7/20のジャイアンツ戦は でカープが。先発の床田投手が今一つで今日も2点を先行される展開。しかし最少失点でどうにかしのいでいたのが生きて、バティスタ選手の2ランで同点で終盤へ。そして8回、先頭の田中選手のフォアボールからチャンスでバティスタ選手がストレートをライトスタンドに叩き込む2本目の2ラン。大きな久々の連勝、勢いを掴みかけています!
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
巨人 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | X | 4 | 5 | 0 |
勝利投手 今村(1勝0敗0S)
敗戦投手 田口(0勝1敗1S)
セーブ フランスア (5勝3敗4S)
本塁打 亀井10号(3回表ソロ)、バティスタ20号(6回裏2ラン)、バティスタ21号(8回裏2ラン)
巨人 今村、田口、デラロサ - 小林、大城
広島 床田、菊池保、今村、フランスア - 會澤
試合感想
おかえり、3番バティ!!
2軍に降格している間に見事に修正して戻ってきてくれました、2軍のコーチ陣にも感謝!
やっぱり今シーズンのカープが勝ちを重ねるためには3番に不調ではないバティスタ選手が座ることがもはや絶対条件。
鈴木誠也選手の前を打つことで相手も勝負に来ますから、ボール球で誘われることに弱みを持つバティスタ選手にも良い効果があります。
1本目は2点ビハインドの6回。
打ちあぐねていた今村投手相手に2アウトから菊池選手がヒットで出るとバティスタ選手が2球で追い込まれながらもフォークをどうにか粘って見切って最後にきたストレートを振り抜いて左中間に叩き込むそのバッティング!
いやー、しびれました!
ものの見事に2点差以上に劣勢だった試合展開を文字通り一振りで振り出しに戻して球場の雰囲気を変えてくれました。
そして同点の8回。
2アウト2塁の勝ち越しのチャンスでスライダーを2球見せられた後の3球目の157 km/hの外角ストレート。
その前のスライダーが効いて少し振り遅れましたがパワーとカープファンの祈りでライトポールに直撃。
劇的な勝ち越し弾となり、見事に試合をひっくり返しました。
いや、たった5安打でも4点も入る。
長打の魅力が存分に詰まった試合でした。
スタメンを小園選手に譲っている田中選手も途中出場。
守備でも好プレーを見せてくれましたし、イニングの先頭でフォアボールを選んでくれた。
3ボールまでは田口投手のミスですが、最後の外角スライダーは手が出てもおかしくないボールでしたがあれを見切れるのが田中選手の良さです。
フットワークも軽そうでしたし、コンディションも少しずつ整っているのか。
スタメン1番にどっしり座ってくれるような状態に戻ってくれればさらに勢いづくんですがどうでしょうか…。
先発の床田投手はストレートの走りが今一つ。
それでも一回り目は粘り強く抑えていましたが2回り目に捕まりました。
3回、亀井選手には2アウトランナーなしから内角ストレートを上手くたたかれてライトスタンドに運ばれる先制ソロを被弾。
しかしその後の連打とフォアボールで背負った満塁のピンチをしのいで最少失点の1点。
4回にもノーアウト1, 2塁から2アウト2, 3塁のピンチ。
当たっている亀井選手は高いバウンドでボテボテのセカンドゴロ。
打ち取った打球が内野安打になって痛い追加点かと覚悟する打球でしたがここで菊池選手のスーパープレイ!
左手のグラブに入れた打球を右手で投げるのでは間に合わないととっさに判断、前に飛び込みながらのグラブトスで強い送球をファーストへ飛ばして間一髪でアウト。
そう、しびれる場面でこういうプレーを見せてくれるからゴールデングラブに続けて選ばれるわけです、納得。
5回にはフォアボールと3本のヒットを浴びて2点目を失いなおも1アウト満塁という大ピンチでしたが、ここを三振とファーストゴロでしのいだ。
そう、悪いなら悪いなりにギリギリのところで粘ってくれたのが最後に効きました。
1回を三者凡退に抑えながら5回までに1本塁打を含む8安打3四球で2点で済んだんですから、いかにランナーを背負ってから粘り強く投げたかが分かります。
菊池投手は今日も素晴らしいピッチング。
連投のイニング跨ぎで0でしのいでくれたことが同点、逆転劇を呼び込みました。
本当に良い仕事ぶりです。
そして8回の今村投手。
頼もしい男が苦しい夏場に帰ってきてくれました!
先頭の重信選手のセンター返しの当たりに右手が出てしまうあたりは気迫を感じましたし(ほめられたものではないですが…)、田中選手の好守にも助けられてしびれる場面で淡々と仕事をこなしてくれる姿は頼もしい限り。
今はいない主力中継ぎ陣が戻ってきても居場所はない、それくらいの活躍を期待しましょう!
最後のフランスア投手も圧巻でした。
昨日の登板で吹っ切れて、今日は球場の雰囲気にも乗せられたようにも見えました。
圧巻のクリーンアップ三者凡退締め、そして最後の連続三振でした。
さて、これで4連覇のために最低中の最低条件だった久々のカード勝ち越しを連勝で達成。
ここまでのチーム状態を加味して勝ち越しを最低条件としていましたが、数字の上では3連勝しないと苦しいのは紛れもない事実、そして明日負ければ自力優勝が消滅するという事実も変わりありません。
3連勝するチャンスは2試合続けての逆転勝ちでつかみ取りました。
ジャイアンツもひょっとすると交流戦から絶好調だったチーム状態が下降気味なのかもしれません。
そう、どんなに強いチームでも後半戦、優勝までに苦しい時期が来ることは誰よりもカープが3連覇の中で経験しています。
その時に勢いづいて迫ってくる下位チームがあると本当に嫌なことも。
そして開幕以来、ジャイアンツのアキレスけんである中継ぎ陣に2日続けて負けをつけたのも大きいはず。
最近の好調で覆い隠されていた弱点を再び意識させること、不安に思わせることに成功したはずです。
今がこれからのカープの足音をジャイアンツの選手に意識させる唯一無二のチャンス。
またすぐ2週間も経たずにやってくる月末の東京ドームでの直接対決にも効いてくるはずです。
ここを逃せば次はない可能性の方が高い。
一戦必勝、明日はどんな継投をしてもかまわないので勝ちにいきましょう!
その先にあるはずの奇跡の逆転4連覇へ、頼むぞ九里亜蓮!
そして頼むぞ、カープ打線!!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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