僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

5/21のカープ 中日戦 取っては取られ追いつけず 内弁慶も克服を

5/21のカープ、ドラゴンズ戦は4-7でカープが敗れました。

先制された後は、取っては取られ、やらなくても良い点をミスで取られる。そんな試合となってしまいました。痛恨の同一カード3連敗。チームも内弁慶気味となっており、早期の克服を期待したいところです。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 0 1 0 0 0 1 2 0 4 7 1
中日 1 0 1 0 2 0 1 2 X 7 9 0

 

投手情報 

勝利投手  吉見 (1勝4敗0S)

敗戦投手 福井 (1勝2敗0S)

セーブ  田島 (1勝1敗11S)

広島  福井、一岡、薮田 - 會澤、石原

中日 吉見、伊藤、岩瀬、三ツ間、田島 - 木下拓、松井雅

本塁打   田中2号(7回表ソロ)、ゲレーロ9号(8回裏ソロ)

 

試合概要

福井投手と吉見投手の先発で試合が始まりました。

 

初回、吉見投手の立ち上がりを攻めたカープは2アウトから丸選手のツーベースと鈴木誠也選手のフォアボールで2アウト1, 2塁の先制のチャンスを作ります。

打席には安部選手。

フルカウントから外のボール気味のフォークを引っかけてセカンドゴロ、欲しかった先制点を取ることができません。 

 

対する福井投手の立ち上がり、先頭の京田選手に高く浮いたフォークをレフトへ打たれるツーベースでいきなりピンチを招くと、亀澤選手が送りバントで1アウト3塁。

大島選手は内角ストレートを詰まらせて浅いセンターフライに打ち取り2アウト。

 

迎えたビシエド選手には2ボールから真ん中付近のストレートを狙われフェンス直撃の先制タイムリーツーベースを打たれ、3試合連続でドラゴンズに先制を許してしまいます。

 

反撃したい打線は2回、1アウトから松山選手がレフト線へのツーベースを放ちチャンスを作りますが會澤選手、福井投手が倒れて無得点。

福井投手も先頭にデッドボールを与えますが後続を抑えて無失点。

 

続く3回にもカープはチャンスを作ります。

先頭田中選手がフォアボールで塁に出ると、菊池選手はライトフライで1アウト。

丸選手の打席で田中選手が盗塁を決め1アウト2塁。

 

3ボール1ストライクから丸選手は低めのフォークを打ち、ファールかと思いましたがサードの堂上選手にグラウンド際、ギリギリでキャッチされ2アウト。

3イニング連続チャンスをものにできないのかと思われましたが続く、鈴木誠也選手、フルカウントから外のボール気味のスライダーに食らいつきレフト前への同点タイムリーヒットを放ちます。

 

 

 

援護をもらった福井投手はその裏、簡単に2アウトを奪いますが大島選手に2ボールから真ん中付近のストレートをレフトへのツーベースとされピンチを招くと、再びビシエド選手に初球フォークをレフトへはじき返される勝ち越しのタイムリーツーベース。

追いついてもらった直後に再びリードを許します。

 

何とかしたい打線は4回、5回と吉見投手の前に三者凡退。

 

踏ん張りたい福井投手でしたが5回の裏、再び京田選手に高めのストレートをレフトへのツーベースとされ、ピンチを招くと亀澤選手の送りバントを會澤選手がフィルダースチョイス、0アウト1, 3塁とピンチを広げます。

続く大島選手にライトへの犠牲フライを打たれ、痛い1点を失うとビシエド選手の打席で亀澤選手が盗塁、會澤選手の送球が逸れる間に3塁を陥れられ再び3塁にランナーを背負います。

 

ビシエド選手は低めのボール気味のフォークをひっかけさせショートゴロに打ち取りますが、この間にランナーの生還を許し1-4。

3点差にリードを広げられてしまいます。

 

