投手成績のまとめ第4弾です (4/30 現在の成績です)。
先週の記事はこちらです。
先発投手
野村投手 4試合1勝1敗 防御率2.42 投球回数 26回
福井投手 1試合1勝0敗 防御率4.50 投球回数 6回
大瀬良投手 4試合1勝0敗 防御率1.67 投球回数 27回
加藤投手 4試合1勝3敗 防御率4.13 投球回数 24回
岡田投手 5試合3勝1敗 防御率2.55 投球回数 35 1/3回
九里投手 5試合2勝2敗 防御率4.97 投球回数 29回
ジョンソン投手、床田投手と開幕ローテーション投手2人を欠きながらも何とかやりくりして先発6人で週1試合ずつ、中6日のリズムを狂わせることなくローテーションを回しているカープ。
今週は野村投手、大瀬良投手、岡田投手が素晴らしいピッチングを披露した一方で加藤投手と九里投手がKOされました。
明暗はくっきり分かれていますが、6試合で先発の登板イニング数は計36 2/3回、平均6イニング強、中継ぎへの負担は数字上はまずまずだったのではないかと思います。
今週素晴らしいピッチングを見せてくれた野村投手、大瀬良投手、岡田投手はいうことがありません。
現状この3人が3本柱と言って良いでしょう。
ジョンソン投手離脱中の現状、"エース"の称号は実績面では野村投手、それを今年の成績で岡田投手が猛追といった構図でしょうか。
心配なのはKOされた加藤投手、九里投手です。
二人とも内容の良くない登板が続いています。
綱渡りの内容ながらもジャイアンツ戦6回3失点で何とかまとめてくれた福井投手は登板翌日に登録抹消されており、先発6人体制を維持するのであれば火曜日に代理の先発を立てる必要があります。
それに加えて加藤投手、九里投手の二人ともを2軍に落とす余裕はまずないでしょう。
岡田投手を3連戦初戦に回すために大瀬良投手以降を中5日で回す可能性も捨てきれませんが、中6日で上手くいっている投手のリズムまで狂わせてしまうリスクがあり、シーズンも序盤ということもあって代役を立てる選択肢が現実的です。
穴を埋めてくれそうな2軍の先発陣に目を向けてみると
高橋樹也 4試合 1勝1敗 22 1/3回 防御率2.82
中村祐太 5試合 1勝1敗 21回 防御率2.14
塹江敦哉 3試合 0勝1敗 15回 防御率4.80
中村恭平 6試合 2勝1敗1セーブ 11回 防御率6.55
といった面々が並びます。
高橋樹也投手は花巻東高校からドラフト3位入団のプロ2年目の選手です。
一足先に1軍に昇格しており、日曜日の試合でプロ入り初登板をリリーフで記録しています。
梶谷選手にはヒットを許しましたが筒香選手から三振を奪い、初登板を終えました。
飯田選手に代わり敗戦時のロングリリーフ役としての昇格でしたが2軍では先発で調整をしていました。
現状を踏まえて先発のチャンスは巡ってくるのでしょうか。
中村祐太投手は関東第一高校からドラフト5位入団のプロ4年目の選手です。
これまで1軍経験はありませんが、伸び盛りの右腕です。
去年は2軍で自身最多の10試合に登板したようです。
今年はしっかりと2軍で結果を残しており、今2軍にいる投手の中で先発として最も昇格に近いのはこの人でしょう。
塹江敦哉投手は高松北高校からドラフト3位入団のプロ3年目の選手です。
昨年リリーフを含め3試合に登板、中継ぎ登板ではかなり打ち込まれましたが、チャンスを与えられプロ初先発した9月のDeNA戦では負け投手になりはしましたが5回2失点と力は通用するところを見せてくれました。
コントロールはアバウトですがストレートは最速150 km/hを超える本格派左腕です。
ただ今シーズンは2軍でも今一つな結果となっています。
チャンスが巡ってくるのか、成長を期待したい選手の一人です。
中村恭平投手はこの中では実績で頭一つ抜けています。
富士大学からドラフト2位入団のプロ7年目の選手です。
昨年8試合に先発するも防御率は5.40、1勝は挙げたものの結果を残せませんでした。
今シーズン2軍では中継ぎを主に担っていたようですが先週は先発登板し5回7安打1四球2失点。
この投手たちと、加藤投手、九里投手の中から先発投手を考えることになります。
九里投手にはもう一度チャンスがあるような気がしますが首脳陣はどのように判断するでしょうか。
