6/23のバファローズ戦は3-9でカープが敗れました。踏ん張る投手陣を打てない打線が見殺し。今日も交流戦最下位のチーム打率・得点力を如何なく発揮。残念ながら采配で落としたカード初戦のあと、何とか踏ん張りたかったですが危惧された通りにガタガタと崩れています。立て直しは容易ではない…何とかきっかけを作るしかないぞ、踏ん張れ!
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 9 | 14 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 8 | 0 |
勝利投手 ディクソン (1勝0敗3S)
敗戦投手 菊池保(1勝2敗0S)
セーブ なし
本塁打 なし
オリックス 田嶋、エップラー、近藤、ディクソン、山崎福、小林、比嘉 - 若月、山崎勝
広島 ジョンソン、レグナルト、フランスア、菊池保、藤井皓 - 石原、會澤
試合感想
今度は延長1イニングで9失点ですか…素晴らしいバファローズの集中打でしたね。
まあ打てない。
そしてここまでの采配と一貫性のなかった謎采配で取れたはずの一昨日のカード初戦、久々の連勝をできなかったことが本当に響いています…。
流れを変えられるきっかけを自ら手放してしまったわけですからこうなってしまっても残念だとは思いますが、大きな驚きまではありません。
さて、どう立て直すものやら…。
交流戦に入って1試合平均4点を取れていないのはカープとオリックスだけ。
カープなんて4点なんてはるか先で3点がやっとですから負けがかさんで当然です。
チーム打率が.240に届いていないのもカープとソフトバンクだけ。
対戦が少ない投手相手という言い訳は通用しません。
春先の投手優位から徐々に打者優位へとシーズンは移行している中での貧打ですから意味合いが違います。
全員のサイクルが割とあってしまっていて不調に陥るときは複数人一緒にという形になってしまっていますが、原因をそこに求めても仕方ありません。
選手はもちろん、打撃コーチにも仕事をしてもらうしかない。
ボコボコにされた裏の攻撃は気持ちを見せてもらいましたが、反撃しないよりはかなりマシですが、競った場面でやれないと意味がないんです。
菊池投手も気持ちが切れてしまうのは分からなくはないですが…裏の反撃を見せられると2点で踏ん張ってほしかったなとは思います。
本人が一番反省しているでしょう…いや、でも今日の展開での2点は重いですから心情的には分かるんですけどね…。
そして野間選手は大丈夫でしょうか…離脱となれば本当に痛い…今日の負け以上に。
打てなくてもいくらでもチームに貢献できる選手、ただでさえ今シーズンは苦しい野手陣の台所事情があるわけですから…。
山崎投手のストレートが頭、こめかみのあたりにきてヘルメットの鍔が衝撃をほぼ吸収するような形。
頭に直撃ではありませんがかなりの衝撃が来ているはず。
野間選手の健康が最優先ですから必要性が少しでもあれば迷わず受けてもらいたいですが、脳震盪プログラムを経ないといけないようであればチームへのダメージは大きい…明日は仙台に連れて行けないかもしれませんね。
こんな展開で泣きっ面に蜂とはまさにこのこと…。
先発のジョンソン投手は7回無失点の素晴らしい投球。
打線が全く援護できない中、1点もやれない展開の中で最高の結果を残してくれました。
3回までは毎回先頭バッターに出塁を許す苦しい展開でしたが、内外角よく制球できていて、ランナーを出しても安心感がありました。
6回を投げ終えて101球、その裏に先頭で打席が回りましたが首脳陣の判断は続投。
明日試合がなければ違ったかもしれませんが、中継ぎ陣の負担・そして最近の内容を考えれば妥当な判断でした。
尻上がりにジョンソン投手の内容は良くなっていましたし、結果上本選手のファインプレーにも助けられてしっかり期待に応えてくれました。
打席でも淡々と凡退するのではなく出塁して得点につなげようと必死のフルスイング。
追い込まれてもしっかり粘る。
気持ちの入っていた今日のジョンソン投手には文句のつけようがありません。
そして石原選手も素晴らしいリードに2度の盗塁刺殺で強力援護。
間違いなく先発として1勝の価値のあるバッテリーで作り上げた快投でした。