ドラゴンズは6回から継投に入り、マウンドには伊藤投手。

先頭丸選手がヒットで出ますが、昨日に続きフライと三振でランナーを進めることができません。

エルドレッド選手がフォアボールで2アウト1, 2塁と得点圏にランナーを進めますが松山選手が追い込まれてから低めのストレートに何とかついていきますがセンターフライ。

反撃ののろしを上げることができません。

 

7回も続投した伊藤投手の前に簡単に2アウトとなりますが、田中選手が2ボールから低めの外寄りのストレートを捉えると打球はぎりぎりながらもライトスタンドへ、ホームランで1点を返して2-4、2点差に詰め寄ります。

 

7回の裏のマウンドには一岡投手。

0に抑えて反撃の流れをつなぎたいところでしたが1アウトから京田選手に粘られフルカウントからフォアボールを与えると亀澤選手が送りバント。

2アウト2塁から大島選手、追い込んでからひざ元へのカットボールでしたが上手くさばかれレフトへのタイムリーツーベースで2-5、続くピンチは何とか切り抜けますが再び3点に差が開きます。

 

直後の8回のカープ。

マウンドには岩瀬投手。

 

先頭・丸選手が2-2から高めのストレートに振りまけずレフトフェンス直撃のスリーベースヒットでチャンスを作ります。

続く鈴木誠也選手もボールをきっちり見極めフォアボール、0アウト1, 3塁とチャンスを広げます。

 

安部選手はショートゴロに倒れますが併殺は免れその間に1点を返します。

さらに続くエルドレッド選手が代わった三ツ間投手の初球、高めのボール気味のストレートを強引にセンター前に落として再び1, 3塁のチャンスを作ると松山選手にはストレートのフォアボール。

1アウト満塁と絶好の同点機を迎えます。

 

ここで會澤選手の打席でベンチは代打の切り札、西川選手を打席に送ります。

1ストライクから真ん中付近のストレートを捉えて打球は内野の間を抜けるかと思いましたが京田選手がファインプレー、セカンドを封殺される間にさらに1点は返しますが2アウトとなります。

 

一岡投手の打席には代打・野間選手。

1ボールから低めのスライダーを打ち上げると打球はセンターフライ。

4-5と一点差まで迫りますが同点に追いつくことはできません。

 

最後の攻撃に望みをつなげたいカープの8回のマウンドには薮田投手。

先頭ゲレーロ選手に2ボール1ストライクから投じた外角ストレートをはじき返されると打球はライトスタンドへ、痛恨の追加点を許します。

さらに堂上選手にフォアボールを与えると送りバントと松井選手のライト前ヒットで1アウト1, 3塁。

 

京田選手を内角ストレートでファーストゴロに打ち取り、ベースを踏んでセカンドもアウトかと思いましたが安部選手が悪送球。

ミスでさらに1点を許して4-7と再び点差は3点に。

 

最後は田島投手の前に三者凡退となりゲームセット。

カープ、痛い同一カード3連敗となりました。

 

 

 

試合感想

打線は相変わらず拙攻気味でした。

昨日に引き続きノーアウト1塁の場面で残念ながら打ち上げる場面が何度か見られました。

ただ昨日と違ったのは盗塁を仕掛けるなど何とか局面を打開しようとする姿勢が見られました。

 

残念ながら今日も先行される展開、一度同点に追いつきこそしましたが、勝ち越し機で相手の好守に阻まれ、8回終盤の同点機でも相手の好守に阻まれ…。

そうこうするうちにまた点差が開き、気が付けばこの3連戦、リードされっぱなしで終わってしまいました。

 

ここ2戦の拙攻で相手選手たちを乗せてしまったような感じがしました。

やはり野球には勢いがあります。

不要な守備のミスや自分たちの拙攻で一度相手を乗せてしまううちに、取り返せなくなってしまったというような3連戦でしたね。

 

8回の采配について少し気になった点はありました。

2アウト1, 3塁の一打同点の場面で野間選手を打席に送ったわけですが、直前に松山選手に代走で堂林選手を起用していました。

 

