7/7のタイガース戦は0-1でカープが敗れました。床田投手が6回まで無失点に抑えるも7回についに失点。これが決勝点となってしまう世知辛さ。打線は得点圏の2塁を踏んだのが初回のみ。後半になるほど増してほしい粘り強さが逆にどんどん淡白になる始末。悲しくも見慣れてしまった6回以降1人のランナーも出せずに、なすすべもなく敗れ去りました。
試合結果
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 |
| 阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 1 | 5 | 0 |
勝利投手 高橋遥（2勝2敗0S）
敗戦投手 床田（5勝5敗0S）
セーブ ドリス （3勝3敗18S）
本塁打 なし
広島 床田、レグナルト - 會澤
阪神 高橋遥、ドリス - 梅野
試合感想
いや、今日の負けは本当に絶望的、致命傷です。
一昨年の夏、チームがもがき苦しむ中で薮田投手が菅野投手相手に1-0で完封勝利を飾り、そこからチームは立て直って優勝へと突き進みました。
そんな記憶から2年。
どん底の7連敗、勝てば5割と2位復帰、負ければ借金2で4位転落と絶対に落とせない試合で真逆の0-1を喫する絶望感。
チームとして本当にダメージが大きい試合となりました。
今日の試合に勝てばまだ10%くらいは逆転優勝の可能性があるかなと勝手に感じていましたが（それでも10%ですが）、今日の負けでその機運は一気にしぼみました。
一向にきっかけが見えずに早1カ月が過ぎることを考えればAクラスすら危うい。
高橋投手はカープはプロ初勝利を7回無失点で献上しているように、ただでさえ打てている印象はありません。
ひょっとするとカープ打線が不調だから打てなかったのじゃないかもしれない。
でもここまでのシーズンの流れの中で、しかも0-1の展開で抑え込まれると、今日たまたま打てなかったんじゃなくて、昨日がたまたま打てただけだと、そう誰もが感じてしまうというダメージのオマケ付き。
技術的なことで上向くきっかけを作ってほしかったですが、1カ月気配がありませんから残念ながら多くは期待はできません。
もはやメンタル頼み。
そう、みんな打てるぞ、打てるぞ。
バットは触れてるぞ。
たまたま今日打てなかっただけだぞ。
誰かメンタルケアのスペシャリストはいませんか…選手の状態が上がるのを待ってもダメ、打線を入替えてもダメ。
監督として今打てる手は技術面よりメンタル面だと思います。
もちろん打撃コーチはそんなんではダメ。
寝る間を惜しんで、チーム低迷の全責任を感じて日々もがき苦しんでください。
もちろんそれは全野手も同様です。
それにしても打てないこと打てないこと。
得点圏でタイムリーが出ないなんて贅沢、得点圏の打席すら1打席しかなかった、しかもそれが初回。
この事実の圧倒的な重み…。
打てないなりに積極的に振りにいったんでしょうが、0-0で迎えた7回の4番、5番の連続初球打ち凡退に代表される淡白さ。
直後に床田投手が大山選手に唯一の失点となるタイムリーツーベースを浴びたわけですが無関係とは言えないでしょう。
そして何度目ですかね、6回以降一人のランナーすら出せないのは。
こんな展開では采配のしようもないですよ。
もちろん3回先頭の床田投手ヒットの後の野間選手ダブルプレーは采配の結果ですが、野間選手の足ですからあれはあれで采配の面でいえば仕方ないと思います。
はっきり言いますが、今日は試合中の采配で負けたわけではありません。
野間選手を1番に戻したり組み替えたスタメン起用の采配については結果的に大失敗だったわけですが、今日の試合を采配のせいで落としたとされたら辛すぎるでしょう。
今日は野手が打てなかったから負けたんです。
意地を感じたのは最終回の菊池選手の打席くらいでしょうか…。
野手陣の数少ない好材料は松山選手がファースト守備を無難にこなしてファインプレーも見せたこと。
本当にそれくらいしか今日の野手陣はいいところがなかったです。
床田投手は1カ月半も白星から遠ざかっていますがその間に7回無失点、6回無失点、6回1失点、そして今日の7回1失点。
HQSを達成、あるいはそれに近い登板が6度のうち4度もあって白星がついていないという結果ですから間違いなく援護がないせいです。
救援陣が追いつかれた展開も何度かあってそちらの要因もありますが、そもそもHQSレベルの先発登板の試合で1点とか2点しかリードがない展開が辛い。
2度炎上しましたが、シーズンの疲れがたまる時期、その初めて経験したであろうレベルの不調を短い期間で抜け出し、それを含めて3回に2回素晴らしい結果を残してくれていれば全くもって文句はありません。
本当に素晴らしい、ここまでは最高のシーズンです１
これで新人王を取れなかったら…いや、まだ早い。
打線のおかげで勝った試合もあるわけですからね。
とにかく今日の負けは痛恨の極み。
心情的には逆転優勝、4連覇なんて今のチーム状態では夢のまた夢だと思います。
ただ数字的にはまだまだ可能性という意味では残っています。
それを少しずつ現実的な目標に戻すためには…言い飽きてきましたがまず1つの白星が必要です。
今シーズンの投手陣にははっきり言ってこれ以上望めないです。
それくらい素晴らしい結果を残しています。
そう、本当に、いい加減に、目覚めろ…目覚めてください、カープ打線！！！！
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ！
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