今週のカープはチャンスを与えられる先発投手達が命運を握りそうです。
精一杯応援したいと思います。
リリーフ投手
試合数 | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 投球回数 | ホールド | セーブ | |
今村 猛 | 10 | 0 | 1 | 3.6 | 10 | 2 | 4 |
ジャクソン | 10 | 0 | 0 | 0 | 9 2/3 | 7 | 1 |
薮田 和樹 | 15 | 1 | 0 | 3.45 | 15 2/3 | 2 | 0 |
中田 廉 | 10 | 2 | 0 | 1.54 | 11 2/3 | 0 | 0 |
飯田 哲矢 | 6 | 0 | 0 | 9 | 4 | 1 | 0 |
ブレイシア | 7 | 1 | 0 | 2.7 | 10 | 0 | 1 |
一岡 竜司 | 4 | 1 | 0 | 0 | 4 1/3 | 0 | 0 |
高橋 樹也 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 1/3 | 0 | 0 |
今村投手は失点こそ喫していますが、セーブのつく場面での登板ではきっちり仕事をこなしてくれています。
登板ペースも配慮されており、球威のある球で三振を奪えているのが功を奏しています。
このまま中崎投手の復帰まで、守護神の座を明け渡すことなく守ってほしいと思います。
ジャクソン投手は上り調子です。
ここ最近の登板5試合で被安打0、許したランナーもフォアボールの一人だけとほぼ完璧な投球を見せてくれています。
8回に安心して送り出せる投手がいるのはチームを非常に楽にしてくれています。
薮田投手は登板過多の影響か、 打ち込まれる場面が増えてきています。
今週は4試合に登板して3 2/3回で被安打6の4失点です。
ここ開幕6試合で5試合に登板した後3連戦登板なしを挟んで、ここ3週間で週6試合のうち3試合、3試合、4試合と週の半分以上に登板し続けています。
一方で中田投手、一岡投手は登板機会が限定的です。
内容が落ちてきているので少し厳しいですが、勝ちパターンの一角としての起用するなら起用するで登板機会の限定を考えないと手遅れになりそうな気配が漂っています。
中田投手は今週は昨日の1試合のみの登板、比較的休めたのではないでしょうか。
薮田投手と似たような場面での起用をされているだけに、今後は薮田投手に代わって登板機会が増えてくるかもしれません。
安定した投球内容が続いているだけに期待しましょう。
ブレイシア投手は今週初失点を喫しましたが、もともと内容はそれほど良くなかっただけにくるべき時がきたというのが感想です。
3イニング目に失点しただけに先発としての起用も厳しくなったのではないでしょうか。
四球で崩れるタイプでもなさそうなので、今後調子を上げられるだけの能力を秘めているのであれば面白くなりそうですがどうなのでしょうか。
一岡投手は今週1試合の登板でした。
まだまだ本調子には遠そうな雰囲気です。
現状では薮田投手、中田投手の次のポジションでしょうか。
ポテンシャルは高いだけに復調が期待されます。
高橋投手は昨日1軍デビューを果たし筒香選手から三振を奪いましたね。
これを自信にして少しでも長い期間一軍に帯同して実戦経験を積めると良いですね。
ローテーションの状況次第では先発起用の可能性もありそうです。
薮田投手に陰りが見え始めているのが心配ですが、中崎投手が戻るまで一丸となって試合をつないで締めくくる役割を担ってもらいましょう。
総括
チーム投手成績です(カッコ内はリーグ順位)。
チーム防御率 3.41 (4位)
総失点 100 (5位タイ)
先発投手陣、中継ぎ投手陣共に離脱者の影響が出始めています。
ジョンソン投手、中崎投手とチームに不可欠な投手が2人抜けているのによくやっている方だとの言い方もできるかもしれませんが、ポテンシャルを秘めている投手が多いだけにもっとできるはずだと信じています。
特に心配なのは先発陣ですね。
今週は首脳陣の先発起用と選ばれた先発投手の出来に注目して応援したいと思います。
今週もがんばれ、カープ!
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