僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

5/19のカープ 中日戦 勝負の継投も勝ち越しきれず 痛い形で初戦を落とす

5/19のカープ、試合速報です。

今日のドラゴンズ戦は3-4でカープが敗れました。

岡田投手が悪いなりに試合を作ると打線は6回に追いつきます。直後に勝ち越しを許しますが、9回に粘りを見せて試合は延長へ。良い投手を先に注ぎ込む継投に、今日の試合にかける首脳陣の意気込みを感じましたが、最後はジャクソン投手が力尽き、カープ3連戦初戦を落としました。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
広島 0 0 0 0 1 1 0 0 1 0 3 7 0
中日 0 1 0 1 0 1 0 0 0 2X 5 11 0

 

投手情報 

勝利投手 佐藤 (2勝0敗0S)

敗戦投手  ジャクソン (0勝1敗1S)

セーブ  なし

広島 岡田、中田、一岡、今村、ジャクソン - 石原、會澤

中日  小笠原、伊藤、岩瀬、三ツ間、田島、佐藤 - 松井雅

本塁打    ゲレーロ8号(6回裏ソロ)、ビシエド7号(10回裏2ラン)

 

試合概要

試合は岡田投手、小笠原投手の先発で始まります。

 

カープは初回、1アウトから菊池選手がライト前ヒットで出塁するも後続倒れて無得点に終わります。

対するドラゴンズも先頭・京田選手がライト前ヒットで出塁するも荒木選手のショートゴロ併殺打もあり3人で攻撃を終えます。

 

2回の表、カープはエルドレッド選手が粘りを見せるも三者凡退。

今日の小笠原投手は初回から飛ばしているのか、ボールに勢いがあります。

 

2回の裏のドラゴンズ、先頭ビシエド選手はセカンドゴロに打ち取るも、続く平田選手にフォアボールを与えてしまいます。

ゲレーロ選手はカーブで空振り三振に打ち取りツーアウトとしますが、続く亀澤選手の初球で平田選手に盗塁を決められます。

 

2アウト2塁となった場面で亀澤選手はカーブでタイミングを外しますがバットの先で当てられた打球はボテボテのゴロ、とんだところが悪く、ピッチャーへの内野安打となり2アウト1, 3塁へとピンチが広がります。

 

迎えるは8番松井選手。

1ボールからの外角低めへのストレートを打ち返されると打球はライトへのタイムリーヒット、1点を先制されます。

 

なおも2アウト1, 2塁から小笠原投手に2ボール1ストライクからの4球目内角高めのストレートもピッチャー強襲の内野安打を打たれ2アウト満塁とピンチが広がり先頭の京田選手に返ります。

 

ここで3球連続のボール、初球のカーブ、その後ストレートを2球続けますがいずれも低めに外れてストライクが入りません。

満塁で3ボールと押し出しの危機に瀕します。

 

4球目はひざ元のナイスボールでストライク、続く5球目、コースは少し先ほどより甘かったですが同じく低めのストレート、京田選手の打球はショートゴロとなり、最少失点でこの回を切り抜けます。

 

援護したい打線は直後の3回、2アウトから田中選手が2ボールから積極的にストレートを狙い打つライトへのツーベースヒットでチャンスを作ります。

続く菊池選手はストレートのフォアボール、丸選手もフォアボールを選び連続フォアボールで2アウト満塁のチャンスを掴みます。

 

ここで打席には4番の鈴木誠也選手。

初球内角ストレートを見逃し1ストライク、チェンジアップ、ストレートがそれぞれ低めに外れて迎えた2ボール1ストライクからの4球目、ストレートを狙いますがミスショット、打球はファーストへのファールフライとなってしまいスリーアウトチェンジ。

同点、逆転のチャンスを逸します。

 

 

3回裏のドラゴンズ、先頭・荒木選手にレフトへのツーベースを許し追加点のピンチを招くと続く続く大島選手のライトフライでタッチアップ、サードを狙います。

ここで鈴木誠也選手が見事の返球、レーザービームでサードで刺しダブルプレー、岡田投手を盛り立てます。

 

