6/13のファイターズ戦は2-2引き分けました。今日も打線は1点が重たい状態。それでも先発の山口投手をはじめ投手陣の頑張りで1-1で延長へ。鈴木誠也選手の執念の押し出し四球で勝ち越しますがフランスア投手で逃げ切れず。最後は中崎投手がヒヤヒヤながらも抑えて2-2で引分け。3連戦3連敗は逃れましたが、やっぱり勝ちたかった。
試合結果
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | ||
| 広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 |
| 日本ハム | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 7 | 1 |
勝利投手 なし
敗戦投手 なし
セーブ なし
本塁打 なし
広島 山口、中村恭、一岡、レグナルト、フランスア、中崎 - 會澤
日本ハム 加藤、浦野、宮西、井口、石川直、公文、玉井、吉田侑 - 清水、石川亮
試合感想
うーん、フランスア投手には抑えてほしかった…打線が打てないなりに鈴木誠也選手が凄い集中力でやっと奪い取った虎の子の1点。
追い込んでからボールが高めに浮いた。
そして高めに浮くと今のフランスア投手の球威では抑え込めないということですね。
昨日の試合を落としているだけに今日は2点しか取れなかったのに良く引き分けたという見方もできなくはないですが、やっぱり勝てなくて残念、痛いという試合でしょう。
ただクローザーに配置転換されたからということはないと思います。
今年のフランスア投手は開幕直後の不安定な時期を脱した今もこんな感じ、打たれるときは打たれています。
ただホームランはほとんど打たれる気がしませんからその点はクローザー向きだと思いますよ、今日は逃げ切れませんでしたが。
クローザーの難しさを痛感する試合となってしまいましたが、これがフランスア投手の糧になるなら…うーん、でも勝ちたかった…。
先発の山口投手が本当に良く投げてくれました。
先発3試合目にして初めて競った展開で5回2安打1失点と好投。
唯一の失点につながってしまった2回先頭へのものも含めて計3四球は出しましたが逃げたわけではなく、よく腕を振って勝負にいっていました。
今はまだ技術面で不足しているだけで、昨日やられたお返しとばかりに小気味よいピッチングでしたね。
5回のピンチの芽を摘んだ菊池選手の好守も含め、野手陣も守備ではよく盛り立ててくれました。
先週打ち込まれてどうなるか分からなかった先発ローテーションですが、これだけ投げてくれれば現状では外す理由がありません。
5回での降板は試合前からの既定路線でしょう。
先発ローテーション崩壊の危機でしたから山口投手の好投は本当にホッとしました。
次は打線に援護してもらって6回以降も投げてもらいたいですね！
中継ぎも本当に良く投げてつないでいきましたよね。
中村恭平投手が今日も危なげなく相手クリーンアップを三者凡退。
チームにとって本当に大きな台頭、今シーズンの飛躍です。
赤ゴジラ嶋選手に代表されるように遅咲きで開花してくれる選手がたまに出るのはカープの魅力とはいえ、昨年まで大卒ドラフト2位で入団して8年間でわずか40試合の登板、直近5年では2年1軍登板すらできていませんでした。
1軍で登板できた年も防御率は10.80、5.40。7.53と散々。
いや、改めて数字だけ眺めていたら本当に良くぞ戦力外としなかったとしか言いようがないですね…理由は確かではありませんが、2軍首脳陣の眼力もあったのでしょう。
そして一岡投手も下位打線とは言え危なげなく三者凡退。
レグナルト投手は得点圏にランナーを背負う苦しいピッチングでしたがピンチで投げ間違えません。
打線が勝ち越せずに延長濃厚とみるやイニング跨ぎまでこなしてくれて、今日はあと一歩のところで勝ちをつけてあげられませんでしたが、中継ぎで白星を稼ぐ理由がよく分かります。
対照的にフランスア投手は追い込んでからボールが高めに浮いた。
せっかく打てない打線が1点を勝ち越したのに、今のフランスア投手のボールは球威があっても制球ができないと打たれる。
