僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

中崎は本当に打たれるまで待つので良いのか…5回の逆転劇がスワローズ13連敗を象徴 月間18勝は球団記録! 5/29のカープ ヤクルト戦

5/29のスワローズ戦は5-3でカープが勝ちました。大瀬良投手は初回、村上選手の一発で先制直後に逆転されましたが2回以降しっかりと修正。打線も鈴木誠也選手の一発に雨天中断明けに鈴木誠也選手、西川選手の連続タイムリーで逆転。最後は中崎投手がフラフラでしたが連勝を決め、明日の山口投手の先発デビュー戦を楽な状況で迎えられます!

   

試合結果

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 2 0 0 0 3 0 0 0 0 5 8 0
ヤクルト 3 0 0 0 0 0 0 0 0 3 7 0

 

勝利投手 大瀬良(5勝2敗0S)

敗戦投手 高橋(0勝2敗0S)

セーブ 中崎(2勝2敗8S)

本塁打 鈴木15号(1回表2ラン)、村上14号(1回裏3ラン)

広島 大瀬良、フランスア、中崎 - 會澤

ヤクルト  高橋、五十嵐、近藤、久保、風張 - 中村

 

 

 

試合感想

5回の中断明けの逆転劇が今のカープとスワローズのチーム状態の差か。

分かります、チーム状態が悪いと良いコースに投げて打ち取った当たりも何かわからない力が働いてヒットになってしまうんです。

そしてほんのちょっとした隙を相手につかれてさらに勢いを与えてしまう。

 

カープからすればあの頃の揺り戻しというか、長いシーズンを通じての帳尻合わせが今きてくれている感じですが、やられる側のメンタルはかなりのダメージ。

カープとしてはそういう流れの相手をしっかりと敵地でも叩いて貯金を増やせるときに増やせているのは大きいです。

 

大瀬良投手は立ち上がりこそ先制直後に逆転を許してどうなることかと思いましたが、そこでずるずるいかずにしっかり修正できるのがさすが。

これでスワローズ戦無敗での11連勝となり、山内さんがジャイアンツ相手に作った球団記録に並びましたね!

今の打線の状態なら崩れずに粘っていれば逆転してくれる、それを体現するような試合にしてくれました。 

 

初回はいきなり宮本選手に内角スライダーをライト前へ、青木選手には粘られて最後は根負けしてやや甘く入った外角のカットボールを左中間へ打たれていきなりのピンチ。

山田選手こそ三振に取りますが、村上選手に内角低め、しっかりと制球できてたストレートをライトスタンドにものすごい当たりで持っていかれました。

昨日の野村投手からの一発といい、末恐ろしい大器です…。

3点は取られましたが、大瀬良投手が悪かったというよりはスワローズ打線が上回ったという感じのスワローズの逆転劇でした。

 

2回も先頭打者を出してピンチを迎えましたがここを切り抜けるとあとはスイスイ。

5回の雨天中断前後でランナーに出ていたのも関係なく、3回から7回までわずか被安打1。

初回だけで32を数えた球数も、7回までで104球。

球数だけとそこまでの流れを見れば通常なら8回もいってもらってフランスア投手にお休みを…という流れでしたが今日は5回に雨天中断もあったことも影響して交代。

昨日中継ぎを注ぎ込んでいた中でしっかりと試合を作ってイニングを投げてくれる、今日も素晴らしいナイスピッチング!

 

8回はフランスア投手。

2安打を許して村上選手を迎えた場面は圧巻でしたね。

ギアを入れ替えてストレートを投げるたびに球速は増していき、最後は完全に振り遅れさせる空振り三振。

今の村上選手を完全に力で黙らせるさすがの内容でした。

 

そして最終回の中崎投手は…。

当たりの出ていない坂口選手にストライクを投げられず、代打のバレンティン選手には完全に逃げてのフォアボール。

打たれる姿を想像できてしまった…そんな感じで変化球がボールへボールへと…。

さすがにここまで2カ月状態が上がってこない中でどこまで投げさせるのかと。

 

ただ経験を積んでいるピッチャーですから悪いなりに何とか踏ん張れてしまう。

そして今の状態とはいえ中崎投手を超える代わりの中継ぎ投手も簡単には見つからない。

勝ちパターンから外さないのであれば配置転換は不要だと思います。

どこで投げようと勝ちパターンで起用される限りは失点が勝敗に直接結びつく可能性が高いという場面でしょうから結局は同じことだと思いますので。

 

そう、怪我をしていないという大前提の上でですが今は打たれるまでは腹を据えて信じて起用する。

そういう首脳陣の判断も冷静になって考えればありだと思いました。

それに今のチーム状態が良い時に変に動いて中継ぎ陣のリズムを崩してしまったら元も子もないですからね。

チーム状態が良いだけに動かすとしても、やっぱり動かすだけのきっかけが必要なんだと思います。

 

 

 

打線の方は今日も元気。

初回、2アウトからバティスタ選手がフォアボールを選んで鈴木誠也選手の打席。

初球、ストレートが高めに来たのを逃さず一振りで仕留める先制2ラン。

素晴らしい形で主導権を握りました。

 

ただ今日は高橋投手もストレートが走っており、制球も良かったと思います。

逆転を許してからはチャンスでも粘られ、中々同点に追いつけず…。

それでも打線が3巡目に入る5回、勝ち投手の権利がかかる高橋投手から先頭の大瀬良投手がヒットで出塁したことで相手の動揺を誘いました。

 

野間選手がフォアボールでつないで菊池選手の内野ゴロで1アウト1, 3塁のチャンス。

さぁバティスタ選手という場面でゲリラ豪雨が襲ってきて雨天中断。

 

そしてしばらくの中断を経て、再開後バティスタ選手は三振。

右打者内角にビシバシ決まって嫌な感じでしたが、我らが4番は今日も素晴らしかった。

 

内角低めの素晴らしいコースのストレートにバットを折られながらもレフトへの同点タイムリーツーベース。

勢いで西川選手も内角ストレートにどん詰まりの小フライもこれがピッチャーの頭を超えてショート前へのラッキーな勝ち越しタイムリー。

懸命にファーストが伸びて捕って判定に気を取られている間に鈴木誠也選手がホームを陥れて2点タイムリーに。

 

そう、今シーズンカープファンなら身に染みてわかっている。

これが恐ろしい負のスパイラル…。

何か知りませんが本当にあるんです。

ちょっとしたツキが全部相手の良い方向に転がる…自分た日のミスが加わって1点がどんどん重くなる…。

 

今日も1点差なら違った展開になっていたかもしれませんが、この5点目が入るところがスワローズの今のチーム状態を象徴していました。

もちろん2アウトで打った瞬間にスタートを切れるとはいえ、鈴木誠也選手のスキを見逃さない走塁はお見事でしたね!

 

何はともあれカープとしてはしっかりと白星を積み上げ、連勝でカード勝ち越しも決めて明日の山口投手の先発デビュー戦を迎えられます!

相手はローテーションを組み替えて、連敗脱出を期して中5日で小川投手をぶつけてきます。

 

山口投手にはとにかく腕を振って、打たれても良いので自身のあるストレートを軸に強力打線と勝負してもらいたい。

フォアボールでは自分のボールが通用するのかどうか、課題も見えてきませんからね。

打線の状態は良いのは分かっているでしょうから、先輩たちを信じて、思い切り投げてください!

それがプロ初勝利、そしてチーム新記録の月間19勝につながれば最高です。

楽しみに見守りましょう!

 

球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!

 

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