4回の攻撃を三者凡退に抑えられるとその裏のドラゴンズ。

平田選手に粘られフルカウントからの9球目でフォアボールを与えると、ゲレーロ選手の打席でこの日2つ目となる盗塁を許し0アウト2塁、再びのピンチを招きます。

 

ゲレーロ選手をカーブ、亀澤選手をストレートで連続空振り三振で2アウトまでこぎつけ打席には8番・松井選手。

1ストライクからボール気味のカーブでしたが当てられると打球はレフト前に落ちるタイムリーヒット、点差を2点に広げられます。

 

そろそろ小笠原投手を捕らえたいカープは5回の表、再び2アウトから田中選手が3ボール1ストライクからこれまた再び積極的にストレートを狙い打つレフトへのツーベースヒットでチャンスを作ります。

続く菊池選手も2ボールからストレートを狙っていました。

 

高めに浮いたストレートをはじき返すと打球はレフトへのタイムリーツーベースヒット。

ようやく1点を返します。

なおも同点のチャンスで丸選手もストレートを狙いますがここはライトフライ、同店には追いつけません。

 

5回の裏、岡田投手は2アウトから大島選手にツーベースを許しますがビシエド選手にスライダーを引っかけさせてサードゴロ、1点差で前半の5回を終えます。

 

グラウンド整備を挟んで迎えた6回の表、カープは疲れの見え始めた小笠原投手に襲い掛かり先頭鈴木誠也選手のツーベースと続くエルドレッド選手のフルカウントからのフォアボールでチャンスを作ります。

ここでドラゴンズベンチは伊藤投手に思い切りよく交代を決断します。

 

代わった伊藤投手に対するは新井選手。

1ボール2ストライクからの4球目、外角低めのボール気味のスライダーを何とか当てると打球はセカンドゴロ、ランナーはそれぞれ進塁し1アウト2, 3塁と同点、逆転のチャンスを広げます。

 

打席にはペーニャ選手。

3ボールからストレート見逃し、スライダー空振りでフルカウントまで持っていかれると最後は外角高めボール気味のスライダーに手が出て空振り三振。

2アウトとなります。

 

続く石原選手、ベンチは代打を出さず今季結果を出しているそのバットにかけます。

1ボール2ストライクからスライダーをファールして迎えた5球目、高めのストレートをはじき返すと打球はライト前への同点タイムリー。

値千金の一打で2-2の同点に追いつきます。

 

岡田投手の打席でベンチは代打・松山選手、勝負をかけます。

1ボール1ストライクからの3球目、内角低めのストレートを強引に打つと打球はショート後方への力ないフライ。

 

レフト前にポトリと落ちそうでしたが京田選手が背走キャッチのファインプレー。

相手の好守に阻まれ勝ち越し点は奪えません。

 

その裏、カープは前日好投した中田投手をマウンドに送ります。

平田選手を幸先よくショートゴロに打ち取り1アウト。

 

続くゲレーロ選手は1ボールから低めのボール気味のスライダーをすくい上げられました。

力でレフトスタンドぎりぎりまで運ばれる勝ち越しのソロホームラン。

追いついた直後に再び1点ビハインドを背負います。

 

その後は連続三振で切り抜けて迎えた7回の攻撃。

ドラゴンズのマウンドには大ベテランの岩瀬投手。

1番からの好打順でしたが三振、キャッチャーファールフライにレフトフライ、7球で簡単に三者凡退に打ち取られます。

 

その裏のマウンドには一岡投手。

簡単に2アウトを取りますが、荒木選手に粘られ2-2からの7球目外角ストレートをセンター前へ運ばれると、続く大島選手にはストライクが入らずスリーボールとなります。

 

しかし前と同じ轍は踏まなかった一岡投手、ストレート2球で2ストライクを取ると、大島選手の粘りにも負けず、7球目の高めのストレートでライトフライに打ち取り無失点で切り抜けます。

 

