7/28のスワローズ戦は12-5でカープが勝ちました。今日は初回に先制を許すも直後に追いつき、間髪入れずに追い越し、そして一気に突き放して主導権を握りました。終盤のダメ押しもばっちり。投げては先発の九里投手が7回2失点の上質なピッチングを披露してワンサイドゲーム作りに貢献。最高の状態で東京ドームに殴り込みです!
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1 | 4 | 2 | 0 | 12 | 18 | 0 |
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 5 | 9 | 1 |
勝利投手 九里(5勝5敗0S)
敗戦投手 高梨(4勝7敗0S)
セーブ なし
本塁打 小園2号(3回表2ラン)、青木13号(6回裏ソロ)
広島 九里、レグナルト - 會澤、磯村
ヤクルト 高梨、大下、蔵本、五十嵐、梅野 - 中村
試合感想
いや、今日もカープ打線が元気でつながるつながる。
積極的な走塁が裏目に出てチャンスを潰しかけてもそれを次の打者がきっちりカバー。
かといって大降りになりすぎずにセンター方向へきっちり打ち返す打球も多い。
本当に全員が調子が良い感じで切れ目のない恐ろしい打線が形成されています。
ここ4試合で3度の2桁得点なんて仮に全員の状態が良かったとしても、なかなかできるものじゃありません。
今日は高梨投手に助けられた部分はあります。
制球が安定せず、2回に押し出しを含む3四球をプレゼントしてもらいました。
それでも同点に追いついた直後、菊池選手が1ボールからのストレートを打ち損じて相手を助けてしまった感じはあったんですが、あの場面ストレート一本で狙ってスイングしていたのは明白。
仕留められなかったのは痛かったですが、狙いとしては良かった。
そして今はチャンスなんていくらでも作れるくらいの勢いがありますから、こういうミスショットがままり目立ちません。
3回にはバティスタ選手、鈴木誠也選手が追い込まれてからの連打。
安部選手の打席でフォアボールを選んだボールがそのまま暴投となるラッキーな勝ち越し点の後、なおも1アウト1, 3塁の場面で安部選手がスタート。
ダブルスチールのサインではなかったと思いますが鈴木誠也選手がホームを狙ってタッチアウトになる痛いアウトを献上しましたが、それを見事にカバーした曾澤選手の左中間へのタイムリーツーベース。
仕上げは小園選手がカーブをひきつけてのプロ第二号のライトスタンドへの2ランで一気に4点リード。
第一号と言い、小園選手の一発が本当にいい場面で飛び出しますよね!
先輩がしっかり打ってくれることで楽な気持ちで打席に入れているのも大きいとは思いますが、追い込まれてからも粘れますし高卒ルーキーにして育てるためでなく勝つために試合に使っていると首脳陣に言わしめる実力。
守備もどんどん軽快になって舌を巻くばかり。
今年は2軍でしっかり育てた方が良い派でしたがここまで活躍されると手のひらを返さざるを得ません、恐れ入ります。
見事なまでにチーム力を底上げしてくれています。
試合が後半に入っても2アウトから西川選手、菊池選手の連続タイムリーツーベースで突き放す1点を取ったり、1点返されて流れが動きかけた直後にセンター方向への4連打と西川選手のダメ押し走者一掃の3点タイムリーツーベースで試合を決定づけたり、素晴らしいつながる攻撃を見せてくれました。
特に西川選手の2アウト満塁からのツーベースは九里投手が三振に倒れた後の初球。
準備時間を作るために打ってこないだろうとスワローズバッテリーが簡単にストレートでカウントを稼ぎに来たところを積極的に打って見事なまでの当たりをかっ飛ばしました。
あれでアウトになっていたら…そんなことは考えていないかのような迷いのないスイング。
状態が良いからこそ自信を持って振れるんでしょうね。
8回にも4連打でどうにも止まらず流れるように得点をかさねるカープ打線の状態は今シーズン一番。
先発野手全員安打どころか7人もマルチヒットを記録する打線全体が打ち出の小づち状態。
安部選手がセカンドから小園選手のツーベースでホームタッチアウトになる走塁ミスなんかもありましたから、反省するところは反省して、少しでも今の状態の良さを維持したいですね!
