僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

守護神中崎があと一人からの被弾 勝てなくて悔しいのか、負けなくて良かったのか微妙な試合 8/11のカープ 巨人戦

8/11のジャイアンツ戦は2-2の引き分けとなりました。

大瀬良投手が3度目の対戦で初めて菅野投手に投げ勝って1点リードで最終回。中崎投手が勝利まであと1球のところまでたどり着きますがまさかの同点ソロを被弾。延長はお互いの中継ぎ陣が踏ん張って試合はこのまま引き分け。 延長は毎回先頭を出す苦しい展開でしたが何とか踏みとどまりました。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
巨人 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 2 5 1
広島 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 10 0

 

投手情報 

勝利投手 なし

敗戦投手 なし

セーブ なし

巨人 菅野、宮國、アダメス、野上、澤村、池田 - 小林、宇佐見

広島 大瀬良、フランスア、中崎、今村、一岡、アドゥワ - 磯村、石原

本塁打   丸25号(6回裏ソロ)、陽7号(9回表ソロ)

 

 

試合感想

會澤選手が2試合続けてスタメンを外れた今日の試合。

磯村選手が見事に大瀬良投手の良さを引き出しましたね。 

しかし、休養と建前はなっているもののどこか痛みを抱えているのは間違いなさそうです…會澤選手の打撃はカープの大きな長所だけに積極的に休養させて長期離脱を防ぐ姿勢、素晴らしいですね!

抹消するほどではないということなのでしょうから、上手く付き合いながら、CSまでに体調を整えてほしいですね。

 

今日は大瀬良投手と菅野投手の両先発が3度目の対戦。

中崎投手の被弾で勝利投手こそ逃しましたが初めて大瀬良投手が菅野投手に投げ勝ちましたね。

こういったエース対決に大瀬良投手がなじんできて力みがなくなった、そんな感じがする素晴らしいピッチングでした。

 

相手エースを相手に1点を争う展開で味方の好守に助けられた部分はありますが6回までノーヒットピッチングを披露。

いや、圧巻でした。

 

大きかったのが鈴木誠也選手と丸選手の抜ければ長打の当たりのファインプレー。

2回、先頭の岡本選手の右中間を襲った打球を鈴木誠也選手が背走キャッチ。

先制直後の3回は1アウト2塁から菅野投手相手にストレートが高めに浮いたところを前進守備の丸選手の頭を超えそうな打球を飛ばされますが、丸選手が背走しながらのジャンピングキャッチで失点を防ぎました。

 

いや、あれが抜けていたら確実に試合展開は変わっていたでしょうし、大瀬良投手もここまでの好投はできなかったかもしれません。

今日一番のプレーでしたね。

 

そんな味方の好守もありましたが今日の大瀬良投手はボールにいつも以上にキレがあったように思います。

6回までノーヒットで7奪三振を取りながらも、わずか72球。

大記録を予感させてくれるような内容だったのは間違いありません。

 

さすがに7回以降は少し疲れが見えて8回に大城選手に外角低めのストレートを上手く左中間に流し打たれて1点は失いましたが、菅野投手相手にこれだけのピッチングを見せてくれれば文句のつけようがありませんね。

オマケに先制点もスクイズで叩き出していますし投打にわたって素晴らしい活躍でした。

 

大瀬良投手をリリーフしたフランスア投手も相変わらずの素晴らしい火消しぶりでした。

チームが勝っている分、登板がかさんでいますが何とか調子を維持してもらいたいですね。

 

 

打線は菅野投手相手にチャンスは作りながらも、踏ん張られました。

初回2アウトからチャンスを作りながらも野間選手が三振に倒れて無得点。

2回に西川選手のツーベースと磯村選手のサードへの内野安打で1アウト1 ,3塁とチャンスで大瀬良投手の打席。

今シーズン菅野投手相手に5-2とと好相性のこともあってかバントもヒッティングもあり得ると相手も警戒してきました。

 

2ボールとカウントが悪くなったところでベンチが思い切って西川選手をスタートさせましたね。

大瀬良投手もストレートをきっちり転がして大きな先制点を取りました。

 

しかし3回、菊池選手のツーベースでノーアウト2塁でクリーンアップという絶好機を踏ん張られると、4回、5回はノーチャンス。

手に汗握る1点をめぐる投手戦が繰り広げられました。

 

それでも6回、先頭の丸選手が3-1からの5球目。

外角低めに逃げていくシュートを踏み込んで捕らえると打球はレフトポール際に飛び込むソロアーチ。

貴重な追加点を叩き出し、奮闘する大瀬良投手を援護しました。

 

しかし菅野投手もカープ打線に球数を投げさせられて苦しそうでしたが7回まできっちり投げ抜くあたりはさすがでしたね。

試合が延長に入っただけになおさら光りました。 

 

7回にも2アウト2塁から田中選手がライトへヒット性の当たりを放ちますが陽選手の好守に阻まれて追加点を防がれると、8回には菊池選手がライトポール際への大飛球を放ちますが惜しくもファール。

 

1点差で最終回に入るとマウンドは中崎投手。 

一発だけは避けたい場面で、岡本選手、亀井選手と外角の出し入れで上手く抑えて2アウト。

陽選手を迎えると2球で追い込んで、2-1からの4球目でした。

 