追いつきたい打線ですが、8回三ツ間投手相手に先頭・鈴木誠也選手が粘りながらもライトフライに倒れるとエルドレッド選手が初球をサードゴロ、新井選手は三球三振に倒れて三者凡退。

 

その裏も再び一岡投手にベンチは託します。

粋に感じたか、一岡投手は内野ゴロ2つに三振で三者凡退、最後の攻撃に望みをつなげます。

 

迎えた最終回、カープの攻撃。

対するはドラゴンズの守護神・田島投手。

先頭・ペーニャ選手が粘りを見せるもスライダーで空振り三振に倒れると、代打安部選手もフォークに空振り三振。

簡単に2アウトを取られ、追い込まれます。 

しかしカープはここで諦めませんでした。

 

 

代打・西川選手が低めのボールをきっちりと見極めてフォアボールで出塁すると、先頭に打順が返って田中選手が2球目、内角ストレートがデッドボールとなり2アウト1, 2塁のチャンスを作ります。

打席には今日2安打の菊池選手。

 

2ボールからの3球目、外角ストレートを積極的に打ちに出ると打球はセンター前へ、代走で起用されていた野間選手がホームに帰り、土壇場で試合を振り出しに戻します。

なおも2アウト1, 3塁と勝ち越しのチャンス。

 

打席には丸選手。

3ボール1ストライクから低めのボール気味のスライダーに空振り、最後はフルカウントからボール気味のフォークに空振り三振。

ここは田島投手が意地を見せ、打ち気に逸る丸選手を抑えました。

 

9回の裏、首脳陣は今村投手を起用します。

先頭・亀澤選手をフォークで空振り三振に打ち取ると、続く松井選手もフォークで見逃し三振。

連続三振で2アウトを取ると代打・福田選手は2ストライクから低めのフォークでライトフライ。

 

きっちり三者凡退で抑え、試合は延長に入ります。

今村投手は相手こそ違えど、一昨日の試合でやられた雪辱をきっちり果たしました。

 

10回のカープの攻撃、マウンドには佐藤投手。

先頭鈴木誠也選手が外角高めのスライダーに見逃し三振、エルドレッド選手は内角ストレートにセンターフライ、途中出場會澤選手は初球スライダーにタイミングを外されサードゴロ、わずか8球で三者凡退に抑えられます。

 

その裏のマウンドにはジャクソン投手。

先頭・京田選手を内角ストレートで詰まらせながらも際どいタイミングでのセカンド内野安打、嫌な形で出塁を許します。

 

続く荒木選手はバントを試みますが、外角高めへの力あるストレートに押し込まれバントがサードへの小フライとなり1アウト。

大島選手は1ボール2ストライクから外角高めのスライダーでサードゴロに打ち取りランナー入れ替わりで2アウト1塁。

 

ビシエド選手への初球でした。

低め、ボール気味のスライダーをすくい上げられ、打球は無情にもレフトスタンドへのサヨナラホームラン。

 

勝負の継投も実らず、カープ3連戦初戦を落としました。

 

試合感想

今日の打線は小笠原投手を捕まえきれませんでした。

カープ打線が捕まえきれなかった、というよりも疲れが見えたところで引っ張らずにすっぱり継投を選んだドラゴンズベンチの采配にかわされた、という表現の方が適切でしょうか。

 

6回の勝ち越し機での松山選手の打球を背走キャッチした京田選手のプレーは敵ながらあっぱれ、まさにプロ野球という感じでした。

あそこで勝ち越せていればすんなりと勝てる試合展開になっていたような気がします。

 

また9回の勝ち越し機も丸選手が少し力みが勝ってしまったでしょうか。

選球眼の良い丸選手には珍しく、6球のうちストライクゾーンは1球しかありませんでしたが三振に倒れてしまいました。

結局今日の試合は一度もリードすることができず、一気呵成の攻撃が今日はできませんでした。

 

それでもボール先行のカウントから振りにいく積極性が目立ちましたね。

当然打ち損じることもあるでしょうが、この積極性が見られる限りは打線の状態は悪くないと安心しています。

相手投手が苦しい中で的を絞って打ちに行く姿勢こそが今のカープ打線を形作っていると思っています。

 

