僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

緒方監督辞任、CSを逃す4位で終戦 来年以降は一から出直し色が強くなる 【閑話休題】

シーズン最終盤に失速したカープは圧倒的有利だったにも関わらず6連勝フィニッシュのタイガースにかわされ4位でシーズン終了。短期決戦でのリベンジの機会も得られずに日本一への挑戦は来年以降に持ち越されることとなりました。そして本日、緒方監督の辞任も発表され、来年のカープは一からの出直しとなりそうです。

  

圧倒的有利だった3位争い、失速で大逆転を許す…

9月下旬の成績はカープが1勝5敗に対してタイガースは6連勝フィニッシュを含めて8勝2敗。

残りカープが6試合、タイガースが10試合で4.5ゲーム差という圧倒的に有利な状態からひっくり返される悲しいシーズンの終わり方となりました。

終わってみれば3位のタイガースとの0.5ゲーム差はおろか、2位のベイスターズともわずか1ゲーム差。

2位になるチャンスは十二分にありましたが、生かせなかったといえると思います。

 

タイガースの6連勝フィニッシュはお見事ですが、カープが失速したのが全てだった。

やはり今月中旬までの7連戦の最後、最下位のスワローズとのマツダスタジアムでの連戦を連敗してしまったのが最後の最後に響いてしまった…。

そしてまだ記憶に新しい横浜スタジアムでの7-0からの大逆転負け。

この3試合のどれか1つでも勝てていれば…未練たらたらです。

 

そしてさらに遡っての11連敗中もそうでしたが拾えそうな試合を昨年までとは違って拾えない場面も目立ちました。

 

www.bokuramocarp-blog.com

 

得点数、失点数ともにリーグ4位ですから実力通りの位置に最終的に落ち着いたとはいえるかも知れません。

チーム防御率こそ先発陣の頑張りでリーグ2位の数字が残っていますがエラー絡みの失点があまり反映されない数字ですからそれほど意味はありません(得点、失点も延長戦やコールドなどでイニング数が各チーム違うので単純に数字自体を比べても厳密には同じ条件での比較ではないですが)。

 

ただ…非常に悔しいシーズンとなってしまいましたね。

振り返ってみると打線の破壊力減はある程度想定の範囲内、先発陣の頑張りは期待以上。

中継ぎ陣が昨年までと同レベルで安定していれば…ということで個人的には中継ぎ陣の誤算が多かったのが一番の致命傷だったと思います。

 

 

  

緒方監督の辞任で始まるチーム再建

 

緒方監督は勝敗は監督の責任と辞任することが発表されました。

自身の暴力行為、バティスタ選手のドーピング陽性問題などグラウンド外で余計な波風も立ってしまったシーズンでもありました(暴力問題は同情の余地はありませんが…)。 

緒方監督の立場から言えばせっかく1番西川選手、3番バティスタ選手で上位打線の核が決まった勝負の8月でバティスタ選手がどうしようもない理由で抹消されてしまったのは大誤算だったでしょうね…これは監督としての責任ではなく大いに同情の余地があります。

最後まで不安定だった中継ぎ陣をどうにか補うはずの得点力まで失われてしまって3位すら確保できなくなってしまいました。

 

ただ3連覇が言わずもがなの球団史に輝く素晴らしい実績で、監督として5年間で通算398勝を記録。

野手陣を中心に戦力が充実していた時期に監督をできためぐり合わせもあるでしょうが、それでも核を固定しつつも毎年やりくりしながら粘り強い選手起用で選手達のグラウンドでの活躍を引き出したといえるでしょう。

戦力が揃っていたとしても毎年主力選手の長期離脱や不調など必ず何らかの誤算はあるわけで、3連覇なんて早々出来るものじゃありません。

 

断言しますが緒方監督の手腕は当然評価されるべきものです。

細かな不満点は誰にでもあるものですが、総じて本当に素晴らしい監督でした。

そして選手時代から素晴らしい実績を残して他球団から比べ物にならない条件で声がかかりながらもカープに残ってくれたレジェンドでもあります。

3連覇の夢を見せてくれて本当に本当にありがとうございました、感謝の気持ちでいっぱいです。

短期決戦では中々結果につながらない部分もありましたが、長いシーズンを通じての勝負では選手への期待・信頼に基づく我慢強さが苦しい中でもチームを支えてくれていたと思います。

 

1990年代以降、カープの監督任期は最長でも5年。

緒方監督は今年ちょうどその5年目を終えたところでしたが、松田オーナーは続投を要請するほど3連覇に導いた手腕を評価していました。

そんな勝ち方を知っている監督の辞任で2020年シーズンは出直し色が強くなったと思います。

 

オフにはFA権を取得した会澤選手、野村投手、メジャー挑戦を表明している菊池選手の去就が最も注目される部分でしょう。

既にFA権を持っている長野選手の去就にドーピング問題で揺れるバティスタ選手の去就もあります。

 

思っていたよりも早くオフシーズンが来てしまい寂しさは否めませんが契約更改、ファン感謝祭、秋季キャンプなどファンをにぎわせてくれる恒例行事にプレミア12でもカープの選手に活躍機会はありそうです。

今後もカープの動向は追っていこうと思います。

 

 

とにかくカープの選手、首脳陣、関係者の皆さん。

そして緒方監督。

今シーズンも本当にお疲れ様でした!

 

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