4/28のタイガース戦は7-5でカープが勝ちました。
ジョンソン投手が5回5失点も鈴木誠也選手が復活の狼煙となる1号逆転満塁ホームランを含む2安打5打点の大活躍。丸選手交代直後、タナキクコンビが奪った決勝点を守り切って4連勝です。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
阪神 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 11 | 2 |
広島 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | X | 7 | 6 | 1 |
投手情報
勝利投手 一岡 (1勝1敗0S)
敗戦投手 岩崎 (0勝2敗0S)
セーブ 中崎 (0勝0敗9S)
阪神 小野、岩崎、藤川、モレノ - 梅野、坂本
広島 ジョンソン、一岡、今村、ジャクソン、中崎 - 石原
本塁打 鈴木1号(3回裏満塁)、糸井4号(5回表2ラン)
試合感想
今日は色々ありすぎて何から書けばよいのやら…
何といっても丸選手の守備での負傷交代、自力で歩いてベンチからロッカールームに下がっていけたようですが、検査の結果待ちということで明日試合に出られる状態かどうかは不明です。
カープ打線の破壊力は丸選手の3番があってこそ、離脱となるようだとこれ以上ないチームにとっての痛手となるだけに、一気に今シーズンの正念場がやってくるかもしれません。
(20:50追記)
(丸選手は検査の結果右太もも裏の筋挫傷との診断。
松原チーフトレーナーが明日の様子を見て出場可否を判断というコメントを残しており、即出場選手登録抹消という感じではなさそうです。
一晩経って…という可能性もありますので予断は許しませんが、とりあえずは今季絶望あるいは数か月以上の長期離脱といった最悪の事態は避けられそうな感じでしょうか。
ただ太もも裏は意外と長引いたり、無理をすると悪化しやすい箇所です。
替えの効かない選手ですからシーズン序盤ということもあり、完治を優先する起用になるかと思いますが、チーム全体の底力を見せてもらいたいですね。)
その一方で明るいニュースとして鈴木誠也選手復活の狼煙となる逆転満塁ホームラン、ただ先発陣には明るい兆しなくジョンソン投手背信投球…それでも中継ぎ陣は粘りのピッチングでリードを守り切りました。
そんな試合を見ていきましょう。
先発のジョンソン投手は5回101球9安打2四死球5失点と背信投球。
野村投手の離脱、9連戦初戦ということでジョンソン投手にかかる期待が大きかっただけに残念な内容でしたね。
初回、いきなり糸井選手、福留選手の両ベテランにタイムリーを浴びて2失点。
3回ノーアウト2, 3塁のピンチをしのいで、その裏に味方が逆転。
4回を三者凡退に抑えてさぁこれで立ち直ってくれればというところでしたが、5回に糸井選手に2ランを被弾して1点差とされると、さらにロサリオ選手・福留選手の連打から大山選手に犠牲フライを浴びてリードを吐き出しての降板となりました。
この時にカープファンにとって悪夢の光景が…
大山選手のセンター前に落ちようかという当たりに丸選手がダイビングキャッチ。
見事にボールは掴みますが、右ひざから着地するような格好となってしまい、そのままベンチに下がると野間選手に交代。
自力で歩いてロッカールームへは行けたようですが、明日以降試合に出られるコンディションかどうかは不透明な状況です。
カープ打線は3番に丸選手がいるからこその破壊力、そこが崩れるとなるとチームとしてはこれ以上ない痛手となってしまうだけに気が気じゃありません…。
ベンチは5回でジョンソン投手を諦めて一岡投手へと継投。
三者凡退に打ち取り試合の流れを落ち着かせてくれました。
6回に勝ち越すといつも通り、7回今村投手、8回ジャクソン投手、9回中崎投手と勝ちパターンの継投。
それぞれ得点圏にランナーを背負うピンチを作りましたが踏ん張って無失点リレー。
8回のピンチで菊池選手の背面キャッチも大きかったです。
9連戦初戦に中継ぎを4枚注ぎ込んだのは痛いですが、白星発進できたのでヨシでしょうかね。
打っては小野投手のボールを中々捕らえられませんでしたが3回。
先頭のジョンソン投手へのストレートのフォアボールをきっかけに3四球で1アウト満塁の場面を作ると鈴木誠也選手。
2-2からの6球目、外角高めに浮いたカーブを強振すると打球はレフトスタンドに消えていく今シーズン第一号アーチは逆転満塁ホームラン。