さて、ペーニャ選手は昇格直後こそ代打で結果を出しましたが最近は結果が出ずに苦しんでいますね。

右打ちのサードが欠けているピースだけに期待の大きさに応えられない焦りも出てくる頃かと思いますが、新外国人は誰もが日本のピッチャーの変化球多用のピッチングスタイルやバッテリーの配球に苦しみ、適用するまでにそれなりに時間がかかるものです。

 

一昨日、ベンチ裏で投手陣に謝っていた阿部選手や鈴木誠也選手にかけた言葉のように、結果はついてくると思って楽しんで野球をやり続けてもらいたいところです。

もう少し長い目で見守りたいと思います。

 

 

  

投手陣に目を移すと岡田投手は悪いなりに粘って試合を作ってくれました。

本来の球の力がありませんでしたが、中5日の影響なのか、たまたまなのかは分かりません。

投球感覚をいじってこういった内容が続くようであれば、中6日で回した方が長期的にはチームにメリットがあるかもしれませんね。

 

中田投手の被弾は相手を褒めるべきでしょう。

良いボールだったと思いますし、他の打者との対戦を見ても、調子は良さそうです。

明日以降やり返してもらいましょう。

 

一岡投手も良く投げてくれました。

知りませんでしたが(本人も知らなかったそうですが)2試合連続の失点はしないという記録を昨シーズンから継続中。

「打たれた次の試合が一番大事」の心がけ通り、打たれた次の試合で結果を残し続けてくれています。

 

回をまたがせたことも、その時はどうかと思いましたが高橋樹也投手を降格させて中継ぎが1枚減る中で延長を見据えた采配だったのでしょう、結果的には正解だったと思います。

 

今村投手もきっちり結果を残しましたし、ジャクソン投手は被弾こそしましたがこの一発も打った相手を褒めるべきでしょう。

それにこれまで助けられていた分を考えるとジャクソン投手を責める選手、ファンはいないはずです。

  

さて、しかし明日の試合を落とせなくなったのもまた事実です。

中継ぎ投手陣も注ぎ込んでしまいました。

厳しい展開になりそうですが何とか切り抜けましょう。

 

5/20の試合展望

 

予告先発はカープが九里投手、ドラゴンズが又吉投手です。

 

九里投手はここまで7試合に登板、3勝3敗防御率は4.91。

前回ジャイアンツ戦では3試合連続KOから立ち直り、6回1失点の好投を見せてくれました。

 

岡田投手同様、今回は今シーズン初の中5日での登板になります。

また九里投手の場合マツダスタジアムでの3試合全て好投し、勝ち投手となっているのに対し、ビジターでの4試合ではまだ6回3失点のQSも達成しておらず明確に差があります。

 

今回はビジターでの登板です。

先週の好投で取り戻した自信を胸に、まずはビジターでの初のQS達成を、そしてできれば中継ぎ投手陣を休ませるようなピッチングを目指してもらいましょう。

 

岡田投手以上に左打者を苦手にしていますので京田選手、大島選手に打席が回るであろう初回を抑えられるかどうかが大きなポイントとなりそうです。

初回のピッチングに注目しましょう。

 

対する打線の相手は又吉投手。 

ここまで8試合に登板うち先発5試合で2勝0敗1H 防御率は2.16。

先週のスワローズ戦では6回2失点ときっちり試合を作っています。

 

前回カープとの対戦時こそ5回5失点と乱れましたが、ここまで非常に好調なシーズンを送っています。

前回は右サイドスローの又吉投手に対して、5番から3人左打者を並べて打ち崩しました。

 

明日も同様のラインアップを組むでしょうか。

西川選手が又吉選手と相性が良さそうなだけに、安部選手をファーストに回して、西川選手を久々にサードでスタメン起用する可能性もありそうです。

 

厳しい展開が予想されますが、全員野球で切り抜けてもらいましょう。

明日も頑張ろう、カープ!

  

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