僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

フレッシュオールスター出場選手を予想 1軍で活躍のアドゥワ、山口だけじゃない楽しみな若鯉【閑話休題】

昨日は劇的な5点ビハインドからのサヨナラ勝ちで再び勢いが出てきているカープ。今日は先日フレッシュオールスターへの推薦選手が発表され、今年の2軍で頑張っている選手たち、未来の主力候補たちに改めて注目する機会にしたいと思います。候補8選手から、出場選手4名も思い切って予想します。

   

 

フレッシュオールスターの選手選考方法は…

毎年オールスター前に行われる2軍選手によるオールスター戦の意味合いを持つフレッシュオールスター。

その出場選手は指揮をとることになる前年リーグ優勝チームの監督とリーグ運営に関わる関係者による協議で選抜されるのが1軍のオールスターとの違いです。

また各球団からの出場枠も原則決まっていて、21名のうちウエスタンリーグの場合は優勝球団から5人、その他の球団から4人ずつ選ばれます。

ここもファン投票の結果次第では出場選手に大きな偏りが出ることになる1軍のオールスターと大きく異なります。

やはり育成の意味合いも大きいですから、各球団の機会は平等にということですね。

 

実力だけでなく注目度・話題性も選考基準に入り、ドラフト1・2位で入団した選手を含め、地元出身あるいは話題性のある選手を推薦するように開催要項に規定されているのは面白いところ。

というわけで必然的に前年のドラフト上位で話題になった選手や開催地出身の選手が選ばれやすい傾向が出てきます。

今年は楽天生命パーク宮城で開催ですから宮城県だけでなく東北出身の選手は選考で優遇されそうです。

 

ちなみに出場資格の規定上、ベテラン選手が出場するのは少し難しくなっており、毎年出場選手の顔ぶれは大きく変わるまさに「フレッシュ」オールスターになりやすいです。

 

フレッシュオールスターゲームの出場資格は以下の通り。

・ルーキー

・プロ入り5年以内、かつ今シーズンのファーム公式戦に出場している選手

・過去2回以上出場しており、1軍オールスターに選ばれていない選手

 

 

 

 

今年のカープからの推薦選手は…

今年の推薦選手はアドゥワ投手、島内投手、山口投手、遠藤投手、小園選手、林選手、 正隨選手に永井選手の8人です。

カープは昨年ウエスタン4位で終えていますからこの8人の中から半分の4人がフレッシュオールスターに出場することになりそうです。

昨年出場したのは高橋昂也投手、長井投手、塹江投手、中村奨成選手に坂倉選手の5人ですが、誰も2年連続して推薦されている選手はいませんので、必然的にカープからの出場選手の顔ぶれは完全に入れ替わることになります。

 

現状出場濃厚なのはアドゥワ投手と小園選手の2人。

アドゥワ投手はすっかり1軍のローテーション投手となっているわけですが、2軍でも昇格前に4試合に先発して3勝1敗防御率は1.80と素晴らしい成績を残しています。

来年以降1軍に定着する可能性は十二分にあり、昨年までフレッシュオールスターに出場したことがないので今年が最初で最後のチャンスになる可能性も十分。

まだ一軍のオールスターに選ばれる可能性は高くないでしょうから、一軍での実績や注目度を考えても投手での選出最有力候補と言えると思います。

 

一方の小園選手ですがここまで26試合の出場で打率.168と数字は残せていません。

また打撃の調子が少し上向いてきたところで下半身のコンディション不良でスタメンを外れるなど、体調面でも不安が。

キャンプから順調すぎるオープン戦を経て開幕一軍入りを果たしましたが、今まさにプロの壁にぶつかっているところと言えるでしょう。

それでもドラフト1位から高卒での開幕一軍入りと話題性を考えれば、試合に出られる状態であれば選考で漏れることは考えにくい。

野手での出場筆頭候補と言えると思います。

 

あとの2枠ですが、正直ここからの1カ月での活躍次第でしょう。

 

投手で言うと一軍で活躍し始めている山口投手の話題性、2軍で先発投手として順調に登板を重ねて中村祐太投手に次ぐチーム2位の投球回数を誇り2軍での成績では一歩抜けている遠藤投手、中継ぎとして調整中でまだ安定感には欠けるもののドラフト2位ルーキーとしての話題性がある島内投手。

ここからの活躍次第でどの投手が選ばれるかは変わってきそうです。

現状では遠藤投手に一票…ただごくごくわずかな差だと思います。

特に1軍での山口投手の活躍に期待ですかね。

 

以下、候補4投手の昨日時点までのウエスタンでの成績です。

アドゥワ投手 4試合3勝1敗 防御率 1.80

山口投手 4試合2勝1敗 防御率 3.38

遠藤投手 7試合1勝1敗(1完投)  防御率4.02

島内投手 6試合0勝1敗 防御率 4.50 

 

 

一方の野手ですが候補4人の中で打率トップが正隨選手の.202と寂しい数字。

個人的には特に高卒2年目の永井選手に期待したい。

今の成績でも推薦されたのは首脳陣からのもう一皮むけるきっかけを掴んでもらいたい、そんな親心もあるかと思います。

昨年が62試合で打率.149と高卒野手では当たって当然のプロの壁に直面。

今年も打率2割に届かず苦しんでいる中で、フレッシュオールスターに推薦されたという事実を自信に、そしてモチベーションに厚いカープ外野陣に割って入るだけの実力を身につけられるか。

 

現時点では話題性のある小園選手の出場はよほどのことがなければ固いとして、他球団との兼ね合い次第ではカープからは投手3、野手1となる可能性は十二分にある状況と言えるかと思います。

その場合は現時点ならアドゥワ投手、遠藤投手、山口投手、小園選手の4人になるか。

カープから投手2、野手2で出場選手が選ばれるように…ここからの野手候補4人の奮起に期待しましょう。

 

以下、野手の候補4選手の5/15時点でのウエスタンでの成績です。

小園選手 26試合 打率.168 3本 9打点 出塁率.215

林選手 35試合 打率.188 2本 9打点 出塁率.272

正隨選手 33試合 打率.202 1本 9打点 出塁率.295

永井選手 24試合 打率.195 1本 6打点 出塁率.233

 

 

それにしても毎年推薦選手が発表されると、その年のウエスタンで重点的に育成されている新選手が分かって楽しいですね。

中村祐太投手や坂倉選手のように毎年2軍では結果を残しながら1軍できっかけを掴みきれない選手も、きっとこういう発表からも刺激を受けているはず。

 

現時点では2軍を主戦場としている選手たちも1軍に這い上がるチャンスを掴んで、首脳陣にもファンにも存在をアピールしてくれることを期待しましょう!

 

球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!

 

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