移動ゲームばかりの怒涛の12連戦を最後は大瀬良投手の快投で無事に6勝5敗1分と勝ち越して借金を返して終えたカープは今日は久々、そして束の間のお休み。今日はこの機会を生かして、一軍の試合が続いていたのでなかなかまとめられなかった2軍からの昇格候補を見ていくシリーズ第3弾を書きたいと思います。
ウエスタン順意表
5/7試合終了時点
試合 | 勝 | 敗 | 分 | 率 | 差 | |
阪 神 | 35 | 21 | 11 | 3 | 0.656 | -- |
広 島 | 36 | 18 | 17 | 1 | 0.514 | 4.5 |
SB | 33 | 14 | 17 | 2 | 0.452 | 6.5 |
オリックス | 32 | 12 | 15 | 5 | 0.444 | 6.5 |
中 日 | 35 | 13 | 17 | 5 | 0.433 | 7.0 |
今日のカープ2軍はここまで18勝17敗1分けで2位、相変わらずタイガースの2軍が快調に首位を走っています。
1軍ではないので勝敗はそこまで大事ではないのですが、それでも他球団と比べて選手層の厚みがどれだけあるか、期待の若手がどれだけ伸びているかを何となく推測する指標にはなるので勝っているに越したことはないですね。
余談ですが、ウエスタンの試合を追いかけ始めてから気が付いたんですがカープのウエスタンのページは他の4球団に比べて更新が遅い…。
特に試合結果の更新はイメージですが早くとも翌日、遅いと数日後でも情報が更新されていないこともありカープの選手の成績を追いかけるために、対戦相手のファームのページを見に行くことも珍しくない状態…。
改善の余地は十分にあるような気がしますが、あまりアクセス / 需要がないんですかね。
投手陣昇格候補は先発の九里・薮田、中継ぎの今村
前回第二弾(4/18までをカバー)以降のここまでの2軍での先発起用・成績を見ると以下の通りです。
4/19 中村祐 6 2/3回 5失点
4/20 ローレンス 6回1失点
4/21 遠藤 6回5失点(自責4)
4/27 ローレンス 5 1/3回6失点
4/28 中村祐 6回 1失点
4/29 薮田 5回3失点
5/1 山口 7回3失点
5/2 ケムナ 4回4失点
5/3 遠藤 9回4失点
5/4 ローレンス 6回無失点
5/5 九里 7回無失点
5/6 薮田 8回2失点
この期間で先発で優先的に回っていたのは中村祐太投手、ローレンス投手。
その中村祐太投手は12連戦で昇格しましたが結果を残せずにチャンスを逃しました…その間に降格した九里投手が7回をわずか71球1安打1四球、セカンドすら踏ませずに無失点の好投を見せたようですのでこの調子を維持できれば次の先発昇格の最有力候補か。
ローレンス投手は外国人投手枠の関係で今のぼちぼちの成績では昇格は厳しそうです…。
もう一人開幕ローテーションに入っていた岡田投手は未だ2軍降格以降実戦登板がなく、昇格争いの話題が出る段階まで来れていないようです。
昨年ならこういうタイミングで福井投手や高橋昂也投手が次の先発昇格候補となっていたわけですが、トレードとトミージョン手術による長期離脱で二人ともいません。
現実的には九里投手が最有力、対抗が5/6の試合で8回6安打無四球2失点と結果を残した薮田投手という感じですね。
ただ月末までカープは2週続けて5試合しか組まれていないので先発は現状の5枚で回せます、アクシデントがない限りは月末の先発6枠目を2人が争う構図になってきそうです。
中継ぎで言うと昇格最有力候補は今村投手。
主に抑えのポジションでしっかりと2軍でも結果を残し始めています。
ただ現状の中継ぎ陣の調子の良さを考えると、意図的に今の一軍中継ぎ陣の疲労がたまって投手陣が苦しくなるころまで昇格を伸ばして2軍で本来の球威に近づけるよう調整を続けさせる可能性はありますね。
期待したい島内投手は2軍落ちしてから4/16に初めて実戦登板して以降、計5試合に投げて7イニングを3失点。
まだ昇格を考えたいような成績は残せていませんが、そのうち入替候補になってくれるでしょう(なってくれないと困ります…)。
飯田投手も今村投手に次いでチーム2位となる11登板で防御率2点台とまずまずの結果を残してはいますが、現時点では中村恭平投手が1軍でアピールを続けていますから当分入れ替えはないか…モチベーション維持が難しいでしょうがいずれくるであろう時に備えて準備をしてもらうしかありません。
野手陣は苦しい…2軍もリーグ最下位のチーム打率
2軍もなかなかすぐに昇格を考えてほしいような調子の良い野手が見当たりません。
2軍のチーム打率は.224と全く上向かずにリーグ最下位。
5月に入ってからの6試合では計16得点と平均3点以下、2桁安打は一度もなく5安打以下の試合が3つ…これでは一軍の野手陣の調子が上がらなくても代わりがいない…首脳陣にとっては苦しい状況です。
今はバティスタ選手が好調なので良いですが、調子が落ちた時に入れ替えたいメヒア選手ですが2軍でも打率が上がってきません….250を割っている状況ですから一軍は厳しいと判断されても致し方ありません。
1番ショートで起用され続けている注目のドラフト1位ルーキーの小園選手は5月に入って調子を上げて3度のマルチヒットを記録していますがそれでも打率はまだ.175。
4月どれだけ打てなかったんだという話ですが、今年は1軍云々よりも1年を通して試合に良いコンディションで出続けるための方法を学んで、プロの投手の球に慣れることを優先するのが基本線でしょう。
1カ月試合に出続けて下半身の疲れからスタメンを外れることもあるなど、やはりどんなに完成度が高くとも高卒ルーキー。
来年以降を見据えてしっかりと身体を作ってほしいですね。
中神選手も5月に入ってから2度のマルチヒットを記録して、高卒ルーキーが元気に活躍しているのは現状2軍野手の明るい話題でしょう。
ただ昇格候補と考えると当分は坂倉選手 、高橋大選手、下水流選手と言った今年すでに1軍経験のある選手たちの調子が上がってくるのを見て、1軍の選手の状態と天秤にかけて入れ替えるという感じになりそうか。
そう考えると救世主がすい星の如く現れる感じは今はなく、野手陣は現状の一軍の選手たちの調子が上がってくるのを待つのを基本線にするしか現状は選択肢がない感じで首脳陣の選択肢も限定的ですからかなり苦しい…。
ただ確実にいえるのは2軍から好調な選手を上げてしっかりと1軍の戦力になってもらうことは優勝を目指すうえで必要不可欠であるということ。
1試合でも2試合でもそういう選手の活躍で勝ちを積み上げられるかどうかは長丁場のシーズンでは最終的な順位に響いてくるはずです。
2軍も含めてカープです、そして緒方 - 水本監督のラインは昨年までは上手く機能していたようですから、今年もそういう試合がこれから見られるはず!
期待しながら2軍の選手達の活躍も定期的に追っていきたいと思います。
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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