9/28のカープ試合速報です、スワローズ戦は3-1でカープが勝ちました。
大瀬良投手が序盤を無失点に抑えると、打線は4回、丸選手のタイムリーで先制すると5回には相手エラーで追加点。6回にもバティスタ選手にタイムリーが飛び出してリードを奪うと、投げては大瀬良投手が7回をソロホームランの1点に抑える好投。ジャクソン投手、中崎投手のリレーで逃げ切ったカープが本拠地最終戦を白星で飾りました。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 8 | 1 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | X | 3 | 7 | 1 |
投手情報
勝利投手 大瀬良 (10勝2敗0S)
敗戦投手 原樹 (3勝11敗0S)
セーブ 中崎 (4勝1敗10S)
ヤクルト 原樹、近藤、秋吉 - 中村
広島 大瀬良、ジャクソン、中崎 - 磯村
本塁打 坂口4号(7回表ソロ)
試合概要
試合は大瀬良投手、星投手の先発で始まります。
初回は両投手共に三者凡退の静かな立ち上がりとなりました。
2回の大瀬良投手は2アウトから連打を浴びて1, 3塁のピンチを迎えますが、西浦選手を高めに浮いたスライダーで空振り三振に打ち取ってピンチを脱します。
続く3回はファーストでスタメン出場のメヒア選手の悪送球と山田選手のヒットで2アウト1, 2塁のピンチを迎えますが、ここもバレンティン選手に粘られながらもフルカウントからの9球目、高めに浮いたスライダーで空振り三振に打ち取ります。
3回までパーフェクトに抑えられていた打線は4回。
先頭の田中選手が内角スライダーに詰まりながらもセンター前に落とすヒットで出塁すると、菊池選手の送りバントで1アウト2塁のチャンスを作ります。
続く丸選手がフルカウントからの8球目、外角低めの難しいシュートにバットを合わせてレフト前に運ぶタイムリーヒット。
カープがワンチャンスをものにして先制に成功します。
続く5回は西川選手、メヒア選手の連打でノーアウト1, 2塁のチャンスを作ります。
磯村選手がフルカウントから低めのスライダーを引っかけてショートゴロダブルプレーに倒れますが、2アウト3塁から大瀬良投手の高いバウンドのショートゴロを西浦選手がファンブル。
相手のエラーで追加点を奪います。
6回の大瀬良投手はヒットとフォアボールで1アウト1, 2塁のピンチを招きますが、藤井選手を2ボールからの外角低めへのストレートでセカンドゴロダブルプレーに打ち取ってスリーアウトチェンジ。
スワローズに反撃を許しません。
するとその裏、打線は菊池選手、丸選手の連打でノーアウト1, 2塁のチャンスを作ると、1アウトからバティスタ選手にセンター前へのタイムリーが飛び出して追加点を奪って3-0とリードを広げます。
7回もマウンドに上がった大瀬良投手は2アウトから坂口選手に内角へのスライダーを拾われライトスタンドに運ばれますが、7回をこのソロホームランの1点に抑えてマウンドを中継ぎ陣に託します。
8回をジャクソン投手がヒット1本浴びながらも無失点に抑えると最後は中崎投手が三者凡退に抑えてゲームセット。
カープが白星を掴んで、大瀬良投手がルーキーイヤー以来、3年ぶりの2桁勝利を達成しました。
試合感想
大瀬良投手が最後のチャンスをきっちりと生かしました。
7回121球で7安打1四球7奪三振1失点。
本当に久しぶりにここまで気持ちよく抑えてくれる大瀬良投手を見ることができました。
毎回のようにヒットこそ許しましたが、余計なフォアボールを出さなかったこと、中盤まで先頭打者をきっちり抑えられたことで傷が広がらずに抑え切れたのだと思います。
新人王を獲得したルーキーイヤーの2014年以来3年ぶりにシーズンを通して先発ローテーションをほぼ完走して、2桁勝利を達成。
さらに今日の登板で投球回数も145 2/3回に伸ばして、野村投手に続いて規定投球回数を達成してくれました。
