4/2のドラゴンズ戦は4-7でカープが敗れました。野間、菊池、長野選手のホームランで3度もリードを奪いながらそのたびに追いつかれ、8回はまた自滅の形で勝ち越しを許して逆転負け。投手陣だけでなく、守りの部分も含めて失点を防ぐための形を再度整備しないといけない。そんな課題を再度つきつけられての3連敗です。
試合結果
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 広島 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 7 | 2 |
| 中日 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | X | 7 | 8 | 1 |
勝利投手 祖父江（1勝0敗0S）
敗戦投手 フランスア （0勝1敗0S）
セーブ 鈴木博（0勝0敗1S）
本塁打 野間1号(1回表ソロ)、菊池涼1号(3回表2ラン)、長野1号(7回表ソロ)
広島 ジョンソン、一岡、島内、フランスア、中田 - 石原
中日 大野雄、ロドリゲス、祖父江、鈴木博 - 加藤、大野奨
試合感想
3度もリードを奪いながら守れずに逆転負け。
特に8回の攻防が今のチーム状態を物語っています。
田中選手のツーベースでノーアウト2塁のチャンスを作りながらも上位打線で無得点、そしてその裏にヒット、デッドボール、フィルダースチョイスでノーアウト満塁のピンチを自ら招いてからの3失点。
フランスア投手は明らかに昨年夏までの球威が今年はありません。
ストレートにあそこまで当てられてしまっています。
でもこれは責められない、昨年夏に使いすぎたツケだと思います（ちょっと球威に響いてくるのが早い気もしますから、ただ単に春先の状態が悪いだけなのかもしれませんが）。
今年も開幕直後からイニング跨ぎ…この起用はさすがに焦りすぎです。
1点リードの7回に島内投手が出てきたときは驚きました（正直レグナルト投手だと疑いもしませんでした）。
できればあのピンチも使ったからには島内投手に任せてほしかったですが、あれだけ緊張して制球が定まらなかったのを見るとかえたくなる気持ちは分かります。
ただ代えるならイニング跨ぎ前提のフランスア投手ではなく同じく左腕のレグナルト投手で良かったのでは。
こんな起用を春先からしているようでは1シーズン持ちません。
まぁしかしまだ開幕4戦。
重苦しい雰囲気なのは間違いないですが、フランスア投手の状態も含め去年は去年、今年は今年で新たに中継ぎ陣のパターンを探り探り作っていくしかありませんね。
とりあえず首脳陣の期待は痛いほど伝わってきましたが、島内投手の勝ちパターンはまだ厳しそう。
初登板で形はどうあれオープン戦含めて初失点したあとだっただけに、もう少し楽な場面で使って自信を取り戻してもらってからの方がよかった気がします（チームの外からは見えない事情があったり、強心臓だと首脳陣が評価していたかもしれないので、結果論かもしれませんけどね）。
しばらくは一岡 - フランスア - 中崎各投手を軸に、今日のような展開ではレグナルト投手の6回あるいは7回の起用になるでしょうか。
6回の一岡投手の起用については異議なし、相手の中軸にぶつけて、7回少し楽な下位打線を別の投手にと相手の打順を見て柔軟に起用を入れ替えるのはありでしょう。
2年連続で負け越しているナゴヤドームでのドラゴンズ戦でその初戦を任された先発はジョンソン投手でしたが5回3失点と不本意な内容。
オープン戦でも試していたジョンソン - 会澤コンビではなく慣れ親しんだ石原選手とのバッテリーで自身の今シーズン初登板でしたが、何とも言えない結果に終わりました。
援護もしっかりしてもらった中で5回には自らのバント処理のミスでピンチを広げて失点していますし、今日は言い訳できないでしょう。
ここも次回に期待とするしかないか。
序盤は良い守備もありましたが、先日に引き続いて5回のみならず8回の守りもまたらしくないというか、それは負けるという守備でしたよね。
特に石原選手、野間選手からのバックホームを捕球できていれば1点差で最終回に行けたところを落球で余計な得点をプレゼント。
さらにがっかりしているところを突かれて進塁を許してピンチも拡大。
気持ちは分かりますが、どうもそういう流れにハマってしまっている気がします。
課題満載ですね。
打線の方は3番に好調の野間選手を変わらずに起用、相手の大野投手が左腕ということもあって5番以降バティスタ選手、長野選手、小窪選手、石原選手と右打者を並べました。
その野間選手のホームランで先制。
そして逆転された直後には2アウトから中選手が塁に出て菊池選手に待望の今シーズン初ヒットが逆転ホームラン。
同点の7回には長野選手に移籍後初アーチと点の取り方はベンチも盛り上がる要素満点だっただけに痛恨の逆転負け。
フォアボールや相手のミスを得点につなげるいやらしい攻撃は今日はできませんでしたが、それなりにボールの走ってた大野投手から得点を重ねたのはほめるべきでしょう。
早くもシーズン最初の踏ん張りどころに差し掛かっている感じのあるカープ。
このままずるずる出遅れるようだと4連覇はかなり厳しくなってきます。
2回の前進守備や1点リードの7回での島内投手の起用、それに早くもフランスア投手の回跨ぎ。
いや、2回の前進守備は内野ゴロを打たせられる可能性の高いジョンソン投手でしたし采配として批判するつもりはないんですが、裏目に出てしまったのも流れの悪さか。
首脳陣の采配にも何というかそういう流れもあってか落ち着きがなく焦りの色が見て取れる部分もありチーム全体に伝播してしまっている感じもあります。
ここを乗り越えるきっかけを与えてくれるのは誰か、カープの底力を疑うことなく信じて、明日の試合を楽しみにしたいと思います。
大丈夫、ネガティブになんてなる必要はありません！
苦しいのは間違いありませんし流れを変える何かが必要な状態ですが、ここでずるずる引きずるチームではないと信じています。
明日は野村投手と吉見投手ですか。
野村投手も開幕前最後の登板がフラフラだったようですが、最多勝も取ったことがある実績十分の投手ですし4連覇のためには昨年から勝ち星を上積みしてもらわないと困る投手ですから、こういうところでチームが立て直るきっかけを与えてくれるような働きを期待！
意外と明日は今シーズンを占うような一戦になるかもしれませんよ！
個人的にはカープがここからどうやって立て直すのか、わくわくしながら楽しみに観たいと思います！
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ！
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