4/24のベイスターズ戦は7-2でカープが勝ちました。
中村祐太投手が先週に引き続き快投。9回途中2失点と完投目前も連続フォアボールでの降板とあって悔し涙がちらり。野手陣も鈴木誠也選手もスタメン復帰した試合で相手のミスもあり7得点。久しぶりの快勝で連敗ストップです。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 2 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 8 | 0 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 5 | 2 |
投手情報
勝利投手 中村祐 (2勝0敗0S)
敗戦投手 今永 (0勝1敗0S)
セーブ なし
広島 中村祐、中崎 - 會澤
DeNA 今永、三嶋、平田、エスコバー - 嶺井、戸柱
本塁打 會澤1号(4回表ソロ)
試合感想
試合感想の前に、衣笠祥雄さんが大腸がんのため本日お亡くなりになりました。
カープ史、そしてプロ野球史に残る偉大な名プレーヤーに最大限の敬意をもって、謹んでご冥福をお祈りいたします。
そんな負けられない今日の試合。
投げては先発の中村祐太投手が9回1アウトまで123球5安打6四死球2失点と先週に引き続いての快投を披露。
2回に制球を乱し2つのデッドボールとフォアボールで1アウト満塁のピンチを招きますが、打順の巡りがよく今永投手を三振、倉本選手をファーストフライに打ち取ってピンチを脱すると勢いに乗りました。
5回まで許したランナーはこの3人のみ。
ノーヒットピッチングで快調に飛ばしていきます。
7点リードの6回には1番から3連打を浴びてノーアウト満塁のピンチを迎えますが、大量失点だけは避けたい場面でロペス選手を外角低めのスライダーを引っかけさせ注文通りのサードゴロダブルプレー。
1点を失いますが傷口を最小限に留めて試合の流れは渡しません。
8回も1アウト1, 2塁でクリーンアップを迎えますが筒香選手をファーストゴロ、ロペス選手をショートゴロに打ち取りピンチを脱します。
今日はバックも好守が見られ、中村祐太投手をよく盛り立てました。
球数も少なく完投を目指して9回のマウンドへ。
1アウトからヒットを許すと連続フォアボールを与えて満塁の場面を作ってしまったところで中崎投手に交代。
ベンチに戻ると悔しそうに目を潤ませていたのが印象的でしたね。
6四死球という記録だけ見るとパッとしないですが、うち5四死球は2回と最終回に与えたもの。
3回から8回までは本当に制球良く、ベイスターズも早打ちするしかないという素晴らしい内容でした。
何よりジョンソン投手を除いて先発陣の低調さが目立つ中、これで2試合続けて7回以上を投げてくれています。
今日はチームで9回のマウンドへ一番乗り。
完投は次回への宿題となりましたが、それでも全く満足せず涙を浮かべるほどの悔しさを抱えられるのは素晴らしきかな。
まさにチームの救世主として光り輝く今日の好投でした。
中村祐太投手の自責点を増やすわけにはいかないとばかりに中崎投手も踏ん張りました。
1アウト満塁からファーストゴロの間に1点は与えるものの、後続をきっちり断ち切ってベイスターズに不完全燃焼感を残すことに成功したのではないでしょうか。
明日の試合に向けて、勢いをつけるのとでは大違い。
きっちりクローザーとしての仕事を全うしてくれました。
打つ方では鈴木誠也選手が5番ライトで先発出場。
チーム状態が悪く起爆剤として期待された側面がないとは言えないのでしょうが、ダメであればきっちりトレーナー陣がNGを出すはず、スタメン起用されたということは体調面では大丈夫ということだと理解できるほど、カープのトレーナー陣の判断は信用ができます。
ただカープの、そして球界の宝ですからいきなり連日スタメンではなく、最初はスタメン出場翌日は休ませるなど、足の状態を慎重に慎重に確認しながら起用していってもらいたいですね。
そんな中でプレーボールを迎えた初回、1アウトから菊池選手がライトへのツーベースで出塁してチャンスを作ると、続く丸選手が2-2と追い込まれながらも外角のストレートに食らいついてセンターオーバーのタイムリーツーベースで幸先よく先制点。
今永投手に対して19打席ノーヒットだった昨年の対戦成績を早くも覆してくれました。
