アドゥワ投手に代わりジャイアンツ戦での先発が予想されているモンティージャ投手。2軍ではまだまだ荒削りながらも好調なら平均で150 km/h近くを計測するストレートを軸に相手打者を圧倒する投球を披露しています。支配下登録してすかさず1軍での先発起用する機会を作るのはカープ球団の良さ。快投に期待しましょう!
カープアカデミーから2年連続練習生で秋のキャンプに参加
2017年秋のキャンプに練習生として初参加した際には制球がバラバラ、フィールディングも全くダメとの評価。
それでもブルペンで若きその左腕から150 km/hに迫るストレートを投げ込む素材は目を引き、真摯にコーチの助言に耳を傾け練習する姿勢も評価されて昨年の秋季キャンプ参加につながりました。
そこからは春のキャンプでもアピールを続けて5月についに育成契約を締結。
2軍戦への出場資格を得てからは2軍レベルの打者を圧倒するだけの球威を武器に好投を披露。
大量失点を喫した登板はほとんどなく、7月の支配下登録につなげました。
2軍では10試合に登板して最長は7回まで、全て3失点以内
5月に育成契約を結ぶと、5/12に中継ぎとして実戦デビュー。
3回を無失点に抑える見事な内容と先発としての適正を評価されて、2戦目以降は先発での起用を勝ち取りました。
初先発となった登板では4回3失点と結果を残せませんでしたが継続してチャンスを与えられたことから当時から首脳陣の期待の高さは伺えました。
そこからはグングン内容も結果も上向き。
5回から7回を投げて2失点以内と好結果の登板を続けて、ついに7月には支配下選手登録を勝ち取ります。
持ち球はスライダー、チェンジアップ、フォークとのことですがまだまだ荒削り。
失点はしていないのに5回で100球に到達してしまうような登板も珍しくなく、制球面にはかなり不安を残します(それでも着実に改善傾向のようです)。
最大の魅力はフェリシアーノ通訳をして"汚い"回転と言わせながら最速154 km/hを記録するくせ球かつ球威抜群のストレート。
2軍の打者相手にはこのストレートがあることで困っても力でねじ伏せることができ、2勝3敗ながら防御率2.13の好成績につながりました。
先発なのにイニングを上回る奪三振力は最大の魅力、反面2回に1つのペースでフォアボールも出してしまう。
記録だけを見ると完全な荒れ球ピッチャーですね。
1軍デビュー戦での最大のポイントはこのストレートの走りでしょうね。
クロスステップから入って角度のあるストレートを投げきれるかどうかは佐々岡投手コーチもポイントに挙げています。
直近の登板となった7/25は100球で5回途中1失点と中4日での明日の起用を見据えてイニング途中に降板。
ストレートは平均でも149 km/hを記録したようですから調子は良さそうですが、中4日の登板間隔がどうでるかですね。
7月に入ってからの2軍での3度の登板ではけん制悪送球やボーク絡みで失点するなど、まだまだ細かい部分は発展途上の投手です。
23歳という年齢からもまだまだ伸び代は十分。
支配下登録時の会見では毎日の練習に100%で取り組むことで不可能が可能になる、やれば夢はかなう。
そんな言葉を残して充実感をにじませていましたが、いよいよ待ち望んだ1軍でのデビュー戦がやってきます。
それも逆転優勝に向けて大事な首位ジャイアンツとの直接対決で!
プレッシャーはかなりのものでしょうが、ファンとしても外国人枠を使うものの発展途上の投手であるということは忘れずに応援したいと思います。
ストレートが強力ジャイアンツ打線相手にどこまで通じるのか…坂本選手と丸選手しか分からないという状況が吉と転じて、初対戦という投手有利なアドバンテージが最大に生きてくる最高の展開に期待しましょう!
これがモンティージャ投手の長いカープ人生の序章になることを願いつつ…頑張れ、モンティージャ投手!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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