投げては先発の九里投手が今日もしっかり試合を作ってくれて中継ぎ陣を休ませることができました。
初回こそボールが高く積極的に振りに来たスワローズ打線に捕まりかけましたが、そこを1点でしのぐとリズムを掴みました。
早いカウントからどんどん打ってくるスワローズ打線を微妙に動くボールで手玉に取り少ない球数でイニングを稼いでいきました。
4点リードの5回にはノーアウト満塁のピンチを招いて試合の流れが変わりかねない場面でギアを上げ無失点にしのいだのが本当に大きかった。
特にフルカウントで山田選手に投げた外角低めストレートの素晴らしさ!
押し出せば一気に同点もちらつく本当にしびれる場面で最高のボールを投げてくれました。
こういう場面でストレート勝負できるのも球速が昨年より上がって変化球がより生きているから。
ここまでキャリア最高の防御率を残しているのは決して偶然ではないと思います。
大きな大きな九里投手の飛躍です!
8回, 9回はレグナルト投手がイニング跨ぎ。
火曜日のジャイアンツ戦に最近不安定なアドゥワ投手ではなくモンティージャ投手を先発起用する方針のようですから、代わりに落ちるのが既定路線、その前に少しでも他の投手の負担を軽減してもらったということなのでしょう。
今は勝ちパターンで起用する状態ではなく、そんなポジションに貴重な外国人枠を割くよりは…そんな意図でしょう。
こういう思い切った手が打てるのも遠藤投手と今村投手のおかげで良いサイクルが確立できていると言えそうです。
最短10日の再登録までの期間にモンティージャ投手は2度先発起用できます。
その結果とファームで調整するレグナルト投手との競争になりそうですね。
今日もこの大差の展開で中村選手にデッドボールを当ててしまったり、押し出しのフォアボールを出したりストライクとボールがはっきりしてしまっていました。
この展開で投げ切れなかったレグナルト投手の制球面での不安は相変わらずであまり良い印象を残せませんでしたがどこまで盛り返せるか。
確かに中村恭平投手の試運転という選択肢もあったかとは思いますがレグナルト投手のイニング跨ぎの判断が悪かったとは思いません。
8回はスイっといってくれましたが決して本調子ではないことがはっきり分かったこともまた収穫だったと思います。
中村恭平投手は8月にフル回転してもらう可能性も十分あるわけですから結果は残念でしたがこれはこれでありだったでしょう。
最後は菊池投手を使ってしまいましたが、良い勝ち方で勝ちパターンの中継ぎ陣にはつかの間のお休みを与えながらも連勝を9まで伸ばせました。
最高の流れでジャイアンツ戦に挑めるのはもちろん、個人的に目安にしていた5ゲーム差も他力も絡みましたが達成!
ジャイアンツファンだったら東京ドーム開催とは言えども怖くてたまらないと思います。
まさにカープの3連覇の経験が生きてくる展開です。
もちろんカープも小園選手や遠藤投手といった若い力がチームにとって大事なポジションを任されているわけですから不安要素はあります。
でもそんな不安を上回るだけの期待が持てる状態なのも事実。
この経験が必ず将来の糧になることも思えば、勝ちながら育てる最高の展開にできる可能性も十分。
ジャイアンツの息を吹き返すきっかけを与えずに押し切ることができるかどうか注目の3連戦です。
逆転優勝に向けて本当に大事な後半戦に入っての直接対決2カード目です。
この後も2週間おきにジャイアンツとの直接対決が組まれている極端な日程ですがまさにいよいよ勝負の8月。
2週間前はとてもじゃないですがこんなに楽しみな状態で迎えられるとはちょっと思えませんでした。
だからこそ現状に感謝しつつ、カープの選手たちの戦いを見届けたい!
その先に大逆転での4連覇があると信じて…。
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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