9/27のスワローズ戦は3-9でカープが敗れました。
歓喜のビールかけから一夜。やはり過去の例に違わず集中力が一段、落ちたような試合展開をしてしまったカープ。まだまだ最後の連戦の半ばです。明日からまた仕切り直して、CSへ向けて勝ち方を忘れないようにしてもらいたいものです。
試合感想
今日は試合前に天谷選手の引退が発表されました。
カープの若手野手陣が力をつけてきた2013年以降は出場機会を減らし、今年は分厚い選手層の前についに1軍での出場機会をつかめなかったですから仕方ないのかもしれませんが、やはり低迷期を支えてくれた選手が一人、また一人といなくなる寂しさはありますね。
2001年のドラフト9巡目(!?)で入団。
キャリアハイは一気に出場機会が爆発的に増えた2008年になりますかね。
マツダスタジアムでの記憶に残るフェンスによじ登ってのホームランキャッチやランニングホームランなど、印象的な好プレーを数多く披露してくれる一方で信じられないような凡ミスもそれなりの頻度でしてしまう場面も…。
ただ、カープファンに愛された選手だったのは間違いありません。
17年間本当にお疲れさまでした。
優勝が決まってシーズンも終わろうとしている季節、ドラフトでの入団に湧く時期が近づいていますが、支配下登録選手の枠の都合上、反対に同じだけの人数を送り出す寂しいシーンも出てきます。
近々戦力外通告のニュースも出てくるでしょう。
必然とはいえ、ここはプロの世界。
応援する側もまたグッと気が引き締まる季節です。
さて、試合のほうですが優勝から一夜明けた今日は菊池選手、鈴木誠也選手がスタメンを外れました。
菊池選手は先日もスタメンを外れていましたし、優勝が決まったらスタメンを外れそうな気配はしていました。
鈴木誠也選手も休養でしょうか、昨日のヘッドスライディングでどこか痛めたとかでなければ良いのですが…。
代わりにライトに野間選手、レフトに規定打席到達のかかる松山選手が回ってファーストに西川選手。
セカンドには曽根選手が入りましたね。
ファースト西川選手は送球に難がある分、また考えたくないですがこのオフの丸選手、あるいは松山選手がFAで流出したときに持っておきたいオプションです。
選手層が厚いカープとはいえ、新井選手も引退、FA権を獲得した2選手のどちらかが抜ければ、今シーズン上手く調子を落とした選手を控えに回してチーム力を維持する強みが薄れてしまいます。
それを補うためのオプションとしては有力な選択肢でしょう。
そしてセカンドに入った曽根選手。
タナキクコンビのバックアップとして獲得して、シーズンの後半は一軍で帯同して勝つチームの雰囲気は経験できたはずです。
あとは実戦での一軍の一線級の投手との対戦経験が不足しており、一足先に優勝を決めて他チームがCS争い真っただ中の今、最高のチャンスが訪れており、それを逃さずしっかり起用するカープ首脳陣もお見事ですね。
現行のCS規定ではゲーム差によるアドバンテージの変化もない分、優勝を決めたカープはあとは消化試合。
試したいことを試して、CSに向けて主力の実戦感覚を維持してもらいながら、来年以降の危機管理につながるであろう選手に打席を与える。
うん、非常に論理的です。
ここから先スワローズとのゲーム差は縮まるかもしれませんが、優勝を決めた時点では9.5ゲーム離れていた事実は色あせません。
間違いなく今年も独走での優勝でした。
まぁしかし何というか今日は予想を裏切らない凡戦でしたね。
先発の野村投手は間違いなく昨日のビールかけの影響はあったでしょうが、2アウトから踏ん張れずに6回途中7失点。
ヘルウェグ投手も相変わらず速く、動く球を投げていて相手は打ちづらそうですが、ノーアウトから2人ランナーを出すなど短期決戦で安心して起用できるめどは立ちません。
ジャクソン投手かヘルウェグ投手のどちらかに目途が立てば心強いんですけどね…。
藤井投手も良い経験でしょう…雄平選手に打たれたタイムリーは相手が上手でしたね。
打線のほうは先制されても追いついて、一時は逆転するなど見せ場は作ってくれましたがこちらも6安打ですか。
6回以降毎回得点圏にランナーを進めながらどこか集中力を欠いてしまいました。
優勝翌日はこんなものかもしれませんね。
ただ明日以降もこういう試合内容では困ります。
きっちり、経験豊富なところを見せてCSへ向けて一つでも多くの収穫を得られるよう切り替えてもらいたいものです。
特に今後へ向けての期待で起用されるであろう選手たちにはワンプレーでも多くアピールする場面を見せてくれることを勝手に期待して今日はPCを閉じようと思います。
34年ぶりの日本一奪還へ、明日からも一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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