なおも続くチャンスで今度はバティスタ選手。
3-1から真ん中高めに浮いてきたカーブを逃さずセンターへはじき返すタイムリーで追加点。
復帰の今永投手の立ち上がりを逃さず、中村祐太投手の立ち上がり前に2点をプレゼントします。
さらに4回には會澤選手が2アウトから外角低めのストレートを逆らわず逆方向へ。
ライトスタンド最前列に飛び込む貴重なソロホームランでリードを3点に。
続く5回は田中選手がヒット、菊池選手の送りバントを今永投手が処理しようとしますが手につかずにノーアウト1, 2塁とチャンスを作ると、丸選手のファーストゴロの間に進塁。
調子を落とし気味でもこういう凡打で走者を進めるバッティングができると大きいです。
バティスタ選手敬遠で1アウト満塁となり鈴木誠也選手。
2ボールから高めのストレートを打ちに行きますがややミスショット気味で高く上がったレフトフライ。
浅いフライでしたがサードランナーは田中選手ということでクロスプレーにもならずに生還。
犠牲フライで1点を追加して4-0。
松山選手のセカンドへの内野安打で2アウトから再び満塁とすると、安部選手が1-2と追い込まれながらも外角のスライダーに食らいついてバットに乗せると、打球は前進守備のセンター神里選手の後方へ。
フェンス際、追いついたように見えましたがグラブに当てながらも落球。
ナゴヤドームでの守り、レフトで見たような光景が横浜スタジアムのセンターで再現され、3点を追加して7-0。
このプレーで完全に今日の試合の流れは決定づけられたような感じでしたね。
6回以降ヒットは出ませんでしたが、相手のミスも絡んで8安打で効率よく7得点。
重苦しい3連敗の流れを気持ちよく吹き飛ばしてくれました。
衣笠さんもカープの選手が奮い立ってプレーしたのを見守ってくれたでしょうか。
明日もこの勢いを持続させ、上昇気流を捕まえたいところです。
カープ4/25の試合予定
明日の試合カープの予告先発は岡田投手、ベイスターズは京山投手です。
岡田投手は今シーズン3度の先発で2勝0敗防御率は3.94。
先週のスワローズ戦では4回4失点と乱れましたが打線の援護で敗戦投手は免れました。
2戦好投を続けた後、先週は乱れてしまいましたが、今週は立て直すことができるか。
昨シーズンのベイスターズ戦は5試合に投げて2勝1敗も防御率は6.75。
狭い横浜スタジアムでは4試合の登板で計19イニングで4本のホームランを打たれており、やはり一発を抑えられるかがポイントになってきそうです。
宮崎選手に8-6、筒香選手に10-4、ロペス選手に11-4と中軸に打たれたことも防御率の悪さにつながりました。
今日の中村祐太投手のようにピンチでクリーンアップを迎えても勝負していけるかどうか。
毎度毎度内角に飛び込む必要はありませんが、外角でもストライクを投げないと勝負になりませんからね。
今シーズン、成長した岡田投手の姿を見せてもらいたいものです。
中5日となりますが、先週に続いて仲の良い中村祐太投手に刺激を受けての明日のピッチング。
今度こそは意地を見せてくれると期待させてもらいます!
一方打線の相手は京山投手。
日曜日にウィーランド投手が復帰した影響で登板日をずらし、好調な高卒2年目右腕をカープとの2戦目にぶつけてきました。
ここまで3戦3勝で防御率は1.10。
先週のドラゴンズ戦では6回途中1失点で勝利投手となっています。
カープとは早くも2度目の対戦。
前回は6回途中無失点と抑え込まれてしまいましたが、イニングが進むにつれてカープ野手陣も少しずつ良いあたりを飛ばすようになってきてはいました。
早めの継投でとらえられませんでしたが、今回は2度目の対戦。
高卒2年目の投手に続けてやられるわけにはいきません。
打撃陣の意地に期待ですね。
高卒2年目で体が出来上がり切っていないこともあってか、ここまで一度も100球は投げていないこともつけ込む要素か。
京山投手の絶好調が明日も続いていて打てなかったとしても粘り強い攻撃を続けていけば中盤から終盤にかけてチャンスはやってくるはずです。
今日のような理想的な展開とはいかなくても、地に足をつけた戦いを明日もしっかり続けてもらいましょう!
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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