今シーズンも1軍、2軍一体となって、快調なシーズンを送っているカープ。
そんなカープを裏から支える寮食の特集記事があったので、記事の中で紹介されていたアドゥワ投手とともに今回紹介したいと思います。
今回、元となった記事がこちら。
【野球メシ】広島・若手選手を育てる“大野メシ”を食べに行ってみた | 文春オンライン
大野寮は広島県廿日市市にあるカープの若手選手たちが暮らす寮です。
記事では今年の四月にファンクラブ会員限定で実施された、実際に大野寮の食事を食べられる大野メシツアーの参加報告とともに、32年の長きにわたって若鯉たちを食事で支える宮本料理長についても紹介しています。
記事では宮本料理長の365日同じ人が食べるという家庭と変わらない環境だからこそ、おふくろの味を意識しつつも飽きられないように外食から得たヒントを積極的に食卓に取り入れる不断の努力が紹介されています。
また、アレルギーや体質など個々人に合わせた対応を行っていることも紹介。
例えば今年のドラフト1位ルーキーの加藤投手は太りやすい体質ということで夕食の肉は鶏肉のみ、本人の希望通りに提供してるそうです。
また宮本料理長は一流に育つ選手の「食べる努力」を一番身近に感じられる位置におり、特にカープの4番にすっかり定着した鈴木誠也選手は大野寮にいた頃にはどうしても体重が落ちてしまう夏場に備えて通常の3食に加えて練習終わりなどにも食堂に足を運び毎日4 , 5食食べる努力をしていたことも紹介しています。
今ではその食べる努力をする若手としてドラフト5位ルーキーのアドゥワ誠投手を紹介しています。
アドゥワ投手は松山聖陵高校出身の高卒ルーキーです。
ナイジェリア出身の父を持つハーフで、196cmの長身から投げ下ろす角度のあるストレートと高い精度を誇るチェンジアップを武器に3年の夏に甲子園出場を果たし、一躍存在がクローズアップされました。
元々ショートでのプレー経験もあるだけにフィールディングも良いようです。
将来性についてはカープ以外の他球団にも評価されていて、体ができれば150km/hのボールも投げられる、高校時代はそんな素材型の選手としての高く評価されていたようです。
実際指名したカープの評価も一番の武器は角度のある直球と評価しながらも、ドラフト順位からも分かるようにあくまで数年後を見据えての指名です。
そしてその将来性を広げるために、本人も細いことを自覚して体を大きくするためにとにかく食べる努力をしていることにつながってきます。
ちなみに大リーグで活躍するダルビッシュ投手も高校時代は細く、アドゥワ投手と同じような体型でしたが、プロ入り後のトレーニングが功を奏し、体重増加に成功。
今ではメジャーでも通用する肉体を手に入れて活躍しています。
アドゥワ投手はプロではまず100kg近くまで増やすことを目標にしっかり体を作ることを目指しているようですが、筋肉だけで体重を増やすことは簡単ではなく、だからこそ、しんどくても食べることが必要になってきます。
数年後、今の食べる努力が実を結んで体の出来上がったアドゥワ投手の投げるボールを一軍の試合でみるのが楽しみになってきました。
話が逸れましたが大野寮の宮本料理長の話に戻ります。
臨機応変、可能な限り選手の要望に寄り添い、カープの若手選手たちを支えてきた宮本料理長のもとには、巣立っていった選手たちもあいさつに訪れるようです。
ドジャースの前田健太投手は渡米前にあいさつに訪れたようですし、故木村拓也さんもアテネのメダルを見せに訪れたり… 宮本料理長の真摯な対応が人徳に結びついているんでしょうね。
いろいろな方に支えられて、カープは今シーズンも優勝に向けて一試合一試合戦えていることがわかる記事でしたので、今回紹介させてもらいました。
明日からも関係者一同含めたチーム一丸で頑張ろう、カープ!
P.S.
直接この記事と関係なくて恐縮ですが、オールスターでの岡田投手のストレート勝負はしびれましたね。
それでパリーグを代表するバッターを抑えられるんですからやっぱり投げているボールは凄いんです。
これをきっかけに後半戦、立ち直ってくれると良いですね!
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