9/13のカープ試合速報です、ベイスターズ戦は12-4でカープが勝ちました。
初回、中村祐太投手が2アウトから三連打を浴びて2点を失いますがその裏、田中選手のホームランを皮切りに2アウトから打線がつながり一気に6点を奪って試合をひっくり返します。しかし3回、4回に1点ずつ返される嫌な展開。それでも6回に菊池選手のタイムリーで突き放すと、安部選手、岩本選手のこの日2本目のタイムリーで続いて再び6得点。これで試合を決めたカープが打線爆発で大勝、マジックを2としていよいよ明日にも連覇が決まります!
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
DeNA | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 11 | 0 |
広島 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | X | 12 | 14 | 0 |
投手情報
勝利投手 九里 (9勝5敗0S)
敗戦投手 飯塚 (1勝3敗0S)
セーブ なし
DeNA 飯塚、三嶋、砂田、田中健、三上、加賀 - 嶺井、戸柱
広島 中村祐、九里、ジャクソン、一岡、中田、今村 - 磯村、石原
本塁打 田中7号(1回裏ソロ)
試合概要
試合は中村祐太投手、飯塚投手の先発で始まります。
中村祐太投手の立ち上がり、2アウトから筒香選手にライトへのヒットを許すと、ロペス選手にもレフトへのヒットを許し連打で1, 2塁のピンチを迎えます。
打席には宮崎選手。
1ストライクからの2球目、外のストレートを右中間にはじき返される2点タイムリーツーベース。
続くピンチは梶谷選手を三振に斬って凌ぎますが、初回に先制されてしまいます。
反撃に出たい打線はその裏。
飯塚投手相手に先頭の田中選手が3-1からの5球目、高めに浮いてきたストレートを流し打つと高く上がった打球はレフトポール際に飛び込むソロホームラン。
カープがすぐさま1点を返します。
さらに菊池選手がツーベースで出塁、同点のチャンスを作ると、2アウトから新井選手がショートへの高いバウンドの内野安打で1, 3塁とチャンスを広げます。
打席には安部選手。
2-2からの5球目、外角低め、ボール球のフォークに食らいつくと打球は三遊間を破る同点タイムリーヒット。
カープがすぐさま試合を振り出しに戻します。
なおも続く1, 2塁のチャンスで岩本選手。
3-1からの5球目、内角へのスライダーを振り抜くと打球はライトへのタイムリーヒット。
3-2と試合をひっくり返します。
送球の間に2, 3塁となり、磯村選手は敬遠で満塁。
打席には中村祐太投手。
1-1からの3球目、外角低めのフォークにバットが当たると打球は非常に高いバウンドのサードゴロとなり、宮崎選手は送球できず。
中村祐太投手の内野安打でリードを2点に広げます。
なおも満塁で田中選手。
1-1から低めのスライダーを捕らえると、打球はライナー性でセンター前で弾む2点タイムリー。
カープが初回から一気に6点を奪って4点リードを奪います。
中村祐太投手が2回を三者凡退に抑えると、打線はその裏、先頭の丸選手がツーベースを放ってチャンスを作りますが後続が続かず無得点で終えます。
3回の中村祐太投手。
2アウトからまたしても筒香選手、ロペス選手に連打を浴びて1, 2塁のピンチを迎えると、打席には宮崎選手。
初球、高めに浮いたカーブをレフトへはじき返されるタイムリーで1点を返されます。
さらに梶谷選手を歩かせ満塁となりますが、嶺井選手をフルカウントから外角高めのストレートで空振り三振に打ち取り、何とか1点でしのぎます。
中村祐太投手はその裏の打席で代打を送られ、4回のマウンドには九里投手。
2アウトから内野安打とポテンヒットで1, 2塁のピンチを迎えると、筒香選手はフルカウントから低めのシュートで内野ゴロを打たせますが、とんだところが悪く、セカンドへの内野安打。
セカンドランナーの桑原選手がホームに突っ込み間一髪のタイミングで生還を許して2点差に迫られます。
嫌な流れの中で打線はその裏。
先頭の田中選手がフォアボールで出塁すると菊池選手が送りバントで1アウト2塁と追加点を取りに行きますが、丸選手がレフトフライで2アウト。
松山選手がフォアボールを選んで1, 2塁としますが新井選手がショートフライに倒れ、突き放すことができません。
5回を九里投手が三者凡退に抑えると、6回はジャクソン投手も三者凡退。
ベイスターズの反撃を許さず、打線の追加点を待ちます。
すると打線は6回の裏。
砂田投手から代打のバティスタ選手がレフトへのヒットで出塁すると、田中選手が初球、一塁側へのセーフティバントを決めてノーアウト1, 2塁のチャンスを作ります。
菊池選手はバントできずに追い込まれてからの4球目、高めのスライダーをバスターで右に押っ付けると、打球はライト線に弾む2点タイムリーツーベースとなり欲しかった追加点を奪って、なおもノーアウト2塁。
1アウトから松山選手のセンター前ヒットで1, 3塁とすると新井選手が粘ってフルカウントからの8球目でフォアボールを選んで満塁とします。
代わった田中投手に対するは安部選手。
1ボールからの2球目、外のストレートを捉えると打球は右中間へのライナー性の当たり、これが2点タイムリーツーベースとなり、さらに2点を追加。
続く1アウト2, 3塁のチャンスで岩本選手。
1ボールから外角低めのスライダーをバットの先で拾うと打球はライト前にポトリと落ちるタイムリーヒット。
セカンドランナーの安部選手もホームに突っ込み、際どいタイミングでしたが送球がサード側に逸れると、マウンド寄りから回り込み、ホームベースに手だけ触れるスライディングを見せタッチをかいくぐってホームイン。
この日2度目の1イニング6得点の爆発をみせ、12-4とリードを一気に8点に広げます。
7回を一岡投手がフォアボールを許しながらもダブルプレーもあり三人で片づけると8回は中田投手が三者凡退。
最終回は今村投手が登板し、ヒット2本を許しながらも無失点に抑えてゲームセット。
打線爆発で大勝しマジックを2としたカープ。
いよいよ明日にも連覇が決まります!