堂林選手と野間選手、どちらのバッティングに期待が持てるかというところですがベンチの選択は野間選手でした。

おそらく三ツ間投手相手に右打者よりも左打者が有利と考えての采配だったと思います。

 

そして実際に調べてみたら今シーズンこれまで三ツ間投手は右打者にはめっぽう強く、左打者との被打率に2割弱もの大差がありました。

おそらくそれゆえの回の丸選手までの岩瀬投手の登板だったのだと思うと、個人的には納得できましたが皆さんはどうでしょうか。

 

堂林選手だったらどうかは分かりませんが、間違いなく今日の試合の一つの采配のポイントではあったと思います。

 

 

投げては福井投手。

結果的には6回98球6安打1死球4失点 (自責は3)。

現状では予想の範囲内ではありましたが、何より点を取られるタイミングが悪すぎました。

 

試合開始直後の先制点に、同点直後の2アウトからの失点、さらには中押し点。

5回の失点は會澤選手のミスも絡んでいるので同情できる部分はありますが、それにしても長打を打たれすぎています。

 

それなりに見るべき点はある投球内容だったものの、現状では来週の先発は個人的には中村祐太投手を見てみたいと思いました。

ベンチはどう判断するでしょうか。

 

一岡投手、薮田投手は今日は結果が出ませんでした。

一岡投手は登板2試合続けての失点はしていませんが、開幕以来すっきりしない登板内容が続いているのもまた事実です。

 

今日は詰め寄った直後に突き放され、同点に向けて大事なところを抑えられなかったということだと思います。

カープが点を取った直後の回に同じ点数を取られる。

そういう試合展開で勝てることがあれば、それはかなり珍しい試合でしょう。 

 

それにしても5月に入ってから敵地で一切勝てず、1勝8敗。

一方地元広島では7勝1敗。

これも敵地甲子園でのあの悪夢の呪縛なのか。

これ以上、ややこしいことを騒がれる前に敵地での勝利を重ねて余計なプレッシャーがかからないようにしてもらいところです。

 

カープ次週の試合予定

来週カープは火曜日から地元広島でのスワローズ2連戦のあと(木曜日は試合予定なしです)、敵地東京ドームに移動してのジャイアンツ3連戦です。

 

対スワローズはここまで5勝4敗と何とか勝ち越していますが前回の神宮での対戦では負け越しました。

今回はマツダでの試合となるだけに、何としても勝ちたいところですがスワローズは最近チーム状態が良く、ドラゴンズとの3連戦以上に厳しい戦いになりそうです。

 

ポイントは火曜日の初戦でしょう。

3連敗の悪い流れを止めるということだけでなく、2連戦の初戦、勝てば連勝が見えるが負けると良くても五分と追い込まれる、そんな試合なだけにいつにもまして重要な試合となります。

詳しくは明日、予告先発が発表されてから展望記事で書きたいと思います。

 

一方、対ジャイアンツはここまで7勝1敗。

今シーズンはきっちり勝ち切ることができておりチームは良いイメージを持っているとは思います。

今回は敵地での戦いですが、スワローズ戦を最低でも五分でいけば内弁慶の克服に期待を持てるかもしれません。

 

ジャイアンツとしてもこれ以上は負けられないプレッシャーがあるでしょうから、先手を取れればドツボにはめられる可能性もあります。

 

いずれにせよ、今シーズンカープは開幕以来初めて週5試合で組まれた日程です。

先発投手の台所事情が苦しい中、これは正直ありがたい。

交流戦前の最後の週でもあり、勢いをつけて交流戦に臨むためにも良い週にしてもらいたいところです。

 

ドラゴンズ3連戦の結果はどうあがいても取り戻せません。

来週からの戦いにこの3連戦の悔しさをどうつなげられるか、必死に前を向いてカープの戦いに注目しましょう。

 

来週も一戦一戦、苦しくても頑張ろう、カープ!

 

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