それにしてもフランスア投手のイニング跨ぎは驚きました…相当緒方監督も追い込まれています。
確かに追いつかれたクローザーをそのまま次のイニングもという起用は珍しくないんですが、フランスア投手は追いつかれた後のピンチを何とかしのいで球数も24球。
中継ぎ陣は中崎投手、菊池投手、島内投手、遠藤投手に薮田投手と頭数は十二分に揃っていました。
長いシーズンを考えれば交代は十二分に考えられたところでしたが、緒方監督の執念というか、昨日の試合を落とした後の今日の試合にかける一戦必勝の意気込みが感じられました。
概ねイニング跨ぎには批判的な立場ですが、今日に関しては批判しません。
それくらい今日の試合は勝たないといけない試合だったというのに完全に同意。
中崎投手が最後何とか締めてくれて負けなかったのはせめてもの救いになりましたが、勝てなかった悔しさをかみしめるしかありません。
そう、野手陣が今日も打てませんでした。
でも今日は昨日のように観ていてとにかくイライラするという感じではありませんでした。
逆に打席の中で打てないなりに工夫する姿勢が見えただけに、カープ打線はまだ大丈夫、死んでいないと感じました。
確かに延長に入るまでの9イニング中5イニングで三者凡退。
昨日と同じような結果で淡々とアウトを重ねてしまってはいたんですが打席では何とかカウントを整えようとバントの構えを見せたり初球を我慢したり、そんなどうにかしようと考え、もがいている姿が見えました。
田中選手も全然良い当たりではなかったですがマルチヒットを記録。
塁に出れば2盗塁と連打が出なくても得点を取れるかもしれない、そんな場面を作ってくれました。
それとDHで1番に起用された長野選手も初回の先制点につながったスリーベースを含めて連日のマルチヒットを記録。
凡退した打席も内容は良い感じでしたし、チームで数少ない貴重な好調の選手と言うことで週末の楽天3連戦も1番長野選手で決まりですね。
そして打てなくても本当によくぞ見極めてくれた誠也！
相手の満塁策がハマりかけた最後に、やっぱりそれが裏目だったとダメージを与える値千金の勝ち越し押し出しフォアボール。
ノーアウト満塁で2番という絶好の打順の巡り。
それなのに無得点だと…考えたくもない展開になっていた可能性も十分あっただけに、最後の砦がしっかり仕事をしてくれる頼もしさ…うーん、すごかった！
内角低めの厳しいシュートに詰まったサードゴロがギリギリでファールになってくれるツキもありました。
あれで追い込まれた時はダメかと思いました…でも相手も自分もしびれている場面で誘い球にのらずにグッと我慢。
調子が良くなくてもこれができる鈴木誠也は本物の4番です！
ただ西川選手が勝ち越した後にあっさり凡退して10回のノーアウト満塁で1点止まり。
結局畳みかけられなかったのが裏の同点劇を生んだわけですが…。
延長12回までいって5打席回ったにもかかわらず3番から7番までノーヒット。
5 - 7番に至ってはフォアボールすら1つもなく5タコという絶望ぶり。
うーん…苦しい、あがけ。
そして1日でも1試合でも早く状態を上向かせてください。
野間選手の今日の打席を見る限りは明日はセンター長野選手でDHで誰を起用するのか。
打順も、5番を入れ替えられるなら入れ替えたいですが…候補がいないですから消去法で奮起に期待しての現状維持でしょうか…何かテコ入れ策があるといいんですけどね…勝負強い小窪選手6番とかはありだと思います。
そんなこんなでうだうだ振り返っても試合は容赦なく続きますし明日はやってきます。
終わったことは帰ってこない、でも明日の打席の内容は自分次第で変えられる。
気持ちの切り替え、少しでも結果を残せる可能性を高くして次の試合に臨むのはプロで毎試合出る選手の条件ですよ。
そんなところにも3連覇の経験値が生きてくるはず。
とにかく一つでも星を返しましょう、マツダスタジアムでの6連戦も残っていますし交流戦5割はまだまだ諦めませんよ！
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ！
このブログの応援もよろしくお願いします♩⇩
