僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

1勝が遠い…でも積み上げた! 組み替えた打線が機能、その分来週から悩ましい… 6/16のカープ 楽天戦

6/16のイーグルス戦は4-2でカープが勝ちました。ジョンソン投手が雨に苦しみ立ち上がり不安定でしたが、立て直して6回2失点。打線もどうにか1点ずつ積み上げて勝てるだけの得点を粘り強く積み上げることができました。どんな内容でも勝ちは勝ち。大型連敗を回避していればいずれまた良い時が来ます!ナイスゲームでした!

   

試合結果

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 1 0 0 0 1 1 0 1 4 10 0
楽天 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 5 0

 

勝利投手 ジョンソン (6勝4敗0S)

敗戦投手 岸(2勝1敗0S)

セーブ フランスア (4勝2敗2S)

本塁打 なし

広島 ジョンソン、中村恭、レグナルト、フランスア - 石原、會澤

楽天 岸、ハーマン、青山、高梨、森原 - 太田

 

 

 

 

試合感想

今のカープが勝つにはこれしかない、そんな展開で白星をもぎ取りました。

チャンスを逃した場面も多いですし8回のピンチは運も味方につけて何とかしのいだり勝った気はあまりしない試合でしたが、今の状態で勝てたんですからナイスゲーム!

最後のダメ押し点を取れたところに少しだけ打線の状態に希望を感じてもいいんでしょうか。

投手陣が最少失点で粘って、打線が何とか泥臭く1点を積み上げていきました。

 

首脳陣も打線にテコ入れ、バティスタ選手を7番に下げて3番には西川選手を起用。

DHの曾澤選手を5番に入れるなど、大きく動きました。

その3人がしっかり機能。

曾澤選手がチャンスを作ってバティスタ選手が返すパターンが2度、西川選手も勝ち越しタイムリー、最後は曾澤選手のタイムリーで全打点がこの3選手ですからこの起用がばっちりハマりましたね。

しかも2軍で好調だった高橋大樹選手も昇格させ、即代打で起用して勝ち越し点につながるフォアボールを選んでくれましたし、重苦しい中動いたのが吉と出ました。

ナイス采配、ナイス起用でしたね。

 

立ち上がりはまたか…そんな重い展開となりました。

先発のジョンソン投手は強めの雨とゆるいマウンドに集中しきれなかったか、制球に四苦八苦。

初回は茂木選手にいきなりツーベースを浴びるとブラッシュ選手に高めに浮いたカットボールを力でセンター前に運ばれて先制点を献上。

しかし何とか続く1アウト1, 3塁のピンチは連続三振でしのいで、最少失点。

 

バティスタ選手のタイムリーで同点に追いついた直後には連続フォアボールをきっかけに島内選手のタイムリーで即座に勝ち越し点を献上。

ウィーラー選手に許した盗塁はジョンソン投手だけでなく石原選手が全く準備できていなかったように見えましたね…前もしっかりケアできれば走られない場面で盗塁を許してピンチを招いていましたから学習は出来ていなさそうです…。

2度目をやられて明確な課題として認識したでしょうから、もう少し改善してくれることを望みます…。

 

それはさておいて今日もカープは追いついてもそのまま追い越せず、またすぐにビハインドの展開で主導権を握れない。

ジョンソン投手の球数も2回までで59球とテンポは最悪…見ているカープファンの大半が嫌なムードを感じていたと思います。

 

ただ打線は相変わらずでしたが、ジョンソン投手が3回から別人のようにテンポよく三者凡退を積み上げてくれたことで試合後半での逆転劇につながりました。

勝ち越した直後には先頭フォアボールで少し怪しい雰囲気になりかけましたが、直後にダブルプレーを取って6回を投げ切ってくれて、雨の中でチームに勝つ可能性を作ってくれる本当に良い仕事をしてくれました!

 

7回の中村恭平投手の起用はちょっと意外…。

レグナルト、一岡、フランスア投手の形が基本形だと思っていましたが、既に首脳陣の中では序列が変わっているということか、右より左の方がイーグルス打線を抑えられる可能性が高いと判断したか。

ちょっと分かりませんが、中村恭平投手が先頭フォアボールと最悪な形で出塁を許しましたが、球威で押し切り何とか無失点。  

 

 

 

 

8回のレグナルト投手はなぜか前進守備を敷いていた外野シフトのせいで島内選手のレフトフライがレフトオーバーのツーベースへと変わり大ピンチ。

浅村選手も詰まらせた当たりがセンターとセカンドの間にポトリと落ちる不運なヒット、しかも遅れてスタートを切ってサードを狙った島内選手を一度は野間選手が刺したかと思いきやリプレー検証でひっくり返りムード的にも最悪のノーアウト1, 3塁…正直、同点までは覚悟しました…。

 

それでもブラッシュ選手を三振、銀次選手が初球セーフティスクイズ。

これがファースト側に高く浮いたことで島内選手の判断が遅れバウンドしたところでスタートを切ろうとしましたがぬかるんだグラウンドでバランスを崩して三本間で挟む形で2アウト。

