6/3のマリーンズ戦は5-7でカープが敗れました。
打線は先制、逆転されても再度逆転と援護しましたが九里投手が踏ん張れず。今シーズン初めて6回途中でマウンドに上がった今村投手が相手を止められずに逆転負けを喫しました。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 11 | 0 |
ロッテ | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | X | 7 | 12 | 1 |
投手情報
勝利投手 南(1勝0敗0S)
敗戦投手 九里(1勝2敗0S)
セーブ 内(1勝2敗10S)
広島 九里、今村、ジャクソン - 會澤
ロッテ 土肥、阿部、南、大谷、松永、内 - 田村
本塁打 なし
試合感想
何点取れば勝てるのか…今は完全に投手陣が試合を作れておらず試合を壊す展開が続いてしまっています。
今日も疲労感たっぷりの長い試合となりました…。
最近は大瀬良投手、岡田投手が投げる試合以外は壊れていて、ここ2週間11試合で計73失点。
本当にこれでよく大型連敗だけは食い止めているなという結果です。
いよいよ野村投手、ジョンソン投手、薮田投手と軸になるべき投手の穴をごまかせず、中継ぎ陣もそのしわ寄せで崩れてしまっている感じです。
九里投手が先発に回って中田投手も不調。
この穴を埋めきれずに今日はついに今村投手を6回途中から注ぎ込む羽目になって、それが裏目に出る完全な悪循環。
来週ジョンソン投手が帰ってきて再来週に野村投手が復帰といった感じの予定みたいですが、投手陣が立ち直らない限り連勝は望めません…。
そこまで踏ん張り切れるか、現在投げている投手達の底力が試されます…。
永川投手が2年ぶりに1軍登録というのはオールドファンにとっては嬉しいニュース。
5年ぶりに1軍登板なしに終わった昨シーズン、左ひざの手術も受けて今シーズンは復活。
2軍でも結果を残して苦しい中継ぎ陣に刺激を与えてくれるか、今後久々の登板なるか注目ですね。
さて、試合の話に入りますが今日先発の九里投手は打線の援護を受けながらも踏ん張り切れず。
不運な当たりもあったとは思いますがコースにある程度厳しいコースにいっていてもヒットにされてしまうあたり何かが足りないのでしょう…。
2点をもらった初回、先頭の荻野選手にツーベースを許すと、1アウトから中村選手に低めのボール気味のシュートをレフト前に落とされるアンラッキーなタイムリーで1点を返されると、2アウト2塁から清田選手に内角シュートをレフト前に運ばれ同点。
新井選手の好守もあってどうにかリードを守れればという場面で踏ん張れません。
3回には先頭の中村選手にサードベースを直撃するツーベースをきっかけに内野ゴロ二つの間に勝ち越しを許しました。
それでも4回、5回と立ち直って三者凡退に抑える間に打線が再び援護。
2点のリードで6回のマウンドに上がります。
いきなり先頭の角中選手にスリーベースを許して1点は仕方がないという場面となりますが、ここから意地を見せて内野フライと内野ゴロで2アウトまでこぎつけます。
しかし井上選手に外角ストレートをセンターへタイムリーを打たれると、鈴木大地選手に内角ストレートをライトフェンスまで運ばれるタイムリースリーベースで同点。
ここで今村投手への継投となりました。
この継投に今のカープの苦しさが表れています…昨年なら間違いなく中田投手あるいは一岡投手のところ。
中田投手は不調でおらず、一岡投手も最近今一つということで今村投手をマウンドに送らざるを得ませんでした。
1点リードで2アウト1塁の場面、現状の中継ぎ陣を考えると九里投手続投で何とかあと1つ、十分理解できるところです。
ここで踏ん張れなかった九里投手、特に一気に長打を打たれて同点に追いつかれて逆転のピンチを背負うというのはかなりベンチにとっても誤算だったでしょう。
今村投手は慣れない6回のマウンドで相手の勢いを止められず2本のタイムリーを浴びて逆転を許してしまいました。
7回を回マタギの今村投手が三者凡退で抑えると8回はジャクソン投手。
