9/27のドラゴンズ戦は1-4でカープが敗れました。中5日でジョンソン投手を立てて臨んだ試合。序盤に先制されるも中盤に追いついて同点で終盤へ。7回にジョンソン投手が勝ち越し、そしてダメ押しの2ランを被弾して3失点で力尽きました。引退の赤松選手が最終回センターの守備に就いたのが一番のハイライトとなってしまいCS出場は他力本願となりました。
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
中日 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 |
勝利投手 小笠原(3勝1敗0S)
敗戦投手 ジョンソン (11勝8敗0S)
セーブ 岡田(3勝2敗13S)
本塁打 堂上12号(7回表2ラン)
中日 小笠原、ロドリゲス、R.マルティネス、福、岡田 - 木下拓
広島 ジョンソン、床田、菊池保、フランスア - 石原、會澤
試合感想
完全に継投のタイミングが勝敗を分けた試合でした。
先発は試合前までリーグ防御率トップで絶大な信頼を寄せるジョンソン投手。
後半戦絶好調、そしてこういったプレッシャーのかかる登板で強い投手です。
2回に先制点こそ許したものの期待通りに最少の1失点で粘って試合を作ってくれました…そして中盤に同点に追いついて継投のタイミングが難しい展開となりました。
6回まで4安打2四球、87球で1失点。
ビハインドだった5回の攻撃では打席が回ってきたら代打で交代の雰囲気もありましたが、石原選手の打席でワイルドピッチで追いつけただけに失点を防げる可能性が高いジョンソン投手を続投させる判断。
7回は元気いっぱいの中継ぎ投手よりも7イニング目であってもジョンソン投手の方が失点しない可能性が高いという判断だったのでしょう。
このあたりが今年のブルペン陣の苦しさの間接的な影響。
シーズン最終戦ということもあって床田投手や野村投手もベンチ入りして中継ぎ待機していましたが、同点の展開で初めて中継ぎ起用するのは非常に勇気がいる判断だったでしょう。
結果的には7イニング目のジョンソン投手が下位打線に回っていく打順で捕まって一気に3失点。
木下選手に打たれたところで代える判断はできなかったのか…結果論ですが今日は短期決戦の戦い方をしないといけなかったわけですからあそこで代えても良かったような気はします…というかあそこで代える監督の方が多いのではないかという気はしますけどね。
ジョンソン投手への信頼ということなんでしょう。
そう、一蓮托生。
こういう起用にならざるを得なかったのもブルペン陣が結果を残しきれていなかったことに依るものなのでしょう。
それでも代えてほしかった気はしますが…。
打線は小笠原投手の前に見事に抑え込まれてしまいました。
こんな投手だったかな…というくらい制球にまとまりがあって印象が違いました。
まさか無四球ピッチングをされるとは…。
緒方監督も初回から送りバントをさせるなどジョンソン投手先発ということもあってロースコアでも勝てる、1点が重い展開になることは想定して采配を奮っていたと思います。
ただ同点の場面で先頭の西川選手が出て菊池選手が送って1アウト2塁という場面を作った初回、そして6回でともに鈴木誠也選手、長野選手が凡退。
頼みの中軸が計4打席で結果を残せずに主導権を握ることができませんでした。
菊池選手のツーベースで作った8回の1アウト2塁では鈴木誠也選手が意地でヒットを放ちましたが長野選手、松山選手が打ち取られて無得点。
2アウトとなったところで福投手に代えてくる小刻みな継投に屈する形となりましたが松山選手のフルカウントから最後の外角球はボール気味でしたよね…あの前にもうちょっと際どいところがボール判定でしたから自信を持って見逃した松山選手の気持ちは痛いほど分かります。
3点ビハインドで上位打線で作ったチャンスで5番の松山選手が凡退したら次の最終回は下位打線。
逆につなげば点数が詰められる可能性、点が取れなくても次のイニングでまた上位につながってくる可能性が違います。
すごく大事な打席でした。
確かに福投手の投げたストレートは素晴らしいボールで良いコースにいっていましたが一打席の中で判定に一貫性がありませんでした…あんな大事な場面で。
最終回はさらに広がったストライクゾーンもあってお手上げ。
辛いですが相手のワイルドピッチの1点だけの打線、あのイニング以外にもチャンスがありながら取れなかったのが全てでしょう。
3点ビハインドの最終回には今シーズンで引退する赤松選手がセンターの守備につきました。
壮絶な闘病生活の末、引退試合とはいえ見事にプロ野球のレベルで守備につけるレベルまで復活した、その努力に最大限の経緯を払いたいと思います。
そしてその前のレギュラーとしてカープの低迷期に光を注いでくれた、そして何よりも守備・代走のスペシャリストとして3連覇への足掛かりを作ったシーズンでの高い貢献度は忘れません。
赤松選手、本当に本当にお疲れ様でした!
CS出場は残念ながら他力本願です、タイガースが負けるように念を送るしかありません。
仮にCSに出られなかったとしても圧倒的有利なところから1勝5敗、しかも4試合マツダスタジアムで戦えた中で失速してのシーズン終了ですから完全に自分たちが悪い。
納得はいきます。
CSに出られたら全力でやってほしい…失うものがなくなった中でのカープの戦いには興味がありますが…その機会はやってくるか…。
カープの選手、首脳陣、関係者の皆さん、とりあえず今シーズン143試合の戦い、本当にお疲れさまでした。
そしてつたない文章に付き合ってくれた読者の方、本当にありがとうございました!!
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