5/18のカープ試合速報です、ベイスターズ戦は9-2でカープが勝ちました。
中村祐太投手が不安定な立ち上がりを見せるも、昨日9回にそれぞれミスをした鈴木誠也選手、安部選手の連続タイムリーなどで即座に逆転。その後も効果的な一発で援護をもらった中村祐太投手は尻上がりに調子を上げ、プロ2勝目を挙げました。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
DeNA | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 2 |
広島 | 4 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | X | 9 | 13 | 0 |
投手情報
勝利投手 中村祐 (2勝0敗0S)
敗戦投手 平良 (1勝1敗0S)
セーブ なし
DeNA 平良、尾仲、加賀、三上 - 戸柱
広島 中村祐、中田、薮田、ブレイシア - 會澤
本塁打 丸7号(2回裏2ラン)、エルドレッド11号(5回裏2ラン)
試合概要
試合は中村祐太投手、平良投手の若き両右腕の先発で始まります。
初回、約2週間ぶりの中村祐太投手は先頭桑原選手相手に球が高めに浮いてフォアボールを与えると、続く梶谷選手にはストレートを狙われライト前へ運ばれ、いきなり0アウト1, 2塁のピンチを招きます。
宮崎選手は外角高めのストレートでキャッチャーゴロに打ち取りますが1アウト2,3塁となると、4番には体調不良でスタメンを外れた筒香選手に代わり4番を務める好調ロペス選手。
2球で追い込むと外のボール気味のスライダーを振らせますがバットに当てられショートゴロの間に1点を先制されます。
最少失点で切り抜けたいところでしたが5番戸柱選手にライト前タイムリーを浴び、2点目を失います。
さらに6番エリアン選手にも内角ストレートをバットを折りながらセンター前に運ばれピンチが広がったかに思えましたが、3塁を狙った戸柱選手を丸選手の好返球で刺殺。
バタバタした初回を何とか2点で終わらせます。
若き右腕を援護したい打線は直後、反撃に出ます。
先頭田中選手はセカンドゴロに倒れますが、菊池選手がレフト前ヒットで出塁すると丸選手はボールをよく見てフォアボール、1アウト1, 2塁のチャンスを作ります。
迎えるは4番鈴木誠也選手、昨日の後逸で期するものがあったのでしょう、1ボールからの外角カットボールを積極的に打って出ると打球はセンターへの2ベースヒット、すぐさま1点を取り返しなおも1アウト2,3塁の同点、逆転のチャンスを掴みます。
打席にはこれまた昨日エラーを犯し期するものがあるはずの安部選手。
フルカウントからボール気味の低めシュート回転のストレートをレフト前に落とす逆転の2点タイムリーヒット。
すぐさま試合をひっくり返します。
続くエルドレッド選手もレフト前ヒットでつなぐと、松山選手はワンバウンドのスライダーに空振り三振に倒れますが、會澤選手。
1ボールからの外角高めのカットボールをセンターへはじき返すタイムリー2ベース、1塁ランナーのエルドレッド選手がホームに突っ込み際どいタイミングでしたがセーフの判定。
さらに2点追加かと思われましたがリプレー検証後、判定が覆りアウト、この回4点で攻撃を終えます。
試合をひっくり返してもらった中村祐太投手の2回。
制球がまだ安定せず、荒波選手に高めのストレートをライト前に運ばれ先頭の出塁を許します。
続く平良投手は送りバントの構え、2球で追い込むと最後は外のボール気味のストレートでバントの空振りを誘い、三振で1アウト。
続く倉本選手は3ボール1ストライクから、苦しい中投じたストレートを打ち上げてもらいレフトフライで2アウト。
最後は桑原選手をフルカウントから高めのストレートで空振り三振を奪い、援護をもらった直後を何とか0点でしのぎます。
すると打線は2回の裏、さらなる援護で応えます。
簡単に2アウトを取られ、菊池選手もショートゴロ…と思いましたが倉本選手のファンブルで出塁すると、続く丸選手、1-1からの内角カットボールを上手くさばきました。
打球はカープファンで埋まるライトスタンドへ一直線。
カープにとっては貴重な追加点、DeNAにとっては非常に大きなダメージとなる2点がスコアボードに刻まれます。
続く3回、中村祐太投手は先頭梶谷選手に高めのストレートをレフト前へ運ばれ3イニング連続で先頭を塁に出しますが宮崎選手を内角ストレートで見逃し三振、ロペス選手を内角高めのスライダーでレフトフライ、梶谷選手の盗塁死で結果的に3人でこの回を終えるとリズムに乗りました。
続く4回は三振2つを含む三者凡退、5回も内野安打こそ許しますが再び2つの三振を奪い無失点、勝利投手の権利を得ます。
この好投につられたか、打線は5回の裏、3回から登板している尾仲投手から安部選手が1アウトからフォアボールで塁に出ると続くエルドレッド選手。
1ボールからの2球目外角ストレートをはじき返すと打球はレフトスタンドへ。
チーム助っ人歴代2位タイとなる今季11号ホームランで2点を追加します。
