遠藤投手はローテーション的に難しいですし、木曜で起用されている中村祐太投手が2軍で結果を残せておらず、6枚目の先発は消去法で1軍中継ぎ時からの抜擢が有力。野手陣では堂林選手が踏ん張っていますが、這い上がってこられるか。育成2投手も実戦デビューと話題が色々あった2軍からの昇格候補を見ていくシリーズ第4弾を書きたいと思います。
ウエスタン順意表
5/26試合終了時点
試合 | 勝 | 敗 | 分 | 率 | 差 | |
阪 神 | 49 | 28 | 18 | 3 | 0.609 | -- |
広 島 | 50 | 24 | 25 | 1 | 0.490 | 5.5 |
SB | 46 | 21 | 22 | 3 | 0.488 | 5.5 |
オリックス | 45 | 18 | 21 | 6 | 0.462 | 6.5 |
中 日 | 47 | 19 | 23 | 5 | 0.452 | 7.0 |
カープ2軍はここまで24勝25敗1分けで2位ながら負け越しが1つ。
ここ数週間どこのチームも大きく勝ち越し、負け越しがなく拮抗した展開となっているようです。
投手陣昇格候補は中継ぎの島内、6人目先発の昇格は厳しそう
前回第3弾(5/7までをカバー)以降のここまでの2軍での先発起用・成績を見ると以下の通りです。
5/10 遠藤 6回4失点
5/11 ローレンス 5回5失点(自責2)
5/12 ケムナ 1回6失点(自責4)
5/15 中村祐 6回3失点(自責1)
5/16 岡田 2/3回 4失点
5/17 モンティージャ 4回3失点
5/18 ローレンス 6回4失点
5/19 遠藤 7 2/3回 無失点
5/21 ケムナ 7回2失点(自責1)
5/22 薮田 5回5失点(自責4)
5/23 中村祐 3回4失点
5/24 モンティージャ 6回3失点
5/25 ローレンス 6回4失点
5/26 遠藤 5 2//3回2失点
唯一中6日を守って起用されているローレンス投手ですが、今は調子を落としているようで、レグナルト投手の好調を考えても残念ながら1軍の先発6番手で起用する理由が今はありません。
先発6番手を2軍からあげるとすれば木曜日に登板している中村祐太投手が候補でしたが2軍で調子が上がっていないので昇格先発のチャンスは逃したのではないかと思います。
結果を残している遠藤投手ですがファームでは日曜日の登板ということで木曜の先発はローテーション的に可能性はありません。
となると消去法で1軍で中継ぎとして帯同している九里投手、あるいは山口投手にチャンスが回ってくると考えるのが自然でしょう。
九里投手が中継ぎではまってはいますが、先発での実績もあることに加えて今は菊池投手や中村恭平投手がいることでビハインドの展開での中継ぎ陣も充実。
個人的にはやはり九里投手が最有力候補だと思います。
ただ将来性を考えて一度山口投手に先発として、ロマン枠で投げさせる決断をするのも面白そう。
九里投手を第二先発として考えられますしこちらも十分可能性はあります。
首脳陣の決断に注目ですね!
岡田投手は2軍降格後、初の実戦登板となった16日の先発でフォアボールを乱発して1回すら投げきれず。
現状は昇格云々の状態どころではない、残念ながら当分は1軍戦力として期待できないことを覚悟しないといけません。
木曜日に起用された辺り、首脳陣は順調に行けば今週6番手としての起用を考えていたことを伺えますが…。
中継ぎ陣ですが、昇格最有力として期待したかった今村投手が今月ちょっと不調。
5/10, 5/12, 5/16と登板3試合連続で失点して一時は防御率も4点台まで悪化しており、現状すぐに上げたい状態ではなさそうです。
代わりといってはあれですが島内投手が徐々に状態を上げてきています。
2軍に落ちてからはスライダーをストレートに近い軌道から変化するような改良に取り組んでいるようですがその成果が少しずつ出ているのか。
徐々に状態も上がってきているようで、防御率もついに2点台に突入。
現状中継ぎを補充する必要がある場合には真っ先に名前が挙がってきそうです。
矢崎投手も防御率3点ちょっととまずまずの結果を残していますから、現状の結果だけを見れば島内投手に次いで昇格に近い位置にいそうですね。
あとはタイミングと各々が解決したい課題にどれだけ時間が必要かというのも加味されてという感じでしょうか。
特筆すべきは育成契約を結んだばかりのモンティージャ投手、メナ投手がケムナ投手が初回KOされて回ってきたチャンス(5/12の試合)で2軍実戦デビューを飾っています。
モンティージャ投手が3回無失点、メナ投手が1回無失点と上々のデビュー。
モンティージャ投手はそのまま先発チャンスを与えられ、中6日で起用されているところを見ると、現状2軍首脳陣の評価はモンティージャ投手の方が上のようです。
どちらの投手もストレートは150 km/hを超えているようですから、楽しみな素材ですね!
