僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

5/22のカープ 序盤で何か一つ違えば… 終わってみれば大敗 巨人戦

5/22のジャイアンツ戦は0-8でカープが敗れました。

中村祐太投手が坂本選手の打球を左ひざに直撃した影響か、制球が安定せずに4回4失点。打線も山口投手の前に2安打完封負けで大敗です。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0
巨人 1 0 3 0 1 0 0 3 X 8 12 0

 

投手情報 

勝利投手 山口俊 (4勝3敗0S)

敗戦投手 中村祐 (3勝2敗0S)

セーブ なし

広島 中村祐、中村恭、カンポス、アドゥワ、長井 - 會澤、坂倉

巨人 山口俊 - 小林

本塁打   岡本9号(8回裏3ラン)

 

 

試合感想

今日は初回からツキがない感じでした。

中村祐太投手が先頭、坂本選手に浴びたセンター返しの打球が左ひざを直撃。

担架で一度ベンチ裏に下がりましたが、治療ののちマウンドへ。

 

しかし続く吉川選手にはストレートのフォアボールを与えて、この辺りまでは明らかに左足で踏ん張れていない感じでした。

続くゲレーロ選手にも3-1とボールが先行しながらも何とか打ち取るものの 阿部選手を2球で追い込みながらもフォアボールを与えて満塁。

岡本選手は3-0から打って三塁線へのゴロ、併殺崩れの間に1点を与えますが亀井選手をピッチャーゴロに打ち取って何とか立ち上がりを1失点で凌ぎます。

 

この時点では制球の安定しない中村祐太投手相手に満塁の3-0から岡本選手が凡退してくれた辺り、まだカープにもツキがあるかなと思っていたのですが、3回。

ボール先行の苦しいピッチングなりに粘っていた中村祐太投手ですが、2アウト1, 3塁から亀井選手を高めのストレートで詰まらせますが、打球は田中選手の後方、松山選手の前にポトリと落ちるタイムリー。

粘りたいところでしたが続く長野選手にも外角低めのスライダーを上手く拾われレフトへの2点タイムリーとなって相手の山口投手をかなり楽にしてしまいました。

 

今日の中村祐太投手はストレートには力がありそうでしたが、左ひざの打球直撃の影響なのか制球が安定せずにらしくない明らかなボール球多く苦しいピッチングとなってしまいましたね。

ただ明らかに左ひざ直撃から制球面がおかしくなったので、評価は次戦に持ち越しでしょう。

 

5回から中村恭平投手へとスイッチしますが、1アウト1塁3-1から内角高めのボール球への小林選手の怪しいハーフスイングをセーフと判定されます。

リプレーを見る限りは厳密にはスイングだと思いますが、明らかな内角高めのボール球で避ける動作の中でのスイングだったことを差し引いた判定のような感じでしたね。

スタートを切ってセカンド前でタッチアウトかと思った長野選手も生き残ってピンチが広がると、坂本選手にタイムリーを浴びて5点目。

 

6回にカンポス投手の初登板が見られたのが今日の投手陣の明るいニュースでしたかね…といっても制球が落ち着かない印象のデビュー戦となりましたが…。

ボールには角度があって力はありそうでしたが、甘くなっても打ち取れるだけのものがあるかというと少し怪しい感じでしたので今日の制球だと少し厳しいか。

 

といっても来日初登板で力が入るのは当たり前、ストレートには力がありそうで制球が安定すれば抑えられそうな気配はあって次の登板を見たいところですが、カンポス投手には外国人枠の関係で時間がありません。

何が何でももう一回見たい、そんな痛烈なアピールをするのには失敗してしまったかなと思いますが、明日の試合展開次第ではもう一回チャンスがあるでしょうかね。

 

8回には長井投手が岡本選手に3ランホームランを打たれて万事休す。

2-0からストレート一本という場面で投げたストレートが真ん中高めに甘く入ったところをものの見事に打ち返されてしまいました。

長井投手のストレートをもってしても、ボール先行で絞られた上に甘く入ると打たれる、良い勉強になったのではないでしょうか。

 

坂倉選手もボールが高めに浮く長井投手のリードに苦しみましたが、それ以上にパスボールを記録するなど精彩を欠きましたね。

若いバッテリーだけにこれも勉強でしょうが、今日はバッテリー共に残念な内容でした。

 

 

