僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

こんなんで勝てるか! 投壊 野村離脱の穴を埋める余力はない 大失速警報でCSに黄信号 9/4のカープ ヤクルト戦

9/4のスワローズは7-11でカープが敗れました。先発の大瀬良投手は不調ながらどうにか5回2失点。打線も小刻みに援護して優位に試合を進めました。しかし6回を任せた島内投手が誤算。どうにか追いつくも最後はフランスア投手の独り相撲から山田選手にメモリアルアーチで劇的サヨナラを献上。考え得る中で最悪に近い負けを喫しました。

   

試合結果

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 2 0 1 2 0 0 2 0 0 7 9 1
ヤクルト 0 1 0 0 1 5 0 0 4X 11 12 0

 

勝利投手 マクガフ (6勝3敗8S)

敗戦投手 フランスア (6勝6敗9S)

セーブ なし

本塁打 中村5号(2回裏ソロ)、鈴木26号(3回表ソロ)、長野3号(4回表ソロ)、安部8号(4回表ソロ)、村上32号(6回裏3ラン)、山田哲33号(9回裏満塁)

広島 大瀬良、島内、中村恭、菊池保、フランスア - 會澤

ヤクルト 小川、大下、平井、ハフ、梅野、マクガフ - 中村

 

 

 

 

試合感想

中継ぎ陣崩壊で勝たないといけない試合を落とした…しかも全力で中継ぎ陣を注ぎ込んだうえで…。

これはいよいよCSも怪しいです…。

フランスア投手も登板ペースがかさむと不安定になってしまいますが、勝負の時期で調整してあげられるだけの余裕はありません。

 

デッドボール、自らのフィルダースチョイス(曾澤選手はファーストを指示する中で強引に投げました)、自らのエラーでノーアウト満塁とまさに独り相撲。

バントでアウトをくれるところを自分のミスでランナーをためては抑えられる球威があっても抑えられません。

2アウトまで取っただけに悔やまれるバント処理の連続ミス。

打線の巡りもランナーを出せば出すほど苦しくなるところですから冷静に1つアウトを取ってほしかった…。

最後は山田選手にメモリアルアーチをサヨナラ満塁弾で飾らせるオマケ付きで惨敗…。

大ダメージとしか言いようがない。

 

そもそも先発は中5日の大瀬良投手で10失点した先週よりはストレートが走っていた分何とかなりましたがフラフラのピッチング。

中6日でも修正できるか怪しいくらいの先週の最悪の内容から野村投手の離脱で急遽中5日になったわけですからある程度の不調は想定内。

良くぞ2失点で済んだ…それくらい制球が悪く苦しいピッチングでした。

 

4回に三者凡退がありながらも5回までに6安打5四死球と11人もランナーを出しました。

どうにかこうにか悪いなりにまとめた…5回までに108球も要した今日の大瀬良投手に6回を任せる選択肢はありませんでした。

 

 

 

 

ここで中継ぎ陣の問題が…遠藤投手の制球難で勝っている展開で6回を任せる投手が決まっていませんでした。

そう、今年は先発陣が頑張ってくれていますからあまりリードの6回から中継ぎ陣を投入する展開は少なかったですがここにきて先発の間隔を詰めざるを得ない状況に追い込まれてそうもいっていられずに弱点が露呈。

そう、遠因は野村投手の離脱です、それは間違いない。

かなりの激痛、現状先発5番手くらいの扱いで離脱を軽視する声もありましたが、先発6番手も候補が限られている現状でローテーションに悪影響を及ぼす急な離脱でしたからやっぱり大ダメージです。

 

そんなこんなで6回は実績のある今村投手も候補だったでしょうが、首脳陣の選択は島内投手。

8月に入って制球難も多少落ち着いて(それでもボール先行が多いですが)、8試合10回を2失点で防御率は1.80と結果は出ていましたから消去法気味だったかもしれませんが選択に根拠はあったと言えるでしょう。

ただ島内投手はメンタル面で強いとは言えない…オープン戦で結果を出して良い場面で使ってもらえた開幕直後もそうでしたし一度悪くなるとマウンド上で修正が全くできずにズルズルいってしまう。

せっかくのチャンスで力んで結果を残せなかった今日もまさにそんなピッチングでした。

 

3点のリードがありながらストライクを投げるのに四苦八苦。

変化球でストライクを取れないのでストレートの球威に賭けるしかない。

しかし、いくら球威があると言っても現時点では変化球を頭に入れる必要のないストレート一本狙いのスワローズ上位打線には通用しませんでした。 

しびれる場面で使える変化球が1つもない現状では勝負にプロでは生きていけない、オフに明確な課題ができましたね。

 

あとを継いだ中村恭平投手は村上選手にものすごい一発を浴びて逆転を許しましたがあれは村上選手を褒めるしかない。

19歳にして逆方向にあそこまで飛ばすとは…末恐ろしいバッターです。

 

 

 

 

 打線は実に9試合ぶりに5点以上取って、4点ものリードを逆転された後にも食らいついて同点に追いついてくれました。

特に5番で起用した長野選手がホームラン1本、もう少しでホームランと言うフェンス直撃のタイムリーツーベース、チャンスで内野ゴロの間に1点と3打点の大活躍。

ここにきて勝負強さを発揮してくれて打線に厚みを加えてくれそうなのは朗報。

苦しむエースに小刻みに援護点をプレゼントして試合を優位に進める理想的な展開でしたが…。

 

欲を言えばランナーを置いての一発を最近見ていない…。

ただ3本もホームランが出ていますから贅沢か。

 

とにかく今日は買って連勝で久々のカード勝ち越し、先発が手薄な週末のタイガース戦に向けて貯金を作っておかないといけない試合でしたが、4点差をひっくり返されての逆転負け。

1つも落とせない終盤に中継ぎ陣を惜しみなくつぎ込んで勝てた試合を負けるわけですから本当に最悪。

 

ショックは大きいですがどうにか明日勝ってタイガース戦を少しでも楽に迎えるしかありません。

泣くのは後からでもできる、今できることを必死にやりましょう!

辛すぎる…苦しすぎる…でも、それでも頑張れカープ!

 

球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!

 

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