先発ローテーションを守った投手しか達成できない勲章も手にして、クライマックスシリーズの先発4番手、5番手争いで一歩リードと言ったところでしょうか。
間隔が空いたこともあってか、出し惜しみする必要もなく、ジャクソン投手、中崎投手のリレーで2点を守り切って見事の勝利でしたね。
打っては上位打線がきっちり仕事を果たしました。
丸選手は先制打と追加点につながるヒットを放ってマルチヒット。
最多安打を争うロペス選手が昨日まで4試合で10安打の凄まじい固め打ちをしていたため、正直タイトル争いはかなり厳しい状況となっていましたが、今日はロペス選手がノーヒット。
丸選手170本、ロペス選手168本で残り試合はそれぞれ2試合と5試合。
ロペス選手優位は変わりませんが、少なくともその差を詰めることには成功しています。
カープは残り2試合ベイスターズとの直接対決ですが、ベイスターズはジャイアンツとのもつれにもつれている3位争い真っただ中です。
フォアボールで余計なランナーを出したくないでしょうから、ヒットを打つチャンスは十分にあるものと思います。
チャンスをもらった選手の中では庄司選手が見どころのある打席を見せてくれました。
秋吉投手相手に2アウト2塁の場面で粘りに粘って12球目でフォアボールを奪い取りました。
しかもボール球にはほとんど手を出すことなくストライクゾーンのボールに食らいついてカット、ボールを見極めることができていました。
6月以来、久々、今シーズンわずか4打席目でまたしてもプロ入り初ヒットは逃してしまいましたが十分それに値する見どころのある打席だったと思います。
残り2試合でまたチャンスをあげてほしい、また見たい、そう思える素晴らしい打席だったと思います。
今日の結果でタイガースのクライマックスシリーズ進出が決まりました。
残り1枠をジャイアンツとベイスターズがゲーム差なしで争っています。
スワローズは球団ワーストタイの94敗。
創立年の1950年に並んでしまいましたが、残り3試合ありますのでかなりの確率でワースト記録を更新しそうです。
最後は明るいニュースですがカープはこれで今シーズンの観客動員数は217万人を突破してまたまた球団新記録を更新。
主催試合を50勝20敗1分と圧倒的な勝率を残してシーズンを終えました。
クライマックスシリーズをこの高い勝率を誇るマツダスタジアムで戦えるのは1勝以上の大きなアドバンテージになりそうです、期待しましょう!
マツダスタジアムでカープがこれだけ強い理由に触れた過去記事はこちら!
カープ今後の試合予定
残り2試合は今週末、横浜でのベイスターズ2連戦です。
野村投手、九里投手の10勝や岡田投手の規定投球回数到達、丸選手の最多安打とタイトルや節目の記録がかかった試合となりそうです。
クライマックスシリーズファイナルステージは10/18からですので、その後は2週間少し間が空くことになります。
中継ぎ陣だけでなく野手陣もなるべく多くの選手を試合に出して実践の勘を失わないようにする配慮もなされるでしょうね。
岡田投手が規定投球回数を達成するチャンスがあるとすれば、土曜日に最多勝の可能性のなくなった薮田投手を先発、3回か4回くらいからリリーフ登板というシナリオでしょうか。
4 1/3回とあと5イニング弱足りない状態なので先発しない限りかなり厳しいですが…。
岡田投手を先発起用する可能性もありますが、現状は薮田投手の先発としての調整の方がチームとしては優先順位が高いような気がします。
岡田投手も抹消前、3度の先発で2回も4回でKOされているのが響いているだけに、個人記録よりもチーム優先ということで納得するのではないでしょうか。
それでもシーズン規定投球回数達成は来年以降の自信につながるでしょうから、チャンスはあげてほしいですね。
長かったシーズンも残り2試合、日本一に向けて、ファンも含めてチーム一丸で一戦一戦頑張ろう、カープ!
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