肩は作り始めていたであろう試合展開でしたし間隔を空けすぎて痛い目にあった直後ですので今日は連投でもありませんし意図は伝わってくる起用でした。
とにかく投手陣に今一番必要なのは岡田投手、大瀬良投手以外の先発の踏ん張り。
そこさえしっかりすれば首脳陣の裏目に出てしまっている采配も定石通りの采配でよくなり、中継ぎ陣も自然と立て直ってくるのではないかと勝手に感じているのですがどうでしょうか…。
間もなくのジョンソン投手、野村投手の復帰で投手陣がもう一度踏ん張ってくれることを期待しましょう。
打線は昨日のうっ憤を晴らすかのように初回から打線が活発でした。
初回、2アウトから丸選手がヒットで出塁すると鈴木誠也選手が外角高めのストレートをはじき返してあわよホームランかという大飛球。
右中間フェンス直撃のタイムリーツーベースでカープが初回に先制。
さらに松山選手も2球で追い込まれながらフルカウントまで持っていって最後は高めのストレートをセンターにはじき返すタイムリーで2点目。
幸先よく2点を先取します。
逆転された直後の4回には1アウト2塁から會澤選手が低めのチェンジアップをライト線にはじき返すタイムリーですぐさま同点とすると、続く5回には阿部投手から鈴木誠也選手のフォアボールと松山選手のライト前ヒットでノーアウト1, 3塁。
ここで新井選手の詰まったショートゴロを藤岡選手がセカンドへ悪送球する間に1点を勝ち越し。
會澤選手も代わった南投手からライトへ飛距離十分の犠牲フライを打ち上げ2点を勝ち越しました。
そんな5点を奪ってリードした序盤戦でしたが、タナキクコンビが湿っているのが目立ちましたね。
初回を含めて田中選手から始まる攻撃が2度ありながらいずれも二人で2アウト。
あとは2回の1アウト2, 3塁、4回の1アウト1, 2塁とチャンスで回ってきましたがいずれもチャンスで一本出ず(田中選手はフォアボールが1度ありましたが)。
特に菊池選手はチャンスで2打席連続見逃し三振とらしくありません。
畳みかけて試合を決定づけるチャンスは十分にあっただけに残念…。
再び逆転されてしまった直後の7回には先頭の松山選手がツーベースを放って球場を盛り上げますが、後続続けず無得点。
野間選手、會澤選手と良い打球は飛ばしましたが、ヒットにはなりませんでしたね…現状のもがきながらあと一歩何かがかみ合わないカープを象徴するような攻撃でした。
現状は1, 2番が打線の流れを切ってしまっていますが、ここ3戦の救いはDHがあって投手の代わりに野手が打席に入っていたこと。
3番以降でも十分に得点を取ることができてましたが、来週はマツダ6連戦ですので状況が変わります。
ケガで離脱でもしない限りまだまだタナキクをいじる時期ではありませんし、緒方監督もここはまだいじらないでしょう。
今日の試合でブレーキになって敗因の一つになったのは二人が一番感じているはず。
来週の奮起に期待しましょう。
しかしこれだけ打線が活発の中で負けがかさんでいくのは正直つらいですね…来週のマツダ6連戦で立て直してくれることを信じて応援したいと思います…
カープ次週の試合予定
カープは来週はマツダスタジアムでの6連戦。
ファイターズとの3連戦、そしてイーグルスとの3連戦と続きます。
今週2勝4敗と負け越したカープ。
翌週は敵地での6連戦となるだけに、勝ち越して最低でも交流戦の成績を五分まで戻したいところ。
ライオンズとの2戦目で劇的な逆転サヨナラ勝ちを飾って、「さぁここから」と思いましたが打線は活発なものの投壊で逆に失速。
今週は非常に歯がゆい試合が続きました。
あと何か一つ違えば…そんな展開も目立った週末でしたが来週はファンの力がその何か一つをカープ寄りに変えてくれるはず!
長いシーズン、山もあれば谷もあります。
ここを乗り越えればまた上昇気流を掴む時が来る!
波に乗れないときにいかに負けを最小限に食い止めるかがシーズンを通して効いてくるはずです。
チームにとっての踏ん張りどころ、来週の6連戦はファンの声援でチームを力づけましょう!
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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