僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

後半戦開幕からいきなり勝負の6戦! 重過ぎる10連敗以上でリーグ優勝なしの事実を跳ね返せ! まずは連敗ストップを!【閑話休題】

前例から優勝確率0%、100%。乱高下しているカープの今シーズンでそんな報道は山ほど目にしてきました。基本的にはそれほど気にしないのですが、優勝するチームは大型連敗をしない。そう、2桁連敗するチームは優勝できないというのは無視するには思うしギル事実です。今日はこの統計について考察したいと思います。

 

 

優勝チームの過去連敗記録はスワローズの9連敗

過去2例ありいずれもヤクルト。

1992年と、まだ記憶に新しいカープの3連覇が始まる直前の2015年シーズンです。 

 

1992年のスワローズは69勝61敗1分で優勝。

貯金が2桁にすら届いていない事実が物語るように2位とは2ゲーム差、最下位のドラゴンズも借金はわずか10で首位と9ゲーム差しかつかなかった大混戦のシーズンでした。

 

それは2015年も同様。

どこも決め手に欠け本命不在で最後の最後まで競ったシーズンだったのは記憶に新しいところです。

結果として76勝65敗2分でスワローズが優勝。

2位ジャイアンツとは1.5ゲーム差。

 

上記2例見てもらえば分かるとおり、貯金20も作るような本命チームがあるシーズンでは大型連敗を喫したチームが巻き返して優勝するのは難しいことが十二分に伝わるかと思います。

 

ちなみに3連覇をしたカープの過去3年間での最大連敗は昨年9月に喫した6連敗です。

 

 

 

 

優勝するチームは大型連敗中に必ず何度か訪れる勝てる試合を勝ちきる

そもそも143試合しかないシーズンで10連敗以上、つまり10試合以上負け続けるというのは単純に考えてインパクトが大きすぎます。

全試合のうち7%程度を負け続けるわけですから。

好調のチームが1ヶ月かもう少しかけて稼ぎだす10の貯金を一気にたったの2週間すらかからずに全て吐き出すわけですからそれだけで大ダメージなのは間違いありません。 

 

そして何より10試合も戦えばプロのチーム同士の戦いですからどんなに状態が悪くても2つか3つは勝てる試合があるもの。

どんなに弱くても、シーズン最下位に沈むチームでも通常4割程度、2勝3敗で戦う勝率はあるんです。

シーズン最下位に沈むチームでも10試合で平均して4勝6敗、猛烈に弱くてたとえ勝率3割だったしても3勝7敗なわけです。

10試合して全部負けるということは、そういう勝てるはずの試合を落とし続けているということに他なりません。

 

優勝するチームは通常は接戦での勝負強さ、粘り強さがありますからそういう試合が3つもあれば少なくても必ず1つは拾うということです。

そういう苦しい試合を勝つからこそ、143試合の長丁場では他のチームと差がついて優勝できる。

当たり前ですが理にかなってますよね。

 

具体的に今年のカープで言えば、優勝するチームならば以下の試合のうち1つと言わず2つか3つ拾っていて10連敗には達しないはずだったということです。

 

・6/29 1-2 DeNA戦 

 1-1で延長に突入してサヨナラ負け、ノーアウト1, 3塁をはじめとした勝ち越し機を逸した結果敗北

・6/30 2-2 DeNA戦 

 ノーアウト満塁で無得点。ダメ押しに失敗した直後、9回2アウトから1点リードを追いつかれての引分け

・7/2 1-3 ヤクルト戦

 同点に追いついてなおもノーアウト1, 2塁のチャンスを生かせず、決勝点は2アウトからのタイムリーエラー

・7/5 1-3 阪神戦

 1-1の試合終盤、連続バントヒットでピンチを背負い2点を勝ち越され逃げ切られる

・7/7 0-1 阪神戦

 相手をたったの1点に抑えながらも貧打で完封負け

・7/8 2-3 中日戦

 2点ビハインドの9回にノーアウト満塁の同点・逆転の絶好機を作るも犠牲フライ1本で逃げ切られる

・7/9 3-6 中日戦

 試合中盤にあった1アウト満塁を含む5打席の一打同点・逆転のチャンスで1本が出ず終盤突き放される

・7/10 1-2 中日戦 

 1点リードの8回に連続押し出しで逆転を許す

 

改めて書くとこの連敗の恐ろしさを感じますが、11連敗の期間中の12試合(1分け含む)で実に2/3の8試合は勝つチャンスが(主に投手陣の頑張りにより)、つまり連敗を止めて2桁連敗に達しないチャンスが十分にあった試合という事実。

これを全部、見事なまでに負け続けている事実はあまりに重すぎる…。

 

2桁連敗するチームは今回のカープほど勝てるチャンスが多くないかもしれなくても、何度かあるはずの勝てる可能性のある試合を悉く落とすことで生じる。

そして2桁連敗を喫するようなチームには優勝するだけの勝負強さがないということを過去の統計が示している気がしてならないのです。

タイミングもシーズン序盤ならまだしも、シーズンの折り返しを過ぎて後半に差掛っているところですし、言い訳の余地はありません。

 

…と言いつつも、この11連敗、改めてまとめると、こんなに負け続ける方が天文学的な確率なのではということ。

調べていないので直感でしかありませんが、過去の2桁連敗を喫したチームはここまで勝つチャンスはなかったのではないかと思います。

やっぱり今年のカープは地力は2桁連敗を喫したチームの中では過去最もあるのでは…というポジティブな考え方もできます。

 

そして今年のカープは地力は既に証明していて、勢いに乗れば恐ろしいことは5月の月間20勝で証明しているチームでもあります。

虫が良すぎるかもしれませんが、後半戦の滑り出しでスムーズにいけば流れは変わるのでは…。

 

間違いなく週末のジャイアンツ戦はカープだけが今シーズンの生死をかけた大一番になります。

できれば3連勝したいですが、2勝1敗でもまだ可能性は残る。

そのためにもまずはベイスターズ戦で自信を取り戻さないといけません。

オールスター明けの6試合でわずかな望みがつながるかどうかが決まります。

今が応援しどころです。

 

そして確かに結果が出ていませんが、今の首脳陣も3連覇の功労者です。

人の力だけではどうにもならない時だってあるんだと思います。

そういう苦境を選手、首脳陣、関係者、そしてファンを含めたチーム全員で乗り越えた先に奇跡の見えてくる…そう信じて、まずは明日連敗ストップを目指すチームを応援しましょう!

 

球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!

 

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