踏ん張れ堂林!小園は実戦復帰
10日前に堂林選手が降格、坂倉選手が昇格して入れ替えがありましたが、坂倉選手の昇格は好調の磯村選手を代打で使いやすくするという効果があるのはもちろん、坂倉選手自身も2軍でしっかり結果も残していました。
昇格した17日時点での直近5試合(5/11から5/16)で猛打賞2回にマルチヒット1度。
そして昇格して始めてもらった打席で今シーズン初ヒットを記録、続く打席でも粘ってツーベースで勝利に貢献と少ないチャンスを生かして2軍から好調な打撃で1軍で貢献しました。
当時絶好調だった磯村選手の起用の幅を広げるということ、そして2軍から好調の選手を上げて戦力になってもらうということ。
坂倉選手の昇格は一石二鳥の効果があったと思います。
一方で悔しい2軍落ちとなった堂林選手ですが直後の試合で1試合2本塁打を記録。
2軍ではここまで16試合の出場で .289 5本 7打点を記録。
特筆すべきは出塁率.407、そして長打率は.667と圧倒的な成績を残しています。
ただ1軍では少ないチャンスで結果を出せていないのは皆さんご存知の通り…バントも上手くなりましたし、ボール自体は十分に見えているはず。
ただ1軍でフルスイングできている印象があまりありません。
結果を求めるあまり、そして自身の求められる役割を意識するあまり、2軍での試合のように一発や長打がでそうなスイングを出来ていない。
攻めてアピールしていかないといけない気持ちの部分がちょっと守りに入ってしまっているように思うんですよね…
1軍の壁を乗り越えられるかどうか…本当に踏ん張らないといけないシーズンだと思いますので、まずはまたチャンスを掴むところから…。
ライバルは多いですしチャンスは多くないでしょうが、何とか1軍でも持っている技術を発揮してくれることを期待したいと思います。
ドラ1の小園選手は実戦復帰しています。
ここまでやりたいようにやらせていた首脳陣も少しずつ打撃フォームに指導を入れ始めているようで、どうなるか楽しみです。
あとは目立つところでいうとメヒア選手、正隨選手が好調のサイクルに入り始めたか。
少し前には育成契約の大盛選手が5試合中4試合でマルチヒットを記録する絶好調があったことも記録しておきたいと思います。
1軍の試合がなかった先週木曜日には曽根選手、そして松山選手がファームの試合で実戦感覚を養いました。
1軍への戦力供給が最優先、ただ同時に次世代の育成も果たさないといけない。
このあたりがウエスタンリーグでの采配の難しさなんでしょうね。
今は投手陣、野手陣ともに好調ですから入れ替えへの必要性は薄い。
ただ確実にいえるのはこの先の長いシーズンで2軍から好調な選手を上げてしっかりと1軍の戦力になってもらい、1つでも2つでも白星に貢献してもらうことは優勝を目指すうえで必要不可欠であるということ。
今回は岡田投手、中村祐太投手が結果を残せずに先発6番手は1軍中継ぎからということになりそうですが、その分中継ぎ陣が補充されるかもしれません。
野手陣だってこの先絶対また入れ替えはありますから、何とか2軍の選手(特に堂林選手!)には腐らずにチャンスを掴んでもらいたい!
2軍で頑張る選手達も含めてのカープです!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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