あとを受けたレグナルト投手も今日は相手の上位打線を三者凡退ピッチング。
まだ制球の面では苦しむ場面もありますが今日は上手く相手の打者にボール球を振らせてカウントを整えられました。
ここも相手の打ち気を見切っていた石原選手の老獪なリードがレグナルト投手を助けました。
フランスア投手も高めにボールは浮きながらも何とか無失点。
最後は菊池投手が打たれたわけですが、ここ最近の中村恭平投手、一岡投手の内容と昨日の菊池投手の内容を比べればこの起用には納得がいきます。
10回の惨状は…もういいでしょう。2アウトまでは何とか頑張って取ったんですが、風に乗った大城選手の当たりで気持ちが切れました。
後を受けた藤井投手も制球定まらずにボコボコ。
1イニング7長打、4本もスリーベースを浴びる珍記録付き。
2軍で結果を残しながらも1軍で結果を残せず、3度目の昇格チャンスで何としても結果が欲しいマウンドでまたしても結果を残せず。
藤井投手に取っても非常に辛いマウンドとなりました。
準備もあまりしてなかったでしょうからかわいそうな部分はありますが、それでもやらないといけない登板でした。
まぁしかし今日は投手陣を責めるのは違うでしょう。
打線はチャンスすら数えるほどしか作れない今日も苦しい展開…。
田嶋投手に6回無失点と抑え込まれたわけですが、昨日の荒西投手といいここまで打てないような内容には見えなかった…もちろん球威あるボールが適度に荒れていて、普段対戦もない中で難しいとは思うんですが、それにしても…。
交流戦で最下位の得点力が示すように、やはりこれだけ打てないと辛い。
抑え込まれた後の試合で、素直に相手投手が良かったからしょうがないと割り切りきれないのが辛いですね。
それでも4回に菊池選手が初ヒットとなるツーベースを打ったことで田嶋投手が唯一制球を乱すシーンは作りました。
ただここでクリーンアップが仕留めきれず…。
6回、久々の先発で1番に入った田中選手が6/13以来10日ぶり21打席ぶりのヒットで出塁しますが、外角ストレートが分かっていても強引なギャンブルスタート。
かなり良いスタートで良い勝負に持ち込みましたが若月選手に最高の送球をされてアウト。
打てないですから無理目のギャンブルでも仕方ない。
投手陣が踏ん張る中で8回は先頭のバティスタ選手のヒットで1アウト2塁を作りますが代打の松山選手、田中選手が凡退。
9回には西川選手のヒットと鈴木誠也選手がフルカウントから見事なつなぐ意識、強引に右にたたきつけるバッティングを見せて1アウト1, 3塁と最高のサヨナラのチャンス。
試合の流れからいっても、チャンスの作り方から言ってもここで決めないといけなかった。
曾澤選手と代打の長野選手でここを逃したのが今日最大の敗因です。
最後、ボコボコにされた裏の攻撃で松山選手、田中選手とこれから巻き返すためにはやってもらわないと絶対にいけない選手に当たりが出たのは救い。
鈴木誠也選手の2打点も最後の最後にタイトル争いで大きく物を言うかもしれません。
さて、誰よりも選手たち、首脳陣、チーム関係者が感じていると思いますが、今シーズンは最後までしびれる展開が続くはず。
投げやりになってしまった試合、不調の時期にもぎ取れなかった1つの白星をシーズン最終盤で後悔する展開になる可能性は十二分にあるんです。
今は本当に苦しい。
ここまで乱高下するシーズンも滅多になく、経験豊富なカープの選手たちと言えど、戸惑うことも多いでしょう。
でもここからは上がるしかない。
まだ今の時期なら本当の勝負所までに立て直すチャンスはある。
今一度、今シーズンどういう形で戦っていくのが優勝を狙える可能性が高いのか、首脳陣にも考えてもらいたい。
今日の結果が出た後で1番田中、5番松山と開幕戦を戦った形に戻すのには異論ありません。
苦しかった交流戦ですが原点に戻って、その形で結果がついてくればリーグ戦に向けてこれ以上ない形でつなげられるはず。
明日は絶っっっ対に勝つぞ、カープ!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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