昨日のオリックスバファローズとのオープン戦は3-5で競り負け新井さんの引退セレモニーは勝利で飾れず。それでも大瀬良投手がしっかり試合を作って最後まで競った試合で手に汗握る展開とはなりました。決勝点につながるエラーを犯した小園選手は良い経験になったはず。オープン戦はこういうためにもあるわけですから、それはそれで有意義な試合でした。
3/16 対オリックスオープン戦 3-5
先発の大瀬良投手は6回2失点。
連続して失点していた立ち上がりを無失点で乗り越え一つ心配を払拭して見せました。
2ランこそ浴びましたが、6回まで96球で抑えて開幕へ向けて調整は上々でしょう。
昨年のフォームから微修正した投球フォームで結果を残したようですが、これが継続してしっくり今年の体になじむかどうかはまだ未知数の部分もありそう。
来週の最後の調整登板で不安なく開幕の菅野投手との投げ合いに挑める結果を残してくれるはず。
4連覇へのけん引役として大いに期待しましょう！
ヘルウェグ投手は3安打1失点。
またもや無失点に抑えたレグナルト投手の好投に加えてローレンス投手もウエスタンで結果を残して少し厳しい立場になってきたか。
九里投手がふがいなく、ローレンス投手の高＋長が続く場合にはローレンス投手を開幕3連戦に持ってきて登板後に抹消してレグナルト投手と入替え、そんな少し変則的な滑り出しを見せる可能性も。
最後のフランスア投手は小園選手のエラーも絡んで決勝点を献上。
この日はストレートも150km/h前後と本調子とはいかなかったようで、打ち込まれたといってよいでしょう。
でも開幕1軍、勝利の方程式での起用は決定的。シーズン前で良かったと思いましょう。
野手陣は7回2アウトから2アウトから2つのフォアボールとエラーで相手にもらったチャンスを石原選手が生かして3点を奪い、同点に追いついたのはお見事。
全体的に少しあたりが出ていませんが、開幕2週間前と思えばこれくらいでちょうど良いのかもしれません。
しっかり照準を合わせて上げていってくれれば…。
野間選手がウエスタンでホームの踏み忘れによる懲罰で2軍落ち。
そのチャンスを生かしたい高橋大選手はこの日はファーストゴロで結果を残せず。
まだまだチャンスはもらえるでしょうから、しっかり首脳陣の印象に残るプレーを見せたいところです。
小園選手は、オープン戦ですしこれを糧にしてくれれば。
どんな名手でもエラーはするわけですから…同点の1アウト満塁からのダブルプレー完成のための送球をミス。
しびれる場面でいかに普段通りのプレーを出せるか、間違いなく良い経験になったでしょう。
サード守備も練習を始めたようで、サード争いの経過次第では今シーズンのどこかでサード起用の可能性もあるかもしれませんね。
新井さん引退セレモニー
試合前後には新井さんの引退セレモニーが執り行われました。
普段のオープン戦よりもセレモニーを少しでも前で見たいファンが行列を作る相変わらずの人気ぶり。
新井さんの始球式で始まり盟友の黒田さんも駆けつけ球場を盛り上げ、最後は新井さんの涙ぐむ場面もあるスピーチ。
大卒ドラフト6位の選手が本当に記録にも記憶にも残る大スターに成長していく様をリアルタイムで追いかけられたのは本当に良い思い出です。
タイガースへのFA移籍、そしてすべてを投げだしての電撃復帰からのカープの優勝劇。
本当に劇的すぎる野球人生だったと思いますが、すべては丈夫な身体を基にしたすさまじい練習量のなせる業だったでしょう。
一番印象に残っているのは山本浩二監督時代の4番で守備でも打撃でも我慢に我慢を重ねた起用の中で、その後の飛躍的な成長につながった1年間。
あの我慢がなければ新井選手がここまでの選手にはならなかったと思いますし、ひいてはカープが優勝するチームにまでなれなかったかもしれません。
過去は現在、そして未来につながっている。
改めて振り返ると、カープは本当に応援しがいのあるチームだなと思います。
とにかく新井さん、本当にお疲れさまでした！！
あとは残した「家族」に任せて、今年はカープを外から、今までとは違った視点から支え続けてください！
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ！
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