現在9連勝と絶好調のカープ。5月までの間に2回8連勝以上を記録するのはセリーグ初とのことで圧倒的な勢いでどん底のスタートから巻き返して首位を奪取。週末のジャイアンツとの3連戦では上手くいけば球団連勝記録に並べるかもしれません。今日はそんな記事を書きたいと思います。
8連勝以上を5月までに2度達成した例は過去に2回。
1950年の毎日、そしてそこから60年以上空いての2016年のソフトバンク。
ちなみに2016年のソフトバンクは2回ではなく3回もマークしたのだとか…50試合弱の間に8連勝3回ってちょっと尋常じゃありませんね…。
4勝12敗のどん底スタートから一気に首位と巻き返すまでにはこの史上3度目となる5月までの大型連勝2回があるわけですが、借金8から逆転でシーズン優勝となれば以下の過去記事でも書きましたが2007年の日本ハム以来史上2度目、プロ野球タイ記録となります。
そんな絶好調のカープですが、チームの連勝記録は1984年にマークした12。
4月に記録してそのまま優勝、日本一まで突っ走ったようです。
10連勝以上に限っても過去には以下のわずか6度のみ。
1971年 10連勝 (4位)
1984年 12連勝(優勝、日本一)
1989年 10連勝 (2位)
1994年 10連勝 (3位)
2016年 11連勝 (優勝)
2017年 10連勝 (優勝)
過去6回しかない2桁連勝を直近3連覇のうちに2回記録しているのは印象的です。
明日のジャイアンツとの3連戦の初戦に勝てば今年も2桁連勝になりますが果たして…。
10連勝以上を記録してもそのうち半分しか優勝できていないのはシーズンの長さ、そして年間通じて安定した成績を残して優勝することの難しさを十二分に示唆してくれています。
今はカープのチーム状態が素晴らしく良いですが、これがいつまでも続くはずはない。
だからこそ今のチーム状態が良いときに1つでももったいない試合をなくして白星を積み上げ、チーム状態が悪い中でも何とか1つでも多く白星を拾う。
結局は目の前の一戦一戦、そのときできることをしっかりやるという緒方監督の口癖につながるわけですが、大型連敗をしないことも優勝のためには非常に大事。
前回8連勝で借金を返済した直後に負けて連勝ストップ、そのまま4連敗して再びその借金を返済して5割に戻しても貯金ちゃんレンジに何度か失敗し、開幕戦以来の貯金を鶴久までしばらくかかったことは記憶にも新しいかと思います。
ジャイアンツとの東京ドームでの3連戦に3連勝できればチームタイ記録の12連勝となるわけですが、そもそも3連戦3連勝自体がチーム状態が良くてもかなり難しいことですし、相手は開幕からずっと上位にいるジャイアンツ。
簡単にいくわけはありません。
単純に勝率5割として計算すると3連戦に3連勝できる確率は8回に1度の12.5%(簡易計算のため引き分け除く)。
2度目の大型連勝でちょっと感覚が麻痺しつつありますが、昨日までに9連勝とこれだけ連勝を伸ばしていること自体が既に本当に凄いことです。
連勝を続けてくれればこれほど嬉しいことはありませんが、負けた後、連勝が止まった後も大事。
とはいえ、10連勝した直近2回はリーグ優勝できているわけですから、是非明日の初戦を勝って、チーム史上7回目の2桁連勝を記録してさらに勢いづいてもらいたい!
ジャイアンツ3連戦の先発はローテーションを崩す理由がありませんからそのまま床田投手、ジョンソン投手、アドゥワ投手でしょう。
初戦を任される床田投手はここ2戦少し状態が悪そうなのに加えてジャイアンツ相手には過去2戦で11 2/3回で7失点。
ただ前回の3失点は味方に1イニング2つのエラーをされてのものですから、相性が悪いとまでは思いません。
ホームランの出やすい球場で重量打線を相手にするわけですからボールを低く集めたいところです。
過去2戦、低目への制球に苦しんでいただけに不安はありますが、ドーム球場で暑くも寒くもないはずで環境としては投げやすいでしょうからそこに期待したいところ。
そして打線も初対戦では打ち崩せませんでしたが2度目の対戦となり球筋も何となく把握したはずのヤングマン投手を打ち崩してくれるはず。
好調な打線の援護を信じて、ストライクゾーンで勝負していく床田投手のピッチングに期待しましょう!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
このブログの応援もよろしくお願いします♩⇩