僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

菊池メジャー挑戦希望を表明 タナキクコンビの解体不可避か メジャーで通用するか考察してみた 【閑話休題】

菊池選手がチーム日本人最高年棒で契約更改をしましたね。それと同時にポスティング制度を使ってのメジャー挑戦希望も表明。菊池選手がメジャーで通用するのか、過去の日本人内野手のメジャー挑戦結果を振り返りながら考察したいと思います。 

  

 

打撃成績低迷も大幅アップで日本人最高年棒に

今シーズンの菊池選手は139試合の出場で.233 13本 60打点の成績。

守備の貢献度は相変わらずピカイチでしたが、打率は規定打席に到達した過去6年で自己ワースト。

右打ちでのゴロを狙っての打撃といった数字に残らない2番打者としての貢献分を差し引いても不本意な成績に終わったといってよいでしょう。

 

ただ、打てないなりに積極的に振りに行く打撃スタイルからマイナーチェンジしてフォアボールをいつもより多く選ぶなど出塁率は3割をギリギリで超えて.301、昨年の出塁率が.311でしたのでアウトにならない打撃という意味では昨年から少し成績を落としただけにまとめて見せる辺りにもカープの強さが感じられます。

そして守備機会の多いセカンドで自己最小のわずか3失策は驚異的の一言。

どんなに打てなくても出塁率3割をマークしてくれるのであれば、チームに素晴らしい貢献をしてくれる守備の分で大きくプラスです。

 

ただメジャー挑戦希望となるとそうは言っていられません。

ただでさえ日本では強打でならしていた数々のスター内野手がメジャーの壁に跳ね返されてきました。

最多安打を獲得した2016年のような打撃を取り戻せないと厳しい…本人も重々承知のうえで、本人もコメントしていた通り、自信にハッパをかけるためでもある表明とのこと。

丸選手が抜けた中でチームリーダーとしての来年にかける意気込みとも取れます。

 

自身の夢をかなえるためにも来年の菊池選手の打撃面にも期待が高まりますが、過去の日本人内野手のメジャー挑戦結果を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

過去内野手での挑戦は8人

2004年に海を渡った松井稼頭央選手が1人目。

ライオンズで7年連続のベストナイン、トリプルスリーの達成など日本を代表するショートの挑戦に注目が集まったのをまだ鮮明に覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

しかしショートからのワンバウンド送球の癖がメジャーではあわなかったこともあり、エラーを連発。

残念ながらセカンドにコンバートされることとなりましたが、通算7年で打率.267、32本塁打に211打点を記録。 

しかしあれだけ日本では強打で認識されていた選手が一度もシーズン3割を打てず、2桁本塁打もなしに終わりました。

 

印象的な成績を残したのが2005年に海を渡った井口資仁選手。

前年まで強打のセカンドとしてホークスでプレーしていました。

メジャー1年目に.278 15本 71打点の素晴らしい成績でチームのワールドシリーズ制覇にも貢献して日本人内野手では最も成功した事例と言えるでしょう。

ただ通算では4年で打率.268。

やはり3割には届きませんでした。

 

続いて岩村明憲選手が2007年にスワローズから海を渡りました。

渡米直前まで3年連続3割30本をマークしていましたが、メジャーでは本塁打は4年間で16本のみ。

それでも通算で打率は.267と一定の数字は残しています。

 

レギュラー格として成功したといえるのは上記3名だけでしょうか。

他にも川崎宗則選手、中島宏之選手、田中賢介選手、中村紀洋選手、西岡剛選手が挑戦しましたがいずれも期待されていた結果は残せませんでした。

 

過去海を渡った8人の選手と比べても菊池選手は決して強打とは言えません。

それでも移籍する場合強打を売りに長打力を発揮することを期待されての移籍にはならないことはプラスに作用するのではないでしょうか。

膝の状態が悪化しなければですが、セカンドとしての身のこなし、守備の安定感と強肩はメジャーでも十分通用するでしょう。

 

メジャーで打率3割を打つのは過去の日本人スター内野手達の結果からも難しそうだといわざるを得ませんが、あとはWBCでも一発を放ったように意外性のあるパンチ力を武器に出来ればといったところでしょうか。

 

セカンドしか守っていないのがユーティリティ性の重宝されるメジャーでは不利になるのではないかとも言われていますが、菊池選手を獲得するメジャー球団があるとすれば基本的にはセカンド守備にほれ込んでの獲得になるはず。

最初の数ヶ月で結果を残せなければそこが後々不利に働いてくる可能性は高いですが、チャンスは十分にあるはずです。

 

ただ基本的には日本よりも打撃成績を落とすことは歴史が証明している日本人野手。

やはり守備がどんなに一級品でも日本で.250も打てない選手をメジャー球団がメジャー契約での獲得に動いてくれるかといわれると疑問符がつくのは仕方がないところです。

チームの4連覇のためにも、そして自身の夢のためにも。

来年の菊池選手には守備だけでなく打撃でも再び輝きを取り戻してくれることを期待しましょう!

過去2回打率3割を記録している選手ですからね!

 

来シーズンに向けて、一歩一歩準備を進めていこう、カープ! 

 

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