外角、ストライクからボールに逃げるスライダーを投げようとしたところ、少し中に入ってしまいました。

陽選手も少しタイミングが外れているようにも見えましたが上手くバットにボールが乗ってライトスタンドに運ばれる痛恨の被弾。

チームにとっても最多勝を狙う大瀬良投手にとっても痛い同点弾となりました。

それは中崎投手もマウンドで膝に手をついてうなだれますよ…。

 

同点の10回は今村投手。

フランスア投手、中崎投手は使って一岡投手は昨日まで3連投。

ジャクソン投手は不安定で怖すぎるし…ということなんでしょうが昨日の9回6点差でも今村投手を跨がせた采配が痛すぎます。

せっかく疲労が抜けて良いボールを取り戻したのにこんな使い方じゃ長続きしませんよね…9回追いつかれたのが痛かったのは間違いないですが、昨日の疑問の継投が残念ながら今日の実際の痛みへとつながってしまいました。

 

今村投手は先頭フォアボールから1アウト2塁のピンチを迎えますがここをしのいで無失点。

明日はどんな展開でもお休みにしてあげてください。

 

その裏、2アウトからサヨナラのチャンスを作るものの菊池選手が倒れて、11回は一岡投手。

今日で4連投となりましたが、うち2試合はイニング途中からあと1アウトを取るための登板で球数は少なく済んでいました。

 

が、アドゥワ投手じゃダメだったんですかね…

ここまで1軍に帯同して防御率も3.43とまずまず。

日曜日以来投げていませんから登板間隔も十分空いています。

 

延長12回までいったら仕方なく一岡投手というのは分かりますが、この辺が投手起用が偏ってしまう一因のような気もします…今日の結果的にはどちらも登板して一緒なんで細かいところなんですけどね。

まぁ、こういう場面で今村投手も一岡投手もきっちり結果を残してくれるので気持ちは分かるんですけどね…。

 

11回裏は澤村投手相手に鈴木誠也選手が1アウトからヒットで出塁。

野間選手もレフト前へのヒットでつなぎますが、三塁を狙った鈴木誠也選手がタッチアウト。

レフトが追いつくまでに転がる時間の長い打球だったので攻めの姿勢で走りましたが結果は痛いタッチアウトとなりました…が、こういう姿勢がカープ打線の得点力を生んでいるのもまた事実。

個人的には痛いのは間違いないですが、仕方ない走塁だったかなと思います。

 

延長12回はアドゥワ投手。

先頭の山本選手にヒットを浴びて2アウト2塁のマルティネス選手をセンターフライに打ち取りました。

 

その裏、カープは2アウトから代打の下水流選手のヒットと相手のバッテリーミスでサヨナラのチャンスを作りますが決めきれませんでした。

 

いや、どちらかというと後半は押されていましたので負けなくて済んだといっても良い試合かもしれません。

延長で毎回先頭を出す苦しい展開でしたが何とか踏ん張ってくれました!

今週は厳しい展開でも投手陣が何とか踏ん張ってくれていますね。

 

勝率で優勝の決まる現行ルールで、今のタイミングでの引き分けは負けよりも勝ちに近い。

明日は何とか大量リードで登板間隔の空いている飯田投手、高橋樹也投手にイニングを稼いでもらう展開にしたいですが…打線の奮起が必要不可欠です。

 

 

 

カープ8/12の試合展望

予告先発はカープが福井投手、ジャイアンツは今村投手です。

 

福井投手はここまで2試合に先発して0勝2敗防御率は6.55。

最後の登板は交流戦の日本ハム戦で5回4失点で敗戦投手となっています。

 

交流戦ではチャンスを与えられたものの2試合で計11回を8失点と結果を残せませんでした。

打ち込まれてたり制球を乱した印象はないですが計4被本塁打が多すぎます。

相手に効果的に攻められて淡々と失点を重ねてしまったような印象の登板でしたね。

 

直近の2軍戦では8/4のオリックス戦で5回2安打無失点と好投したようです。

自己最小に終わった昨年の5試合登板を上回るためのラストチャンスと言っても過言ではないでしょう。

福井投手のポテンシャルの高さはカープファンの皆さんならご存知のこととは思いますが、ここ3年被打率が右肩上がりになってしまっているのが気になります…。

もちろん昨年は登板数が少なくてデータとしての価値は薄いんですが、持ち味の球威に陰りが見えているとしたら厳しい…ただの杞憂だったと明日の試合後に振り返られるような、意地の好投に期待しましょう!

 

一方、カープ打線の相手は今村投手です。

今シーズンは6試合に先発して3勝2敗防御率は3.16。

先週のドラゴンズ戦では自身初完投、初完封を飾って勝利投手となっています。

  

カープとは2度対戦していて1勝0敗防御率5.79。

カープとしては白星こそ献上していますが、悪いイメージはないはず…と思って調べてみたら意外にも、それほどヒットを打てていません。

 

防御率5.79なのに計9 1/3回で打ったヒットは4本のみ。

ただそれがいずれもホームランでエラーやフォアボールでもらったランナーを得点につなげていました。

 

2本打っているバティスタ選手に特に期待がかかりますが、相手は先週初完封を記録して勢いづいています。

ただでさえあまりヒットを打てていない中で、相手は上り調子…少し嫌な予感はします。

マツダスタジアムの雰囲気に後押ししてもらえるような展開にできると良いのですが…

 

マジックは来週のタイガースとの直接対決で点灯させられるはず、今は目の前の明日の厳しい展開となりそうな試合を取ることに集中しましょう!

球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!

 

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