9/14のジャイアンツ戦は6-5でカープが勝ちました。カープが中盤逆転して追いつかれ、勝ち越して追いつかれ、3度目の勝ち越しで何とか逃げ切りました。CSへ向けてカープを全力で叩きに来たジャイアンツ相手に一歩も譲らず勝ち切った。この白星が10月に生きてくるはず…カープナインの意地を見ました!
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 6 | 9 | 1 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 | 9 | 0 |
勝利投手 フランスア (8勝6敗12S)
敗戦投手 鍵谷(0勝1敗0S)
セーブ 今村(3勝0敗1S)
本塁打 鈴木27号(4回表ソロ)、丸27号(4回裏2ラン)
広島 ジョンソン、レグナルト、中村恭、菊池保、フランスア、今村 - 石原、會澤
巨人 澤村、高木、マシソン、大竹、田口、中川、デラロサ、鍵谷 - 炭谷、大城
試合感想
凄い試合でしたね、まさに両チーム総力戦のこれぞプロ野球と言う熱戦。
ジャイアンツもシーズンの優勝だけを考えれば一戦必勝で臨む必要まではない試合。
それにもかかわらず小刻みな継投、主力投手のイニング跨ぎ。
何でもありでなりふり構わず全力でカープを叩きに来ていたと思います。
明らかにCSへ向けて少しでも苦手意識を払拭しておきたい、そんな原監督の采配に見えました。
丸選手にかなりいい場面で2度もやられるなど、その勢いに屈しかけましたが最後はどうにか跳ねのけてくれた。
これでファイナルステージの開催地となること濃厚の東京ドーム最終戦で白星。
ジャイアンツ相手の勝ち越しを4つとして相手の思惑を打ち砕くことに成功。
これが近い将来生きてくるはずです。
先発のジョンソン投手は狭めのストライクゾーンに苦しめられて球数がかさみまました。
丸選手相手に浴びた逆転弾はその前の坂本選手にフルカウントから投じたストライクゾーンに入っていたように見えた外角のストレートをボール判定されたこともあって、フルカウントからのスライダーが少し中に入ったところを逃さず捕えられた。
一連の流れの中でやられた一発でした。
5回にも1点を失い2点差に突き放されましたがその後の2アウト満塁はどうにかしのいだ。
ここで球数が実に110球と言うのがいかに追い込んでから仕留めきれなかったか、ストライクゾーンの狭さと戦っていたかを物語っていると思います。
逆転直後の課題の6回はレグナルト投手、フラフラながらもどうにか抑えた内容で次も頼む…という内容ではなかったですが無失点の結果が今は大事。
7回の中村恭平投手は上位打線相手で苦しいところでフォアボール2つから同点タイムリーを浴びる内容の悪さ。
それでも勝ち越し犠牲フライかという当たりを西川選手、小園選手の素晴らしい連携プレー処理で紙一重で阻止。
特に小園選手のバックホームがここしかないというどんぴしゃりの素晴らしいストライク送球でした。
守備では今日一番のプレーだったと思い余す。
あそこで勝ち越されていたらそのまま負けていても不思議ではなかった。
勝ち越した直後の8回に菊池投手が三者凡退で締めて試合の流れを落ち着かせてくれたかと思いましたがフランスア投手の制球定まらずフォアボール絡みで丸選手に同点タイムリーを浴びました。
歯止めかからずフォアボールで1アウト満塁とされた時は負けを覚悟しましたが不調のゲレーロ選手に助けられましたね。
気落ちせずに良くサヨナラを防いでくれました。
再度勝ち越した10回、最後は今村投手が相手の中軸に回す手前で試合を終わらせての逃げ切り。
経験がものを言った感じでしたが、シーズン後半にチームを助けてくれています。
打線の方は今日も嫌な序盤。
沢村投手の前に3回パーフェクト、6三振とやられました。
昨日に続いてストレートとフォークの組み合わせにやられて嫌な感じでしたが相手がすっぱりと代打を出して交代。
試合当初のプラン通りだったんでしょうがカープからしたら助かりました。
鈴木誠也選手の先制の一発は相性の悪い高木投手相手の試行錯誤の末の一撃でしたね。
足を高く上げてタイミングの取り方を変えるも不発。
追い込まれてからノーステップで何とかタイミングを合わせて内角高めのボールを見事に仕留めました。
6回の反撃のタイムリーもコースに逆らわずつなぐ意識を感じられた一振り。
その後の逆転打も松山選手の追い込まれながらも外の難しいストレートを上手く三塁線にはじき返してくれました。
2アウトランナーなしからの3点、相手は3人の投手を惜しみなくつぎ込みリードを守りに来たところを粉砕。
昨日からのじりじりした嫌な流れを寸断してくれる4番の仕事でしたね!
8回の勝ち越しツーベースもそう、鈴木誠也選手が申告敬遠をされたあとにしっかりと仕留めてくれました。
両方とも苦手とする左腕相手だったのも忘れてはいけませんね!
鈴木誠也選手は.450を超える圧倒的な出塁率を誇るわけですが、後ろの打者と比べて歩かされていることも非常に多い。
そこに今は好調の松山選手がいることで得点が増えています、打順こそ1つずつずれていますがシーズン前に理想とした形ですよね!
10回は相手のバッテリーミスというラッキーな形で勝ち越したわけですが、先頭の野間選手のツーベース、堂林選手の送りバント、そしてキャッチャー陣を使い切ってでも勝負をかけた代打磯村選手の采配。
しっかりランナーを3塁に置いてプレッシャーをかけていたのが生きました。
とにかく今日勝ち切ってジャイアンツ相手に意地を見せたのは大きいです。
相手もなりふり構わず短期決戦の予行演習化のようにどんどんピッチャーをつぎこんできました。
その中で屈せず、対応して勝ち切った。
ジャイアンツも少しでもCSを有利に戦うために全力で叩きに来た中で、跳ね返したことを評価したい。
東京ドームでカープに嫌な印象を植え付けるということだけでなくカープを直接叩いて3位で終わらせてそもそもファイナルまで来ないようにしたい、そんな意図もあったでしょうからね。
明日の先発は塹江投手です。
昨日2イニング投げていますから長いイニングは期待できずブルペンデーとなります。
7連戦の中のブルペンデー…相手はスワローズ。
打線の援護が必須の試合となりそうですね。
スカウトに就任することが決まっているエルドレッドさんの引退セレモニーのある試合ですからどうにか白星をプレゼントしたい。
2位争いを考えても負けられません。
移動ゲームで辛いでしょうがどうにか踏ん張れ、シーズンもあと6試合。
最後の最後まで走り抜きましょう!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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