11/3のソフトバンク戦、2018年日本シリーズ第6戦は0-2でカープが敗れました。
序盤の拙攻が響き、相手の思い切った采配と小技で先制されるとソロホームランで突き放されました。最後までマツダスタジアムが盛り上がる場面は作れず、得点圏に試合を通じて1度しかランナーを進められませんでした。悲願の日本一奪還は来年に持ち越しです。
試合感想
無念…悔しすぎる…シリーズの流れを止めるためには今のカープでもまだ何か足りないのか…
初回、2回のチャンスを逃すとあとはノーチャンスの展開になってしまいました。
散髪4安打で零封負け、マツダスタジアムも盛り上がってカープを後押しする雰囲気を作らせてもらえませんでした。
カープ打線も回を追うごとに自ら追い込まれて行っているような…何とか雰囲気を作ろうと8回の先頭で起用した代打新井選手も不発に終わりました。
2回のノーアウト1, 2塁を生かせず、4回のノーアウト1, 2塁を生かされた。
そして失投とまでは言えないボールを仕留められて一発での失点。
逆転日本一のために必要になってくると昨日の記事で書いたほんの少しの運も初回のリクエストで今シリーズ初の盗塁セーフの判定が覆るなどホークス側のシリーズの流れを最後まで覆すことができませんでした。
しかし足へのタッチではなく、狙っていなかったように見えた腕へのタッチとは…緩い変化球でスタートを切ってスピードにも乗っていたのでセーフかなと思いましたが…。
その前の菊池選手が珍しくバントを決められず、せっかく初回の嫌な守り(ジョンソン投手が間に合わないタイミングでセカンドに送球したものの、タナキク両選手がベースカバーに入っていなかったエラーにならないミス…ベースに入っていてファーストに転送していれば1つアウトは取れたようなタイミングだったと思います)で招いたピンチをしのいでカープに流れが来そうだっただけにどうにかしたい初回の攻撃でした。
2回もチャンス、鈴木誠也選手がセンター前に打って松山選手もフォアボールをもらってノーアウト1, 2塁。
試合を通じて唯一複数のランナーを、しかもノーアウトから連続で出した場面でした。
安部選手が緩いボールをしっかり引っ張って進塁打となり1アウト1, 3塁。
8番が石原選手だったので何とか野間選手で決めたかったですが外角低めのボール気味のストレートに手が出て空振り三振。
続く石原選手の打席で2球で追い込まれたところで安部選手がスタートして盗塁失敗。
ダブルスチールを警戒して盗塁を決められると思ったのか…石原選手も追い込まれていましたので打てた可能性は低かったとは思いますが、初回の攻撃と合わせてカープ側に流れがない…ちぐはぐな攻撃を印象付けてしまったような序盤の攻撃でした。
対照的だったのがホークスの4回の先制劇。
2回のカープと同じようにフォアボールとヒットでノーアウト1, 2塁のチャンスを作ると送りバントとスクイズ。
バント2つでランナーを1つずつ進めて大きな意味を持つ先制点をものにしました。
1ストライクからのスクイズ、こうした思い切った采配ができるのも3勝1敗でリードしている余裕のような部分がなせる業なんでしょう。
ジョンソン投手相手に正攻法ではなかなか点は取れない、ホークスが何としても点を奪うという覚悟を見せてきました。
カープバッテリーとしては打力のやや劣る西田選手相手で下位にいく打順ということで頭に入れておかないといけない場面ではありましたが1ストライクとストライク先行のカウントでやってこられるとは…少し意表がつかれたという感じでしょう。
5回の一発は2アウトからの痛恨の一発。
1-2と追い込んでから外角を狙ったスライダーが中に入ってきたところ、高さは低めでしたが見事にグラシアル選手にすくいあげられてしまいました。
今日の投手陣は打たれたヒットはたったの3本。
失点もわずかに2と責められはしませんが、ホークスの流れを止めるには与えてはいけなかった先制点を与えてしまった。
逆に言うと初回、2回とあったチャンスでカープ打線が先制点を取れなかった…。
そういうものはほんの少しの差に見えて、決して少しの差ではない。
まだ何かがカープには足りないということなんでしょう。
戦いが終わったばかりでまだ信じられず呆然としていますが、そして明日からしばらくカープの戦いが見られないことを実感できていませんが…
とにかくカープの選手、首脳陣、関係者の皆さん。
11月のこの時期まで楽しい時間をありがとうございました、そしてお疲れさまでした。
新井選手、カープに入団してくれて、そして帰ってきてくれて…
色々ありましたが本当にありがとうございました。
また、このブログの拙い文章に1シーズンお付き合いいただきました皆様。
本当にありがとうございました。
何が足りなかったのか、その答えはまたカープの選手たちが短いオフシーズン、そして来年のキャンプで必死に考えて、この悔しさを糧にまた一回りたくましくなって来シーズンで答えを見せてくれると信じています。
悔しい…でも今年も1年新たな感動のシーズンをありがとう、カープ!
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