 

打つ方では今日はあまり書くことがありません…。

緒方監督が會澤選手を5番に入れてバティスタ選手を7番で起用と動いてきました。

 

好調の會澤選手、野間選手を上位に近づけることで打線につながりを持たせようという意図だったと思いますし、実際に唯一のチャンスとなった4回1アウト満塁の場面は見事にその采配の意図が当たりました。

山口投手も會澤選手には投げにくそうでしたし、この打順を上げた采配自体は意図も分かりやすく、この試合唯一の大チャンスを作ったという意味で結果も出たと言えるでしょう。

 

ただいかんせん2安打では勝てません。

野間選手は1アウト満塁のチャンスで三振はしてしまいましたが、粘りに粘ってのもの。

際どいコースに来る難しいボールをストレート、変化球共になんとか食らいついていましたね。

最後は外角高めの明らかなボール球に手が出てしまいましたが、可能性は十分に感じさせてくれる三振で責める気にはなれません。

その後バティスタ選手も三振に倒れてこのチャンスを逃すと6回以降はランナーを一人も出すことができずに完封負け。

 

5回まで88球を投げさせるなど、打てないなりに粘り強い攻撃ができていたのですが、捕らえきれない間に山口投手のギアが上がってしまった感じでしょうかね。

1アウト満塁以外では田中選手のツーベースで作った5回の2アウト2塁よりも、野間選手がフォアボールを選んで出塁した2回の2アウト1塁の方が何か起きそうな気もしたんですけどね…バティスタ選手が初球のスライダーを狙っていたわけではなく何となく打ってしまったようなスイングで凡退してしまったのが残念でした。

 

何というか、序盤に何か一つカープの方に運が向いていれば違った展開になったのではないか、そんな気もするゲームでしたが終わってみれば大敗。

 

ま、ここまで大差でさっくりと負ければ切り替えもしやすいでしょう。

明日は天気も心配ですが、試合があったら絶対にやり返しましょう!

 

 

カープ5/23の試合展望

予告先発はカープが岡田投手、ジャイアンツは吉川光投手です。

  

岡田投手はここまで7試合に登板して4勝1敗で防御率は3.15。

先週のドラゴンズ戦は6回3失点(自責1)で敗戦投手となっています。

5回まで1失点で粘るも、打線の援護なく6回には田中選手のエラーをきっかけに自身のワイルドピッチも絡んで2点を追加されて降板となっています。

 

ジャイアンツとは3週前に1度対戦しており、その際は8回2失点の好投で勝利投手となりました。

その時は力強いストレートを軸に力で押しきって相手打線を3安打に抑える好投でした。

 

今日の試合で勢いづかせてしまった坂本選手はもちろん、岡本選手、亀井選手、長野選手の5番以降の各打者も好調で厳しい登板になりそうです。

前回対戦時の失点はフォアボールでためたランナーを長打で返されてのものでしたので、余計なフォアボールを与えないことが一つのポイントになりそう。

今日の試合からの流れをひっくり返す岡田投手の快投に期待です!

 

一方、カープ打線の相手は吉川光投手です。

今シーズンここまで7試合に登板、3勝2敗防御率は3.06となっています。

 

先週のスワローズ戦では6回1失点で勝利投手となっており自身3連勝中。

6回まで投げ切ったのは先週が初めてとまだまだ首脳陣の信頼を掴みきってはいませんが、過去2回二けた勝利を挙げた実績を持つ働き盛りの左腕が結果を残し始めています。

 

カープとは3週間前に対戦しており、その際は5回1失点で勝敗つかず。

鈴木誠也選手のソロホームランによる得点のみに抑えられ、5回70球3安打1失点と好投を許しました。

 

前回より結果を残しての明日の登板となるだけに、同じような内容のピッチングを許すと今度はもっと長い回を投げられることにもなりかねません。

前回対戦で放った3本のヒットはいずれも右打者でしたし、他チームとの対戦を見ても右打者に課題を抱えている投手ですので、クリーンアップを右打者で固めるのも一つの手か。

 

明日も5番會澤選手が見られるかもしれませんね。 

今日のような展開にしないためにも、そして岡田投手を楽にするためにも早いイニングで先制する展開に持ち込みたい。

 

今日のことは一晩寝て忘れて、明日勝って五分でこのカードを終えましょう!

 

球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!

 

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