ込むのか、それともメルセデス投手を立てて中継ぎ陣総動員覚悟の形で望むのか。
高橋監督の決断にも注目が集まりますね。
いずれにしても消化試合を減らすというCSの一番の目的は今シーズンは見事なまでに果たされそうです。
まとめ
カープとしてはどの球団が相手になるとしても、今年こそはファイナルステージを勝ち抜いて日本シリーズに出て悲願の日本一を達成したい!
そのためには今湿り気味の打線、そして先発投手がしっかりと結果を残せるように、残りのシーズンで調整をきっちりしてもらいたいところです。
特に丸選手、鈴木誠也選手の調子がどこまで上向くか。
間違いなくカープ一番の強みである得点力に大きな影響を及ぼす二人ですので今後に要注目です。
勝ちパターンの中継ぎ陣は幸い整備されてきていますが、終盤までにリードしていないとそれも意味がありませんからね。
明日からもファンも含めてチーム一丸、チーム史上初の三連覇へ向けて一戦一戦頑張ろう、カープ!
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