先週のセ・リーグの振り返りと火曜日の試合展望記事を合せた記事の第7弾です。
先週の振り返り
カープはドラゴンズとの3連戦を1勝2敗、その後スワローズ3連戦は2勝1中止。
先週は連敗スタートでナゴヤドーム5連敗となり嫌な流れでしたが、木曜日の第3戦で投手陣の粘投と9回の鈴木誠也選手の一発で逃げ切り連敗を止めると、その勢いで週末のマツダで連勝。
結果的には3勝2敗で貯金を上積みして、着実に2位ジャイアンツとのゲーム差を広げつつあります。
現在のリーグ順位表は以下の通り、カッコ内は直近1週間の結果です。
1. 広島 25勝14敗1分 - (3勝2敗)
2. 巨人 21勝19敗1分 4.5 (2勝3敗)
3. DeNA 19勝18敗2分 5.0 (4勝2敗)
4. 中日 19勝22敗1分 7.0 (4勝2敗)
5. 阪神 18勝21敗 7.0 (2勝4敗)
6. ヤクルト 15勝23敗1分 9.5 (1勝3敗)
ジャイアンツは一時の打線絶好調から少し落ち着いてきましたが、それでもここ2週間平均して1試合4点前後の得点を奪っており、ここまでリーグ1位の得点力を誇ります。
先週は勝ちゲームは6点、12点、負けた時は1点、1点、2点と割とはっきりしたゲームが続いています。
カープとしては1回り目、2回り目の上位打線を抑えて序盤でゲームを壊さない展開に持ち込めば勝ちが見えてきそうです。
先週3位のタイガースが打線が不調で2勝4敗と負け越すうちに、ベイスターズ、ドラゴンズが4勝2敗で勝ち越して順位を上げています。
ドラゴンズは地元ナゴヤドームでの地の利を生かしての勝ち越しですが、特筆すべきはベイスターズ。
タイガース、ジャイアンツ相手に敵地でそれぞれカード勝ち越しを決め、湿っていた打線が復調傾向。
元々投手陣は安定しているチームだけに、ここから打線が上向くようだと一気に勢いに乗って貯金を殖やす可能性も十分です。
スワローズは投手陣、特に先発陣が安定せずに息切れ気味か。
12球団ワーストのチーム防御率4.51と強力な打線をもってしても投手陣を補いきれていません。
投手陣の改善が見られない限りは少しずつ5球団から離されていきそうです。
今週カープが対戦するのはジャイアンツそしてドラゴンズ。
ジャイアンツとは北関東の地方球場での2連戦、ともに一発のある打線ですので大味の試合展開になる可能性も十分。
2連戦ということで初戦を取った方が圧倒的に有利になりますので、初戦は短期決戦気味の積極采配でも良さそうです。
先発陣ではジョンソン投手が出産立会いのために一時帰国中で登録を抹消されています。
タイミングを合わせるかのようにフランスア投手を育成契約から支配下契約へ切り替えましたので、何事もなければ金曜日のドラゴンズとの初戦で1軍デビューを果たしそうです。
今週の先発は中村祐太、岡田、フランスア、大瀬良そして九里投手の5枚になりそうです。
野村投手も交流戦には復帰のめどが立ちそうな雰囲気ですし、その頃にはジョンソン投手も帰ってきます。
2軍では高橋昂也投手、福井投手あたりも虎視眈々と1軍の登板機会を伺う状況。
交流戦前最後の5戦、6連戦が続く交流戦で先発投手の心配をしなくてよい、各先発投手にはそんなピッチングを見せてもらいましょう!
打線の方は先週5試合で15得点とややお疲れ気味。
丸選手の抜けた穴を全員で必死にカバーしてきましたが、少しずつ調子を落とす選手が目立ち始めています。
田中選手が昨日の試合で久々に猛打賞と復調気配を見せましたが、これを本当に復調のきっかけにできるのか、それともまだまだ時間がかかるのかで今後の得点力は大きく変わりそうです。
先発投手が踏ん張ってくれているので勝てていますが、そろそろ打線がつながって快勝、そんな試合も見たいですよね。
野間選手、會澤選手が好調なだけに、その前後を打つ打者の奮起に期待がかかります。
5/22 ジャイアンツ戦展望
予告先発はカープが中村祐太投手、ジャイアンツが山口俊投手、5/1にマツダで投げ合った二人の再戦となります。
中村祐太投手はここまで4試合に登板して3勝1敗防御率は4.26。
先週のドラゴンズ戦では広いナゴヤドームで3本のホームランを浴びて4回6失点KO。
絶好調でチームの救世主となった今シーズン初先発から約1か月、やや調子を落とし気味でしょうか。
ここ2試合思うような投球ができていないということで試合前日に行っていたブルペンでの投球練習を試合2日前に変更、試行錯誤しながら本来の調子を取り戻そうともがいています。
ジャイアンツとは3週前に対戦しており、その際は6回3失点で勝利投手となっています。
当時、絶好調ジャイアンツ打線を相手に2回までに3失点と崩れかけましたが打線の援護もあって何とか粘って6回まで投げ切った試合でした。
前回対戦で2安打を浴びた坂本選手、亀井選手は要注意ですが、坂本選手は日曜の試合で4三振を喫するなど少し調子を落とし気味のようです。
地方球場で一発が出やすいでしょうから、ランナーをなるべくためたくないところですから先頭の坂本選手に復調のきっかけを掴ませないことがポイントか。
九里投手の台頭で中村祐太投手のポジションも安泰ではなくなってきました。
先週のように調子の出ないピッチングが続くようだと野村投手の復帰以降、入れ替わりの危機に瀕する可能性もあります。
自分のポジションは自分で守る、そんな気持ちが透けて見える気迫こもったピッチングに期待したいと思います。
一方、カープ打線の相手は山口俊投手です。
ここまで7試合に登板して3勝3敗で防御率は3.70。
先週のスワローズ戦では8回2失点完投ながら打線の援護なく敗戦投手となっています。
カープとは5月頭に対戦してその際には5回途中で6失点KO。
田中選手の4打席連続出塁に野間選手の猛打賞、バティスタ選手、鈴木誠也選手に連続ホームランが飛び出すなどカープ打線がつながった試合でした。
カープとしてはその再現を狙いたいところですが、打線がなかなかつながらない今、連打に期待というよりはフォアボールをうまく絡めながら攻めていきたいところ。
中村祐太投手を援護して、好投を引き出すような攻撃に期待しましょう!
去年までの相手を圧倒するような試合は今シーズンそこまで多くはありません。
それでもけが人や不調な選手の穴を一致団結して2軍の選手とも上手く入れ替えながらここまで接戦を勝ってきているカープ。
交流戦を前にした5戦、これまでの戦い方を継続して交流戦に弾みをつけていく週にしましょう!
リーグ3連覇、そしてその先の日本一へ!
ファンも含めてチーム一丸、一戦一戦明日も頑張ろう、カープ!
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