これが今日の試合チーム初安打でもありましたが、チームにとって本当に明るいニュースとなる「4番」鈴木誠也が帰ってきたことを感じられる一撃でした。
さらに相手のエラーとバティスタ選手のヒットでチャンスを作ると、今度は安部選手が外角低めのストレートをセンターへはじき返しフェンス直撃のタイムリーツーベースヒット。
一気に勢いに乗り、この回5点を取って試合をひっくり返しました。
ここまで本当に勢いに乗っていけそう、そんな展開だったのですが…。
5回表の守備でまさかの丸選手の負傷交代。
暗雲漂いましたが、それでも打線は6回。
丸選手がいなくてもと代わった岩崎投手相手に1アウトから田中選手がフォアボールで出塁すると、菊池選手が真ん中に入ってきたストレートを逃さず左中間を真っ二つに割るタイムリーツーベース。
タナキクコンビで1点を勝ち越すと2アウトから、鈴木誠也選手。
フルカウントから低めのストレートを振り抜くと、強い打球はサードベースに直撃して大きく跳ねてレフトへと抜けていくラッキーな形でのタイムリーツーベース。
丸選手の分まで、そんな気持ちでその前後を固めていた打者たちが奮起して、2点のリードを奪いました。
このリードを守り切って白星発進となりましたが気になるのは丸選手の具合です。
長期離脱となれば、一気に潮目が変わって辛抱の時期に…。
カープ一番のストロングポイントがなくなるわけですから、凄まじい戦力ダウンは免れません。
代役が必要となれば、.250を打てるのであれば守りも考えれば野間選手になると思います。
何とか軽症であることを祈るばかり。
衣笠さんの追悼試合でカープで最長の連続試合出場記録を持っていた丸選手が負傷交代とは何の因果でしょうかね…
身体が強い選手ですので、衣笠さんのように翌日、何食わぬ顔で試合にでてきて欲しい…祈りながら続報を待ちましょう。
カープ4/29の試合展望
予告先発はカープが大瀬良投手、タイガースは能見投手です。
大瀬良投手はここまで4試合に登板して2勝2敗防御率は3.13。
先週のジャイアンツ戦では、6回3失点で敗戦投手となりましたが2試合続けてのQSを達成して試合は作ってくれています。
良くも悪くもここまでの4試合は5 - 6回を2 - 3失点。
試合を作ってくれて助かってはいますが、欲を言えば最低6回は毎試合投げてほしいところ。
先週のように余計なフォアボールを出さないピッチングを続けてくれれば自ずと長いイニングを投げ切ることにつながってきます。
昨シーズンのタイガース戦は5試合に登板して3勝0敗防御率は2.84と上々の成績を残しています。
野村投手の離脱でやらなくてはいけない、そんな責任感も芽生えているはずです。
相性の良い地元マツダスタジアムでの快投に期待です!
対する打線の相手は能見投手。
今シーズンはここまで1試合の先発に留まり0勝0敗、防御率は2.08。
4/8のドラゴンズ戦で5回途中5失点(自責は1)で降板して以来の登板となります。
それもそのはず、開幕から1か月しか経っていませんが、カープが26試合をこなしているのに対して、タイガースは22試合。
単純計算で大体1週間に1試合少ない計算ですから先発5番手、6番手の枠の投手の登板は限られます。
カープとは昨年4度対戦して1勝1敗防御率は5.00。
好投された1試合を除いては良く打っていた印象があります。
田中選手(10-6)、そして丸選手(9-4)と上位を打つ左打者が良く打っていましたのでその好相性を今年も発揮できれば初回から得点の気配が漂いそうですね。
…と思っていたのですが丸選手がまさかの負傷交代。
そもそも明日試合に出られるかどうか自体が問題です。
攻守にわたって他のチームの同一ポジション出場の選手と比べて一番差をつけられる選手、そういった意味でも貢献度がとてつもなく大きい選手です。
カープ打線は3番に丸選手がいるからこその破壊力、そこが崩れるとなるとチームとしてはこれ以上ない痛手となってしまいます。
そうならないことを祈りますが、もしそうなってしまっても試合は日程は変わりません。
カープの真の意味でのチーム力が問われる、そんな展開になってもファンの声援はカープを支えられるはず。
明日スタメンを見ないと分かりませんが、どんなオーダーであれ、いつも以上に声援を送りたいと思います。
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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