最後は今江選手をぼてぼてのピッチャーゴロでリードを辛くも守りました。

それにしてもなぜ外野は前に出ていたのか…ポテンヒットより長打が嫌な場面だったように思いますが、カーブをあそこまで飛ばされるはずはないと考えていたか。

明確な根拠があって裏目に出ただけなら仕方ないですが、打った瞬間はただのレフトフライだと思いましたからびっくりはしました。

 

最後は2点リードに広がったこともありフランスア投手が下位打線を三者凡退、しっかりと締めてくれたのは一安心。

 

一方の打線の方ですが今日は何とか1点ずつ積み上げて勝てるだけの点を取れた。

決して状態は上がってきてはないですが。そんな中でも2度追いついて、勝ち越したんですから頑張ったと思います。

 

先制された直後の2回には曾澤選手、安部選手の連打でチャンスを作って、バティスタ選手が1-2と追い込まれながらもカーブに食らいついてレフトへの同点タイムリーツーベース。

その前のチェンジアップ、あれストライクで見逃し三振だったと思いますが、球審の判定にも助けられました。

ただ今日の球審は判定がバラバラ、ストライクゾーンが全く分からず岸投手だけでなくジョンソン投手も苦労しました。

そういう意味ではおあいこですが、結果的により判定で影響を受けたのは岸投手の方だったでしょうね。

カープからすればこれもラッキー、運が味方についた一つの場面だったと思います。

 

ただなおも続く1アウト2, 3塁で勝ち越せないのが今のカープ。

開幕してシーズンの半分が過ぎようという現段階でも未だに2割すら打てていない田中選手、そして石原選手の下位打線でしたから打たせるだけじゃなく何か仕掛けるべき場面だった気はしますが結果的には無策で勝ち越せず。

直後に再び勝ち越され嫌なムードを作ってしまった要因の一つだったと思います。

ただ8回に田中選手がセーフティスクイズで転がせなかったのを見ると、ベンチが動いても失敗していた可能性も十分…。

ここまでくると打撃技術の問題ではなく田中選手がボールを見えていないんでしょうか…。

 

1点が重い状態で迎えた6回には曾澤選手のツーベースでチャンスを作って、2アウトからバティスタ選手がチェンジアップをタイミングが少しずれながらも拾い上げてレフトオーバーの2度目の同点タイムリーツーベース。

そして7回には昇格即起用となった代打の高橋大選手が打ちたいであろうところを我慢してのフォアボールで出塁。

長野選手が遅れず、ボール球を三振という最悪の形で流れを切りかけましたが菊池選手が何とか進塁打。

2アウト2塁から西川選手が追い込まれながらもボールに落ちるチェンジアップにバットを残して三遊間を破る勝ち越しタイムリー。

欲しくてほしくて仕方なかった勝ち越し点を状態は良くないながらも何とか食らいついていった西川選手のバットで取れました。 

 

 

 

続く8回にも1アウト2, 3塁でダメ押し点を取れるチャンスがあったんですが、田中選手がセーフティスクイズを転がせず、追い込まれてからは浅いセンターフライ、守備から出場の野間選手も三振で結果無得点。

田中選手がもう書きたいことは書いたので置いておいて、野間選手はこれまでだったら振っていた可能性が高いフォークを見逃せたのは少しだけ復調気配かもしれません。

ただ結局フルカウントから言葉は悪いですがコースも高さも明らかに外れているクソボールのストレートに空振り三振。

 

相手を助けるんですから、残念ながら1番バッターを任せられる状態では到底ありません。

あんなボール振ってたら出塁率が大事な打順でフォアボールなんて選べるわけがありません。

今日は良いところなしでしたが来週からももう少々長野選手1番センターで様子見でしょうね、場合によってはセンター西川選手まであるかもしれません。

 

最終回に菊池選手の今日2本目のツーベースから曾澤選手のタイムリーでダメ押し点が取れたのは試合の流れ的にも非常に救いでしたね。

あそこから最後のフランスア投手の三者凡退斬り。

終わりよければなんとやらじゃないですが、最終回は非常によく、そこまでの重たさを少し忘れさせてくれるような、快勝したんじゃないかと錯覚させてくれるような爽快さはありました。

 

しかし今日の打線が一応機能したことで火曜日どういう選択をするかが楽しみにはなりましたね。

今日の形を基本形にするにしてもバティスタ選手を6番には上げるでしょう。

その選択肢でいくのか、今までの3番バティスタ、5番西川のクリーンアップに戻すのか。

人情的にはせっかく機能したんですから曾澤選手をスタメン起用できる間は今日の形でいきそうな気もしますけど…とにかくこの試合をきっかけにしてまた打線が少しずつ元気になってくれるといいですね!

マツダスタジアムでどんどんチーム状態を上向かせていきましょう!

 

球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!

 

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