開幕からジャイアンツの坂本選手の好調が止まらず、ついに昨日36試合連続出塁となりセリーグ記録を更新しました。今日はそんな快挙達成を契機に、カープの連続打席出塁、連続試合出塁の球団記録をまとめてみたいと思います。
連続試合出塁のプロ野球記録は?
巨人の坂本選手が開幕から36試合連続出塁で、金本選手がカープ時代の1997年に記録した35試合というセリーグ記録を抜き去りました。
プロ野球記録は西武のスティーブ選手が1983年にマークした40試合連続出塁とのこと。
記録が継続すれば今週中にプロ野球記録の更新を見られるかもしれません…敵ながら坂本選手のここまでの活躍はお見事。
カープとの開幕3連戦は調子が悪そうでしたから、今振り返ると実は開幕3連戦が出塁を許さないチャンスが最もあったタイミングだったのかもしれませんね。
開幕からという条件を除けば以下の通りとなり、記録は一気に跳ね上がります。
1. イチロー(オリックス) 69試合 1994年
2. イチロー(オリックス) 67試合 1995年
3. 松井秀樹(巨人) 65試合 2001年
4. 小笠原道大(日本ハム) 60試合 2001年
5. 石嶺和彦(阪急) 56試合 1986年
野球界のレジェンド、イチロー選手が異次元の記録を2年連続で記録。
シーズンの半分ほどの試合で続けて出塁している、それを2年続けているんですから圧巻です。
3か月以上に渡って、全打席凡退がないという…
松井選手、小笠原選手の記録もそうですが、割と最近になってから上位の記録が更新されています。
王貞治さんの記録でも50試合ということですから、打者の打撃技術の向上だけでなく、フォアボールに対する考え方の変化なんかの影響もあるのかもしれませんね。
ちなみにカープの連続試合出場記録はジャイアンツにFA移籍した丸選手が去年。2018年にマークした46試合。
その前の記録も丸選手で2015年にマークした44試合。
2度も44試合以上続けて出塁し続けたのは丸選手を除いてはイチロー選手のみと、丸選手の傑出した出塁率の高さが連続試合出塁記録でも裏付けられる形となっています。
今シーズンジャイアンツの得点力が上がっているのは、間違いなくアウトにならない丸選手の加入が非常に非常に大きいでしょう(加えて坂本選手の絶好調の影響)。
誰かこの記録を塗り替えてくれるカープの選手が出てくると良いのですが…現時点では鈴木誠也選手が最も可能性が高いと思いますが右打者で内野安打の確率が少し下がる分、こういう記録を考えると少し不利かもしれませんね…
カープの選手が持っている2つのプロ野球記録
まず比較的記憶に新しいのが、廣瀬純現1軍外野守備走塁コーチが2013年にマークした連続打席出塁記録。
何と足掛け4試合に渡って驚異の15打席連続出塁を記録してそれまでの南渕さん(ロッテ)、高橋由伸さん(巨人)、小笠原道大さん(当時日本ハム)が持っていた14打席連続出塁の記録を抜き去って見事に単独で記録を保持しています。
この間、実はヒットを打ちまくったというわけではなく(それでも8打数連続ヒットですが)、4四球3死球と四死球を上手く絡めての記録達成となりました。
4試合で3死球というのもちょっと当たりすぎですが、好調だっただけに厳しい内角攻めを受けていたことを伺わせる内訳です。
あとは出塁の記録ではないですが、連続試合安打記録を持っているのもカープの選手でした。
高橋慶彦さんが1979年に記録した33試合連続安打は40年間破られないハードルの非常に高い記録となっています。
連続試合出塁記録が比較的最近上位に顔を出す記録が生まれているのに対して、連続試合安打記録は歴代10位までの記録のうち、7つが2000年以前のもの。
やはり好打者に対する攻め方の変化はあるんでしょうね…。
極端な話、全打席歩かせればこの記録は止まりますから。
そんな中で西武ライオンズの秋山選手が2015年にマークした歴代3位タイとなる31試合連続安打は目を引きます。
あとは当たり前ですがこういった連続試合出塁、連続試合安打の記録に名を連ねている選手はトップバッターから3番までの上位を打つ選手が多いですね。
特にトップバッターは30試合以上にわたる記録だと、チームのおかげで5打席目が回ってきて何とか首の皮一枚で記録を続けるケースもあるはずで、そういう意味ではやはり3番や4番打者より有利です。
ただやっぱりまとめてみてシンプルに凄いなという記録ばかり。
坂本選手の継続中の記録は「開幕から」というかなり限られた条件付きの記録ではありますが、それでもすごい記録です。
敵ですから、カープ戦まで続いていれば是非止めたいところですが、ちょっとどこまで続くのか楽しみな部分もあります。
いずれ調子が落ちた時に、フォアボールを選びに行くスタイルとは言い難いですから止まりやすいタイプではあると思いますが、今年は長打力が凄まじい部分はこれまでとは違いますから勝負を避けられるケースも多そう。
ただカープが優勝を目指すうえでは止めて、ジャイアンツの得点力を抑えないといけません。
今の好調なカープ投手陣なら抑え込める可能性は十分です。
坂本選手の記録が次の対戦まで続いていようがいまいが、ジャイアンツ打線のキーとなる打者の一人ですから勝負に勝ちましょう!
明日からはマツダスタジアムでのスワローズとの2連戦。
野村投手、大瀬良投手の2枚の先発が予想されますが、前回のマツダでの対戦はチームがドン底だった時にホームで3タテを食らっていますから、しっかり借りを返してどんどん上を目指しましょう!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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