6/30のベイスターズ戦は2-2で引き分けました。床田投手が6回1失点の好投。メヒア選手の逆転弾で1点リードで9回へ。ただフランスア投手が2アウトからタイムリーを浴びて逃げ切れず…。打線もノーアウト満塁を逃したり、確実に勝てたはずの試合を勝てなかった。チーム状態の悪さを象徴するような引分けです。
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | ||
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 0 |
DeNA | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 |
勝利投手 なし
敗戦投手 なし
セーブ なし
本塁打 メヒア2号(7回表2ラン)
広島 床田、島内、中村恭、レグナルト、フランスア、一岡、遠藤 - 會澤
DeNA 井納、藤岡、石田、国吉、エスコバー、山崎 - 伊藤光、嶺井
試合感想
フランスア投手はこれで3試合続けてセーフ機会で失敗…中崎投手の穴の大きさよ…。
そして僅差の場面でノーアウトで3塁にランナーを進めながらも得点を奪えないこの勝負弱さですよ…。
打てないだけじゃない。
初回のメヒア選手のただのサードゴロを緩慢プレーで内野安打にしたり、11回野間選手が全力疾走を怠り相手のミスを出塁につなげられなかったり…自ら流れを手放すようなプレーが目立ち始めているのが残念でたまりません。
野間選手が出塁していればあの足ですからファーストにいるだけで勝ち越しチャンスですよ、打てないのはそういうときもあるのは知ってますから我慢できますが、ああいう気のゆるみが見られてしまう癖が直らないのが残念。
7回の継投に代表されるように采配も焦りが見られますし、選手も気のゆるみが酷い。
打ち上げて「あーー!」と、ちょっと見上げてしまってスタートが遅れたところまではまだ分かる。
人間ですからそういう反応が出てしまうのはいくら気を付けていても出てしまうこともあるでしょう。
でもその後、走り始めたところからの言い訳は一切できません。
出場機会に飢えた必死な選手なら全力疾走するでしょう。
何ですか、あのやる気のない歩くのとほぼ変わらないような走塁は。
あれだけ上がった打球で野間選手が途中から全力疾走しながら余裕でアウト。
本当に論外です。
そう、チーム状態が悪い間せめて相手の隙をつきたいところで逆にスキを作ってしまう始末…。
1軍でまだまだ経験が足りないメヒア選手はともかく、野間選手が懲罰で2軍落ちになっても驚きません…というかそうするべきです。
足と守備はチームに欠かせない戦力ですから実に痛いですが、それでもそれくらいしてチームのゆるみを正さないと転がり落ち続けますよ。
とにかく打線が全然得点を取れずに苦しすぎます。
1試合平均が4点ちょっとのご時世で、直近の3週間、延長戦が5試合もあって攻撃イニング数は通常よりも多いんですが、それでも平均で3点すら取れていない貧打ぶり。
15試合で10試合が3点以下、ほぼ半分の7試合か2点以下。
延長にいった5試合はすべて打線が9回までに2点以下ですよ、3点取れたら拾えた試合ばかり。
本当に大げさでも何でもなくもう1点に抑えないと勝つチャンスがかなり限定的になる状態ですから、全員のイライラがたまっていることでしょう。
今日の床田投手の先制点を取られた場面が象徴的ですが、それは序盤から1点もやれない悲壮感からフォアボールも増えてしまうのは仕方ない。
それを非難するならまず打ってください。
間違いなくピッチャーへの負の影響が出ています。
選手だけじゃなく打撃コーチ、スコアラー、そしてデータの分析担当。
全ての人に、何か少しでも改善できるところはないか考えてもらいたい。
今年は打撃の不調があまりに長すぎます、偶然ではなく必然です。
選手のサイクルが重なってしまうのも開幕直後はあれですが、シーズン中盤の今は言い訳にはなりません。
逆転弾のメヒア選手、7回の中村恭平投手そして12回を抑えた遠藤投手の活躍にポジるしかありません…。
特に7回を抑えた中村恭平投手は凄かったですね!
昨日サヨナラ打を打たれて悔しい思いをしていたはずですが一夜明け、見事にやりかえしてくれました。
やっぱりボールの勢いが戻ってきていますよ、もっと信用して良いと思いますよ。
ね、佐々岡投手コーチ、緒方監督!
ただ正直に言うと7回に島内投手を持ってきたベンチの意図自体は分からなくもないんです。
やっぱり長いシーズンを戦って勢いに乗っていくには去年のフランスア投手のようにシーズン途中からフレッシュな力の台頭は是が非でも欲しい。
島内投手は1軍に戻ってきてからビハインドの展開では良いボールを投げていましたし、精神面もう一皮むければそういう存在になれる力は持っていて、可能性は秘めています。
でも今日の試合でいきなりそれをやるかというタイミング的な疑問はやっぱりあります。
昨日レグナルト投手も中村恭平投手もボールの勢いは戻ってきているように見えたんですが、首脳陣の評価は違ったということなんでしょうか…。
ここまでの起用の傾向を踏襲するなら6回のリードした場面や僅差のビハインドの場面。
そういった開幕当初、レグナルト投手が担っていたような場面で一つステップを踏んでから7回に回していましたが、今回はいきなりの7回、しかも1点差の場面での起用。
勝ちパターンの投手が崩壊していたならまだ分かりますが、そこまでの状況ではないですよね…。
なんかやっぱり最近の采配には焦りが透けて見えます…迷走と言われても仕方ない。
ただ中村恭平投手が踏ん張ってくれたことでチーム、特に首脳陣を本当に助けました。
ノーアウト1, 2塁で上位打線という苦しい場面でしたが、本当に一晩で見事に借りを返しました。
中継ぎに必要なメンタル面の切り替えを見せてくれてどんどん頼もしくなってきましたよ!
