8/2のカープ試合速報です、タイガース戦は3-4でカープが敗れました。
初回、カープは小野投手から菊池選手の一発で試合開始から2球で2点を先制する最高の攻撃を見せます。大瀬良投手は今日も安定したピッチングを見せますが、3回にエラーでランナーを許すと福留選手に一発を浴びて同点に追いつかれます。その後は両チームともチャンスで投手陣が踏ん張り同点で終盤へ。8回に松山選手の値千金の一発で勝ち越しますが、今村投手が3四球を出すなど制球を乱して9回に逆転を許し敗れました。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
阪神 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 8 | 0 |
広島 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 7 | 1 |
投手情報
勝利投手 高橋 (4勝0敗1S)
敗戦投手 今村 (1勝2敗19S)
セーブ ドリス (1勝3敗26S)
阪神 小野、岩崎、高橋、ドリス - 梅野、坂本
広島 大瀬良、一岡、中崎、今村、ヘーゲンズ - 石原
本塁打 菊池11号(1回裏2ラン)、福留10号(3回表2ラン)、松山7号(8回裏ソロ)
試合概要
試合は大瀬良投手、小野投手の先発で始まります。
大瀬良投手の立ち上がり。
先頭の西岡選手にライト前ヒットを許すと、上本選手が送って1アウト2塁のピンチを迎えます。
ここで福留選手に2-2からの5球目、内角高めのストレートをライトへ打ち返されますが、これを鈴木誠也選手がフェンス際で好捕。
2アウトとなり大瀬良投手をバックが助けます。
続くロジャース選手にはフルカウントからフォアボールを選ばれ1, 2塁となりますが、中谷選手を高めのストレートを3球続けて空振り三振に打ち取り、ピンチを脱します。
一方のカープは初回。
先頭の田中選手が初球の内角ストレートをセンター前にはじき返して出塁すると続く菊池選手も初球でした。
外角高めのストレートを逆らわずに流し打つと打球はライトスタンドまで届く先制のツーランホームラン。
今日もカープが先制に成功します。
さらに1アウトから鈴木誠也選手がレフト前ヒットで塁に出ると、松山選手の初球に盗塁を決めて1アウト2塁と再びチャンスを作ります。
松山選手はフルカウントからセンターフライに倒れますがタッチアップで3塁へ、エルドレッド選手はデッドボールで1, 3塁とチャンスが広がります。
安部選手は1-1から外のストレートを上手く流し打ちますが、鳥谷選手に飛びつかれてサードゴロに終わり、2点で攻撃を終えます。
2回の大瀬良投手は2本のヒットで2アウト2, 3塁のピンチを背負いますが、西岡選手を内角のスライダーでショートフライに打ち取り、この回も無失点でしのぎます。
その裏、カープは2アウトから田中選手がフォアボールで塁に出るとすかさず盗塁を決めて2アウト2塁のチャンスを作りますが、菊池選手がセカンドゴロに倒れて無得点。
そして3回の大瀬良投手。
先頭の上本選手のサードゴロを安部選手が後逸して出塁を許すと、続く福留選手の2球目でした。
1ストライクからひざ元へのスライダーを投じましたが上手くすくい上げられると打球はライトスタンドに飛び込む同点のツーランホームラン。
試合を振り出しに戻されます。
カープは4回の裏。
エルドレッド選手、安部選手が連打を放ちノーアウト1, 2塁のチャンスを作ります。
しかし石原選手が1-2から低めのストレートを打ちますがセカンドゴロダブルプレー。
2アウト3塁となりますが、大瀬良投手がフルカウントからフォアボールを選んでチャンスをつなげます。
期待に応えたい田中選手は1ボールから外のストレートを打ちますが、ショート大和選手正面へのライナー。
勝ち越し点を奪えません。
対する大瀬良投手は5回。
西岡選手を歩かせると、上本選手の送りバントで1アウト2塁のピンチを迎えます。
2打席連続でとらえられていた福留選手を敬遠気味に歩かせて1, 2塁。
迎えたロジャース選手にもフルカウントからフォアボールを与えて、四球3つで1アウト満塁のピンチを招きます。
しかし、ここで切り替えて代打の伊藤選手を外のストレートで空振り三振に打ち取ると続く鳥谷選手も2-2から外のストレートでレフトフライに打ち取り、勝ち越し点を与えません。
大瀬良投手が6回を三者凡退に抑えると打線はその裏。
先頭のエルドレッド選手が1ストライクから内角へのフォークをセンター前に落として出塁します。
安部選手がレフトフライに倒れると、石原選手が送って2アウト2塁。
ここでカープは代打で西川選手を送ります。
フルカウントから外のスライダーを見送りフォアボールを選ぶと、タイガースは岩嵜投手へスイッチ。
田中選手は粘りますが2-2からの7球目、内角低めのスライダーに空振り三振に倒れ、両チームともに勝ち越し点を取れそうで取れない展開が続きます。
7回を一岡投手がバックの好守にも助けられ三者凡退に抑えると、8回のマウンドには中崎投手。
2アウトからファーストへの内野安打とレフトへのヒットで1, 2塁のピンチを迎えますが、大山選手を外のスライダーでショートゴロに打ち取りピンチを脱します。
するとその裏。
代わった高橋投手から先頭の松山選手。
1-1からの3球目でした。
内角のストレートを上手くすくい上げると、打球はライトスタンドへ一直線。
貴重な勝ち越し点を奪います。
