僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

岩本、横山、飯田に第一次戦力外通告 今年もドラフト前の別れの季節【閑話休題】

今年もこの季節がやってきました。岩本選手、横山投手、飯田投手に戦力外通告がなされ退団することが確定。岩本選手は引退、横山投手は現役続行を希望、飯田投手は進路未定とのことです。ドラフト会議前にどうしてもやってくるとはいえ、やはり寂しいもの。今日はそんな3選手の功績を振り返りたいと思います。

  

戦力外通告期間は

例年戦力外通告は複数回にわたって行われるのが球界の通例です。

まず10月に入って通告が解禁された直後に一度目、そしてドラフトが終わって来シーズンの陣容がある程度見えてきた頃に調整の意味合いもかねて二度目以降の通告が行われます。

 

今年のカープは引退を発表している永川投手・赤松選手の枠は無条件に空きますので、第一次通告をされた支配下登録の3選手とこの引退する2選手、計5選手分の枠が今月下旬に予定されているドラフト会議前に空いたこととなります。

昨年も5名枠を空けてドラフト会議を迎えていましたから、カープ球団としてある程度の目安になっているのかもしれませんね。 

 

 

  

岩本、横山、飯田の支配下登録3名に岡林・木村の育成2名が戦力外

岩本選手は2008年ドラフト1位指名でカープに入団。

地元広島出身・大卒の即戦力候補ということもあり左の和製大砲として大いに期待されての入団となりました。

入団1年目は1軍での出場機会は限られましたが2軍では数多くの出場機会、それもほとんどが4番での起用とその期待の大きさが伺われました。

2年目の2010年には主力選手の負傷離脱の機会を生かし1軍に定着すると、2ヶ月の間に14本塁打をマークするなどその打棒の片鱗を披露しました。

マツダスタジアムのレフトフェンスの高さが、逆方向への長打を得意とする岩本選手の特徴に合わせて当初の予定より低く設計されたという逸話も残っています。

4年目の2012年には1ヶ月以上に渡って4番を張り、自己最多の打席数・安打数を記録。

翌2013年の自己最多、82試合出場への足がかりとしました。

 

本人が会見でハイライトとして言及していたようにクルーン投手最終回の同点2ランなど印象的な活躍もありましたが、いま一つ伸び悩む岩本選手の出場機会は年齢を重ねると共に減少、同タイプの松山選手の活躍の影響も少なからずあったでしょう。

ただ2016年、2017年の優勝には少ない出場機会ながら勝負強いバッティングで貢献。

何よりもその人懐こい笑顔でファンを魅了してくれました。

引退を決断したとのことで11年間本当にお疲れ様でした。

 

横山投手は2015年ドラフト2位で社会人を経て入団。

ルーキーイヤーの2016年には開幕ローテーションに入り、初登板初先発初勝利を含めて2勝を挙げるなど即戦力としてのある程度期待に応える活躍を見せました。

しかし以降は右肩の怪我の影響もあり、1軍の舞台を踏むことは出来ず。

ただ今年は2軍で11試合の登板で、制球面の不安を覗かせながらもある程度の結果は残しており、現役続行の道を模索するようです。

 

飯田投手は2014年のドラフト6位で社会人を経て入団。

昨年は投球フォームをサイドスローに変更するなど、チームの課題であった左のワンポイントとしてどうにか生き残ろうと必死にもがき続けてくれました。

入団以降中継ぎとして40試合に一軍で登板するも今年は最後まで声がかかることはありませんでした。

春先、ある程度好調だった際に出場機会を得られなかったのが響いたでしょうか…めぐり合わせもありますよね。

最終的には2軍で22試合に登板でほぼ4点の防御率。

中継ぎ左腕としての中村恭平投手の台頭と今後の伸び代を考慮して戦力外とされたでしょうか。

 

育成の岡林投手、木村選手の戦力外通告も合わせて発表されています。

二人ともまだまだ20代前半の未来ある若者です。

どのような進路に進みにしても、きっとプロ野球という自分の力のみが頼みとなる厳しい世界を経験していることは間違いなく強みになるはず。

 

退団する5選手の今後が充実としたものとなるよう祈念しましょう。

これまでカープの選手として活躍してくれてありがとうございました!

 

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