試合感想
今日は打線爆発。
2度の1イニング6得点で少し嫌な試合展開でしたがそれを吹っ飛ばして大勝となりました。
昨日、打線が抑え込まれて負けたところで初回から2点を先制される展開でしたが、田中選手の一振りで球場の雰囲気が変わりましたね。
2アウトから打線がつながるつながる。
逆転してからの中村祐太投手の内野安打なんてラッキーそのもの。
打った後、少し走り出すのが遅れましたがそれでも悠々セーフとなるボテボテかつ高いバウンドの当たりとなって1点リードで終わらなかったのが大きかったですね。
田中選手が2打席もきっちり結果を残して気が付けばこの回6点を取って主導権を完全に握りました。
それでも中村祐太投手がピリッとせず、九里投手も不運な当たりが重なりじわじわ追い上げられて2点差。
ベイスターズ相手には横浜でこういう展開でひっくり返されて負けていただけに嫌な展開でしたが今度は6回。
バティスタ選手ヒットから田中選手のセーフティバントが決まると球場が一気に盛り上がりました。
菊池選手はバントを失敗しましたが、変化球を引き付けての右打ちはお手の物。
2点を追加すると一気呵成に攻め立てました。
初回に続いて安部選手、岩本選手が良いところで打点を稼いでくれましたね。
この日はなった14本のヒットのうち13本が初回と6回に集中。
久しぶりにカープが得意とする集中打を堪能させてもらいました。
中村祐太投手はここ最近内容のある登板を続けてくれていましたが今日は気負ったのか、追い込んでからもなかなか勝負を決めきれず、痛打されてしまいました。
初回も3回も2アウトからクリーンアップに3連打を許して似たような形での失点。
ベイスターズ相手に試合展開が良くないと踏んだか、3回の打席で早々に代打を送られ、3回73球6安打1四球3失点で降板となってしまいました。
初回に6点をもらって逆転、大量リードの展開だっただけに相当悔しい登板となったはずです。
制球に苦しんでカウントが苦しくなるだけでなく球数も嵩みました。
あと先発は1回あるかないか…。
チャンスをもらえればクライマックスシリーズに向けて精一杯のアピールをしてもらいたいところです。
九里投手は9勝目。
先発と中継ぎを合わせてのシーズン2桁勝利にこれで王手です。
今日は1点こそ失いましたがアンラッキーな当たりが続いたもので気にする必要はないでしょう。
投球イニング数は113回でチーム5位。
先発数、登板数ともにあまり変わらない薮田投手とほぼ同じイニング数を投げてくれている言い換えればその貢献度が伝わるでしょうか。
先発ではないだけにどうしても試合展開に左右されてしまいますが、ここまできたら是非、初の2桁勝利を達成してもらいたいですね。
7回の一岡投手は既に肩を作っていたから、最終回の今村投手はドラゴンズ3連戦で1試合だけの登板と多少間が空いていて明日に向けて良い形で試合を締めたいという思いからでしょうか。
今村投手は少しもったいない起用な気もしますが、台風の迫る中でどうしても地元での胴上げをという心意気ととらえましょう。
ベイスターズ戦の勝ち越しに望みをつないで、優勝マジックを2としたカープ。
自力では無理ですが、明日にも連覇が決まります。
台風が来る前に、地元での連覇を決めましょう!
9/14の試合展望
予告先発はカープがジョンソン投手、ベイスターズは今永投手です。
ジョンソン投手は今シーズンここまで11試合に先発し6勝3敗、防御率は4.13です。
先週のタイガース戦で勝敗こそつきませんでしたが4回4失点で降板しています。
ベイスターズ戦はここまで1試合に登板して1勝0敗、防御率は1.13。
2度目の復帰以降、安定したピッチングを見せてくれていましたが先週は結果を残せませんでした。
クライマックスシリーズに向けて安定感のあるピッチングを見せて、先週が雨の影響でたまたま悪かっただけだと安心させてもらいたいところです。
優勝がかかった試合で開幕投手に先発が巡ってくるのも何かの縁でしょうか。
今シーズンの悔しさを吹き飛ばすような快投に期待しましょう!
対する打線の相手は今永投手です。
ここまで21試合で先発、10勝7敗防御率は3.03。
先週のスワローズ戦では2回5失点KOで敗戦投手となっています。
カープとはここまで4度対戦し、1勝2敗防御率は3.25と相性はそこそこといったところでしょうか。
ただ完封負けを喫したこともあり、打ち込んでいる印象はありませんが、ホームランで得点を奪っている印象はあります。
前回カープと8/24に対戦した際には5回4失点、カープ打線がチャンスで逃さず畳み掛けて得点を重ねることができました。
今回もチャンスを逃さずに得点を奪えるか。
ベイスターズも今日4位に後退、クライマックスシリーズ進出となる3位争いが佳境ですし、目の前の胴上げ阻止に必死になってくるはずです。
それでも今のカープであれば、球場の大声援も味方につけて勝てるはずです。
いよいよ今シーズンの集大成。
これまで以上に張り切ってワクワクしながら一球、ワンプレーに一喜一憂したいと思います。
ファンも含めてチーム一丸で連覇をつかみ取りましょう!
頑張れ、そしてありがとう、カープ!
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