個人的にはダメそうだから代える、そんな島内投手から中村恭平投手の継投はありだと思います。
使うなら1点取られるまで使えという意見もあると思いますが、今日は先頭の大和選手に打たれてメンタル面でアップアップ。
ストライクを取るのに苦労し始めた時点で危険信号は出ていましたから、傷口を最小限に留めるという意味ではありだと思います。
ただあそこで中村恭平投手が打たれていたら…間違いなく批判の嵐だったでしょうね…。
そもそもあそこで島内投手を出したところには少なくとも疑問はありますから。
先発の床田投手は素晴らしかった!
打たれたヒットは3本でしたが、うち2つはメヒア選手のミスで内野安打になった打球でしたからまともに打たれたのは筒香選手のタイムリー1本だけ。
失点につながった連続フォアボールを含めてフォアボールは4つ出しましたが、うち3つは中軸に対してのもの。
やっぱり今の打線の状態を見せられるとどうしてもソロホームランでもダメージが大きい、1点すらやれないという慎重なピッチングになってしまうのは仕方ない…。
特に狭い横浜スタジアムでベイスターズの中軸相手だとどうしても…そう、打てない打線の副作用だと思います。
ただ本当によく1点で踏ん張った。
1点を取られた後の1アウト2, 3塁でもう一本浴びていたら今日の試合は負けていた可能性が非常に高い。
点の取られ方はやっぱり悪かったですが良く気持ちを切らさずに投げ切りました。
初回の高橋大樹選手の抜ければ2点という打球をファインプレーで取ってもらったのにも助けてもらいましたね。
6回100球でしたから打席が巡ってきての代打、降板には文句なし。
初めての夏場を迎えるにあたって少し余力を残しての降板が許されるならそれくらいがちょうど良いです。
今日は日曜で明日はお休み、中継ぎを使って良い日ですから。
前回の好投に続いて今回も久々の6勝目を逃したのが辛すぎますが…腐らずに続けてもらうしかありません。
レグナルト投手も筒香選手に追い込んでからヒットを打たれてどうなるかと思いましたが、宮崎選手のダブルプレーは本当に助かった。
フランスア投手はこれでセーブシチュエーションで3試合連続の失敗…田中選手の好守備に救われて逆転サヨナラは防ぎましたが中崎投手の穴の大きさが際立ちます…。
首脳陣が言っていたように抑えの独特の重圧にフランスア投手が苦しんでいる。
一岡投手はひどい状態というわけではなさそうで一安心。
そして最後厳しい場面で遠藤投手が変わらず良いボールを投げ込んでくれたことは今後に期待が膨らんできます。
投手陣は12回で2点に抑えてくれたわけですからね…。
打線は打てなかった。
でも今日の形を続けてもらいたい。
1番田中選手は6打数1安打でしたが初回から球数は放らせていましたし、追い込まれてからも不調の時の強く振れないスイングではなく、ある程度タイミングを合わせながら強く振れていました。
1番での経験は十分、続けてみる価値はありそうな打席の内容に見えましたがどうでしょう。
高橋大樹選手は送りバントミスはありましたがヒットで取り返しましたし、マルチヒットに加えて初回の好守備。
今のチームに足りないものを見せてくれているような気がします。
調子が落ちてくるまではスタメンで使う勝ちは十二分にあるように見えますがどうでしょうか。
しかし今日も序盤からちぐはぐな攻撃で1点が重い重い。
西川選手の盗塁を急いての牽制死、ノーアウト1塁フルカウントから曾澤選手のストレート見逃し三振ダブルプレー。
打てないなりに昨日とは違って首脳陣が動いてきたわけですが選手が踊らずに裏目裏目…。
そこを救ったのがメヒア選手の一撃でした。
打ちあぐねた井納投手が代わったところで苦しむ鈴木誠也選手が久々マルチで出塁して、藤岡投手の外角変化球を一閃。
一振りで試合をひっくり返して、序盤の自らの守りのミス2つを帳消しに。
サードの守備の打球判断はひどいものを見せてしまいましたが、それを見事に取り返しました。
これだけ結果を残してくれればバティスタ選手との競争に勝てる可能性は高くなってきました、ただファースト守備を無難にこなしてくれるかの不安はありますが…。
捕球、送球は今のところ大丈夫そうですが打球判断に拙さが見られますので、そういうほころびの可能性は覚悟しないといけなさそうですが、今のバッティングを見せてくれるならその価値はありそう。
ただ9回ノーアウト満塁で追加点を取れないとは…。
久々出番の安部選手がチャンスメークして、絶好のチャンスに広げたものの曾澤選手、代打の磯村選手が連続三振。
しかし不調の磯村選手に代打の序列で負ける長野選手…実績十分の選手ですから悔しさしか感じていないと思いますが昨日の打席、同じ国吉投手相手の打席内容のマイナスが大きすぎましたか。
メヒア選手を下げたり守備固めをするのが早すぎたという意見もあるでしょうが、ここに関してはあのタイミングで守備を固めるのは悪かったとは思いません。
メヒア選手も今日既に2つまずい守備をしていたわけですし、あの打順の巡りなら仕方ないです。
負けなかったのは良かったですが、勝たないといけない試合を勝てなかったダメージはやっぱり残ります。
今、必要なものは勝ちという結果のみ。
そこを目指して、どうチームとして、選手個人として戦っていくのか。
今日の怠慢プレーの意味を今一度全員に考えてもらいたい。
時間がチーム状態を上げてくれると思っていたら、そこでチームが終わります。
それくらいの悲壮感をもって、来週からの試合で違いを見せてくれることに期待します。
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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