交流戦開けも投打がかみあわずに白星をつかめずに苦しいカープ。それでも高橋大樹選手やメヒア選手といった2軍から台頭してきた力がチームを助けてくれています。今週はローレンス投手のデビューがありそうですし、ペナンとレースをより楽しむためにやはり2軍の現状は知っておきたい。今日はそんなシリーズの第6弾です。
ウエスタン順位表
6/30試合終了時点
試合 | 勝 | 敗 | 分 | 率 | 差 | |
阪 神 | 69 | 36 | 28 | 5 | 0.563 | -- |
広 島 | 71 | 37 | 33 | 1 | 0.529 | 2.0 |
オリックス | 67 | 31 | 28 | 8 | 0.525 | 2.5 |
SB | 66 | 30 | 30 | 6 | 0.500 | 4.0 |
中 日 | 64 | 23 | 35 | 6 | 0.397 | 10.0 |
カープ2軍はここまで37勝33敗1分けの2位で勝ち越しが4つ。
最近はタイガースとドラゴンズが失速気味、オリックスとソフトバンクが好調、カープはほぼ5割という感じ。
5月まではタイガースの独走状態でしたが、混戦模様となってきておりウエスタンの優勝争いも盛り上がってきそうです。
2軍とはいえ、少しでもそういったプレッシャーのかかる場面を作るためにも、カープ2軍にも優勝争いにこのまま絡んでいってもらいたいですね!
ローレンスは1軍先発へ調整、モンティージャ・メナも快調で更に激化しそうな外国人枠争い
前回第5弾(6/9までをカバー)以降のここまでの2軍での先発起用・成績を見ると以下の通りです。
6/11 ケムナ 3回5失点
6/12 アドゥワ 9回完封無失点
6/13 モンティージャ 5回無失点
6/18 メナ 7回無失点
6/19 平岡 5回3失点
6/20 モンティージャ 7回1失点
6/21 ケムナ 9回完封無失点
6/22 ローレンス 7回1失点
6/23 薮田 5回3失点
6/25 野村 9回完封無失点
6/26 メナ 5回無失点
6/27 雨天中止
6/28 山口 5回5失点(自責3)
6/29 ローレンス 1回無失点 (モンティージャ5回無失点)
6/30 雨天中止
現在2軍のローテーションはローレンス投手、モンティージャ投手、メナ投手といった外国人が中心で回っています。
当初3日の試合で先発デビューが有力視されていた遠藤投手ですが、代わりに中継ぎ枠に収まるはずだった中村祐太投手の内容が悪く2軍降格。
そのあおりを受けて先発転向はできないということになり、ジョンソン投手が抹消されて多少柔軟性を増している外国人枠を生かしてローレンス投手に1試合限定で白羽の矢が立ちそうです。
そのローレンス投手は中6日での土曜日の登板でわずか1イニングで降板。
調整を終え、中3日での先発マウンドとなりそうですが、調子は上がってきているようですので期待したいところです。
ただ9連戦ですし、ローレンス投手はジョンソン投手と入れ替わりでの登板後即抹消が規定路線。
オールスターまでにもう一人先発が必要なチーム事情に変わりはありません。
ここ1ヶ月ほど先発調整していた薮田投手が1軍に上がったものの打ち込まれてすぐさま出戻り、中村祐太投手も最近降格した現状では今のカープ2軍からはこれ以上のフレッシュな先発投手の供給は期待できません。
ケムナ投手が6/20の試合で初完封を飾ったのは非常に明るいニュースですが、まだ安定感に欠け1軍での起用という感じではありません。
山口投手も2軍降格後初の実戦で5回5失点。
自身のエラーも絡んで試合を作れませんでしたから昇格して先発チャンスはちょっとお預けでしょう。
となると前回完封勝利を飾って復調に期待の膨らむ野村投手が最有力。
そこでダメなら遠藤投手でしょうね。
遠藤投手が先発に回る場合、中継ぎ投手を補充することになりそうですが、有力候補は塹江投手。
15試合 14 1/3回を投げて自責点はわずか1 (失点は3)で防御率は0点台。
内容をどんどん上向かせていて、2試合連続でクローザーとして起用され無失点と結果を残しています。
相変わらず四死球は多いピッチャーですからまだ多くは期待できませんが、あの球威は上手くいけば夏場にかけての戦力になってくれる可能性はあります。
要注目です!
復活、1軍デビューへ頑張れ、中村奨成 そして出て来い第二の高橋大樹
2軍で好調だった高橋大樹選手、メヒア選手が1軍に昇格してチームに貢献してくれているのはご存知の通りです。
こちらも投手と同じく、1軍に昇格する実力のある選手は大体1回は一軍に上がったかなと言う感想。
何らかの事情で入れ替えが必要になった場合、内野なら小窪選手、外野なら下水流選手、坂倉選手が昇格候補でしょう。
堂林選手は3軍調整中…早く復帰して昇格争いに加わってもらいたいですね。
育成から支配下登録を目指す大盛選手に加えて羽月選手、中神選手といったルーキー組も元気にアピール中。
皆打率を上げてきており、2割後半まで打率を上げてきています。
小園選手の1軍での起用に刺激を受けていることでしょう。
そして忘れてはいけない、小園選手の1軍デビューに最も刺激をうけているはずなのが昨年のドラフト1位、中村奨成選手です。
昨年の秋はフェニックスリーグでの自打球で負傷離脱、春のキャンプには肋骨の疲労骨折で再びの離脱…。
大事な大事な1年目から2年目のシーズンへ向かう秋、春のキャンプを両方怪我でつぶしてしまい、まともに野球を出来ていない苦難のプロ2年目。
そこからの復帰戦となった今シーズン初出場の6/18のタイガース戦で斉藤投手から頭部死球…。
ストレートが側頭部を直撃し病院に緊急搬送される事態となり心配されましたが幸い大事には至らず、現在は実戦に戻ってきています。
まずは一安心。
今シーズン初ヒットはまだ出ていませんが、頭部死球の残像も残っているであろう恐怖心に打ち勝って1軍の座を巡る争いに食い込んでいけるかどうか。
坂倉選手と言う強力なライバルがいますが、1つ下の小園選手だけでなく同期入団の山口投手、遠藤投手の活躍も刺激になっているはず。
野球を出来ない間にも線の細さと言う課題に向き合い体作りに取り組んで6kg増えたと言う体重。
動き自体も良いとのことですから徐々に実戦感覚を取り戻して、その大器をマツダスタジアムで見たいですね!
さて、明日はマツダスタジアムでカープと同じく調子の上がらないスワローズを迎え撃ちます。
先発は九里投手と小川投手。
そう、九里投手に頑張ってもらうしかありません。
明日の試合後メヒア選手、バティスタ選手のどちらかは登録抹消されます。
最後の生き残りへのアピールがチームの力になってくれるはず。
しっかり切り替えて、マツダスタジアムで必死な泥臭い野球で1勝をもぎ取ってきっかけを掴みましょう!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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