雨天中止で心機一転の機会をもらったカープ。
打線の調子が上がってこない中、復調の待たれる今後のキーマンを予想したいと思います。
シーズン中のDeNAとの対戦成績とCS3戦の成績の比較です。
ホームランは0、打点も3試合で5点ということでどちらも省いています…。
| CS打率 | 打率 | 本塁打 | 打点 | |
| 田中 広輔 | 0.400 | 0.346 | 4 | 18 |
| 菊池 涼介 | 0.222 | 0.295 | 1 | 11 |
| 丸 佳浩 | 0.200 | 0.242 | 4 | 11 |
| 松山 竜平 | 0.125 | 0.290 | 2 | 11 |
| バティスタ | 0.250 | 0.423 | 4 | 8 |
| 新井 貴浩 | 0.400 | 0.316 | 1 | 7 |
| 西川 龍馬 | 0.429 | 0.265 | 1 | 6 |
| 會澤 翼 | 0.000 | 0.321 | 1 | 5 |
| 石原 慶幸 | 0.000 | 0.333 | 0 | 2 |
| 岩本貴裕 | 0.000 | 0.316 | 0 | 7 |
| メヒア | - | 0.250 | 0 | 1 |
打てている選手、打ててない選手の明暗がはっきり分かれていますね。
たった3試合ですので次の試合でマルチヒットを打てば一気に数字は上がりますが、それにしてもやはり打てていません。
田中選手は打率4割、出塁率5割と去年に引き続き短期決戦で非常に素晴らしい働きをしてくれているのは皆さんもご存知の通り。
丸選手がシーズン中もDeNA戦では.250も打てていませんのでそこが打線のつながりという上で苦しくなってきますね。
CSでも打率2割。
前後を打つ菊池選手、松山選手もバットが湿り気味で2-4番の上位打線が機能していません。
バティスタ選手はシーズン中のこう相性と2戦目で結果を残したこと、松山選手が不調だったことを加味されたか、3戦目は4番に抜擢されましたが4-0と結果を残すことができませんでした。
田中選手が好調なだけに、4番を打つ選手が打てば点につながるはず。
1本出た松山選手を4番に戻すような気がしますが、そこで結果が出なければ大ベテランの新井選手が4番で起用されることになる気がします。
あとは曾澤選手でしょうね。
カープの得点力の底上げに間違いなく寄与していた打てるキャッチャーの存在。
今シリーズもバティスタ選手、新井選手、西川選手と言った5番以降の選手は割と打てているだけに8番のところにランナーがたまって回ってくる場面が目立ちます。
そこでつながるかどうか、上位にランナーを貯めて回せるかどうかという意味でも今後のシリーズの鍵を握りそうですね。
代打で長打のある岩本選手もその存在の大きさを発揮してもらいたい選手の一人です。
負傷離脱の目立つ野手陣にあって貴重な切り札的存在になりそうですね。
ただでさえ苦しい野手陣ですが今日エルドレッド選手が右手首痛で打撃練習もできないということで出場登録を抹消されました。
昨日の試合を見る限り状態は悪そうでしたが、短期決戦の流れを変えられる一発長打の魅力のあるバッターだっただけに、失った戦力としては小さくありません。
巷で言われるように、公式戦の間隔が空いたことで投球に対する野手陣の反応、感覚が戻ってきていない面は間違いなくあるかとは思いますが、シリーズは既に始まっていて日程は待ってくれません。
DeNAと非常に相性の良かった鈴木誠也選手、下位打線のポイントゲッターだった安部選手の不在も痛いですが嘆いていても仕方ありません。
明日の試合を、どうすればその時のベストを出せるのか。
技術面ももちろん大事ですがすぐに修正できるのはメンタル面の方ではないでしょうか。
打てないことに対する焦り、力みが出始めていたところでの雨天中止は良いタイミングだったと思います。
まずは零封負けした後の試合ですのでまずは1点、できれば先制点で取りたいところ。
リードを奪えればまた野手陣も違った気持ちで打線に立てるはずです。
初回、好調の田中選手から始まる攻撃で復調のきっかけを掴んでもらいたいですね。
ここまで出ていないホームランも出ればガラッと球場の雰囲気を変えてくれると思います。
無理に一発狙いをする必要はないと思いますが、そろそろ見たいですね。
苦しい試合が続いていますが、そんな時こそファンの応援の力が少しでもチームの力になれるはずです。
日本一へ向けて、ファンも含めてチーム一丸で一戦一戦頑張ろう、カープ！
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