さらに2アウトから會澤選手がレフト前ヒットで塁に出ると中村祐太投手にもプロ初安打となるライト前ヒットが出て再びのチャンスメーク。
先頭田中選手がきっちり応えてセンター前へタイムリー。
この回3点を追加して9-2、試合の行方を決定づけます。
6回もマウンドに上がった中村祐太投手はヒットとフォアボールで2アウト1, 2塁のピンチを迎えますが荒波選手をスライダーでセンターフライに打ち取り、この回でお役御免。
7回は登板間隔の空いていた中田投手、8回は薮田投手がそれぞれ2三振を含む三者凡退で元気なところを見せてくれました。
最後9回はブレイシア投手が2アウトから連打は許しますが、倉本選手をファーストゴロに打ち取りゲームセット。
昨日の手痛い敗戦を1日で払拭してみせたカープ、本拠地できっちりカード勝ち越しです。
試合感想
昨日、9回に3点差を追いつかれる一因となるミスを犯した鈴木誠也選手、安部選手が初回にやってくれました。
自らが一因となって作ってしまった悪い流れを、それならば自らのバットで断ち切る、そんな思いを感じた連続タイムリーでした。
きっと一晩、ファンよりも当事者たちが煮えたぎるような思いで過ごしたはずです。
1回の表は嫌な雰囲気でしたが、直後の攻撃で結果が出たことでチーム、球場の雰囲気も変わったような気がします。
また立ち上がりから制球に苦しんでいた中村祐太投手を立ち直らせる貴重な逆転劇でした。
丸選手のホームランも非常に効果的でした。
2アウトからエラーでのランナーを置いての一発。
まだ中村祐太投手の内容が不安定だっただけに、そして試合の流れ的にも相手に与えるダメージの絶大なホームランでした。
5回にはエルドレッド選手のチーム歴代助っ人2位となる通算112本目のホームラン。
6年目のシーズンを過ごす助っ人が強打の助っ人ルイス・ロペス選手に並びました。
一発長打の魅力はもちろん、全力プレーを見せ続けてくれており、チームの助っ人陣を引っ張ってくれています。
本当に野村前監督が2年目によく残してくれたと思いますし、今季もよくカープに帰ってきてくれました。
1位は1977 - 1982年に在籍したジム・ライトル選手の155本とまだ遠いですが、来期中の達成に向けて、今シーズンこれからも好調を維持してほしいと思います。
中村祐太投手のプロ2試合目は立ち上がり、球が上ずり非常に不安定でした。
初回、丸選手の好返球がなければさらに失点を重ねていたかもしれません。
それだけに2失点直後の逆転は気持ちの上で非常に大きかったことと思います。
また丸選手だけでなく、會澤選手が相手の盗塁を刺すなど、打つだけでなく守る方でもバックがよく盛り立てていたと思います。
あとは2回の平良投手のバントミスも非常に助かりました。
あの回を無失点でいけたことで、少しリズムを取り戻せたように見えました。
しり上がりに調子を上げて、結果は6回105球7安打2四球2失点でプロ2勝目。
ランナーを出しながらも、良く粘って6回まで試合を作れたと思います。
今度こそウィニングボールをご両親の下へしっかりと届けてほしいですね笑
薮田投手、中田投手が元気そうで非常に安心しました。
やや不安定な一岡投手の起用法からひょっとすると…と思っていただけに、元気そうな姿が見られたことが個人的には今日一番の収穫かもしれません。
それにしてもここ5試合連続で先発投手がしっかりと試合を作ってくれています。
そしてチームは4勝1敗。
今の打線の調子であれば、先発投手が試合を崩さなければ十分に勝機が巡ってきます。
明日以降の戦いも、先発投手陣の好調が継続するか、注目しましょう。
5/19の試合展望
カープは名古屋に移動してドラゴンズ3連戦です。
予告先発はカープが岡田投手、ドラゴンズが小笠原投手です。
岡田投手はここまで7試合に登板、4勝1敗防御率は3.56。
前回ジャイアンツ戦ではスライド登板で7回2失点で見事な投球を見せてくれました。
今回は今シーズン初の中5日での登板になります(前回も中5日が予定されていましたが結果的には雨天中止で中6日となりました)。
3連戦初戦を任されます、チーム状態の上がってこないドラゴンズ相手なだけに、前回に引き続きの好投を期待しましょう。
左打者相手にややコントロールを乱す傾向があるだけに、好調・大島選手が出場するかどうかは一つのポイントとなりそうです(今日は前日のデッドボールの影響でスタメンを外れたようです)。
対する打線の相手は小笠原投手。
ドラゴンズ期待の高卒2年目、ドラフト1位ルーキーが明日の相手です。
ここまで2試合に登板うち先発1試合で0勝1敗 防御率は4.50。
先週のDeNA戦に今シーズン初先発を果たしており、その際は5回3失点で負け投手となっています。
現在の打線の状態からは完全に抑え込まれる姿は想像できません。
それなりにフォアボールもあるピッチャーですし、塁は賑わせる可能性は高そうです。
広いナゴヤドームですので一発はそれほど期待できないかもしれませんが、今日のように岡田投手を早めに援護する展開を期待しましょう
明日も頑張ろう、カープ!
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