さらにエルドレッド選手がストレートのフォアボールを選ぶと代走に野間選手、安部選手が送って1アウト2塁。
この場面で石原選手は初球の内角高めのストレートに詰まってファーストへのファールフライに倒れると、代打の新井選手を歩かされて2アウト1, 2塁。
好機で打席に立った田中選手ですが2ボールから低めのストレートを打ち上げレフトフライ。
追加点はなりません。
9回のマウンドには今村投手。
先頭の高山選手に内野安打を許すと、1アウトから上本選手、福留選手に連続フォアボールを与えて満塁のピンチを招きます。
ここでロジャース選手に1ボールから外を狙った球が逆球になって内に入ったストレートをレフト線にはじき返されました。
野間選手が何とか追いついて長打にはさせませんが、逆転の2点タイムリーとなります。
俊介選手をセンターフライに打ち取りますが、鳥谷選手をフルカウントから歩かせて再び満塁としたところでヘーゲンズ投手に交代。
ヘーゲンズ投手は大和選手を2-2から高めのストレートでショートゴロに打ち取って何とか1点差で裏の攻撃に望みをつなげます。
しかし、ドリス投手を相手に2アウトから鈴木誠也選手がフォアボールで塁に出ますが反撃はならず。
カープ、痛い逆転負けを喫しました。
試合感想
今村投手はこういう日もあります。
ここ最近、一時期の好調時と比べて調子を落としている中で今日はボールを全くコントロールできていませんでした。
連続四球で満塁のピンチを招くと、ロジャース選手にも逆球となった内角へのストレートを痛打されました。
安定していた最大の要因が余計なフォアボールを出さなかったことだったんですが、その分の帳尻合わせとばかりに今日はフォアボールを連発してしまいました。
久しぶりに9回に逆転されてしまいましたね。
これを引きずらず、一時期のジャクソン投手のように不調が長引かないことを祈ります…。
大瀬良投手は今日も好投を見せてくれました。
快投した直前の2戦と比べると制球は乱した場面やピンチを招く場面は多かったですが、6回を投げて102球4安打4四球2失点。
福留選手に浴びた一発は打った相手が上手かったですし、十分な内容だったと思います。
これで4試合連続のQSも達成。
この調子で引き続き先発陣を支えてほしいですね。
一岡投手が元気そうなのも安心しました。
味方の好守に助けられながらも3者凡退。
球威もありましたし、打球直撃の影響は今日は見られなかったと思います。
今後も好調を維持してくれるようであれば非常に頼もしいですね。
打線は初回に2球で2点を先制する最高の序盤でした。
しかし後が続きませんでした。
初回のその後のチャンス、4回のチャンス、ともにしっかりととらえていた打球でしたが相手の好守だったり野手正面だったりで、わずかにかみ合いませんでした。
そして8回。
松山選手の値千金の一発の後のなおも続いたチャンスで石原選手に代打を出す選択肢はなかったか。
これまでの采配であれば代打をだしていたような場面だったと思いますが今日は出しませんでした。
今村投手が最近やや不安定だったこともあり、緒方監督に嫌な予感が走ってベテランの石原選手とのバッテリーでいこうと思ったのか、それとも會澤選手に完全休養を与えたかったのか。
理由は定かではありませんが、今日はこれまでの采配とはここの部分が少し違った、こじつけかもしれませんがやや弱気だったのかなと思います。
明るいニュースとしては松山選手はすっかり左投手相手にも、打率を残せるようになってきたことでしょうか。
そのうえ、今日は左投手からの今シーズン初ホームランも放ち、不動のレギュラーに向けて前進しています。
31歳と野球選手として最も脂ののっている年齢ですし、このまま残りのシーズンレフトのスタメンは譲らない勢いで打ちまくって欲しいですね。
今日も勝てるかと思いましたが現実はそんなに甘くないですね。
こんな日もあると切り替えて、明日勝ってしっかりカード勝ち越しを継続しましょう!
8/3の試合展望
明日の予告先発はカープが九里投手、タイガースは岩田投手です。
九里投手は今シーズンここまで24試合に登板、うち11試合に先発して6勝7敗、防御率は3.70です。
先週の先発復帰戦となったスワローズ戦では6回1失点に抑えて見事に勝利投手となっています。
ジョンソン投手が離脱して先発陣が手薄な今、連続して好投を見せてその穴を埋めてくれるか。
対左に明確な課題があるだけに、西岡選手、福留選手の上位対策が鍵を握りそうです。
本人も先発には強いこだわりを見せているだけに、今日投げた大瀬良投手の好投にも刺激を受けて2013年ドラフト1, 2位コンビでチームを引っ張っていってもらいたいですね。
対する打線の相手は岩田投手です。
先週、今シーズン初先発を果たした岩田投手はベイスターズ戦1試合に投げて5回1失点で見事2年ぶりの勝利投手となっています。
今シーズンまだ1試合にしか登板していませんが、先週も5四球を出しているように制球面ではまだ本来の調子を取り戻していないようにも見えます。
ボールを微妙に動かしてゴロで打ち取るのが得意な投手ですが果たして今のカープ打線に通用するか。
カープとしては今日、痛い逆転負けを喫しただけに是が非でも明日は勝ちたい試合になりました。
九里投手の出来も今後のチーム運営を大きく左右しうるだけに、また明後日初先発が予定されている高橋樹也投手に余計なプレッシャーをかけないためにも大事な試合になります。
チーム一丸で目の前の一戦一戦、明日も頑張ろう、カープ!
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