僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

走塁ミス祭り!勝ち切れず引分けで鈴木誠也球団史上最速100号アーチを飾れず 中継ぎ陣には最敬礼 5/5のカープ 巨人戦

5/5のジャイアンツ戦は3-3で引き分けました。中村祐太投手が4回途中で降板する苦しい展開も相手のあと一本が出なかったことにも助けられ、鈴木誠也選手の逆転2ランと曾澤選手の勝ち越しタイムリーのリードを守って9回。しかし4連投の中崎投手が追いつかれ逃げ切れず。打線も大事な場面で走塁ミスが立て続けに起きてもう1点を取れず。勝てた展開を落として、どっと疲れがのしかかる痛い引分けです。

   

試合結果

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
巨人 1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 3 10 0
広島 2 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 8 0

 

勝利投手 なし

敗戦投手 なし

セーブ なし

本塁打 鈴木9号(1回裏2ラン)、坂本勇10号(3回表ソロ)

巨人 山口、田原、戸根、中川、宮國、野上、田口 - 小林

広島 中村祐、中村恭、レグナルト、一岡、中崎、菊池保、フランスア - 會澤

 

 

 

 

試合感想

今日の展開なら勝たないといけなかった…。

中盤以降大事な場面で3度も走塁ミスでアウトをプレゼントしてチャンスをつぶしていればそれはあと1点が取れなくても不思議ではありません。

打線もなかなか打って得点を取れていない中で、走塁でもダメで自分たちでチャンスをつぶしていたらそれはリーグ最下位の得点力にもなりますよ。

明らかな走塁ミスをした長野選手、上本選手、曽根選手はもちろん、送りバントミスの後一塁へ走っていなかった野間選手も走塁面で猛反省してください。

 

今日は序盤から両チームの良く言えば凌ぎあい… 悪く言えば拙攻続き…。

約1年ぶりの1軍での先発となった中村祐太投手は4回途中2失点で降板でしたが内容的にはもっと点を取られていてもおかしくなかった…。

6安打3四球と毎回2人から3人ランナーを背負うような内容では次はまたしばらくないかもしれませんね…。

期待していましたが2回とも2番から4番から一つもアウトを取れていなかったので4回2アウトの場面で2番の坂本選手を迎えたところでの交代は止む無し。

  

先発6人目が中々いないですがそれはどのチームも同じか…。

岡田投手、九里投手、中村祐太投手のうち誰か調子の良い投手を使うのが基本線になるのか。

他の救世主が出てきてくれるのか…。

 

それにしても中村祐太投手はよく2点でとどまった…4回のピンチからリリーフして5回のノーアウト1, 3塁を抑えた中村恭平投手も含めて、相手の5番から7番に仕事をさせなかったのが大きかった。

正直今日は大量ビハインドを背負う展開になっても全くおかしくなかったですが、ギリギリのところで守り切れました。

 

6回からの2イニングはレグナルト投手。

イニングをまたいでも今日は非常に安心して見ていられました。

最近はカーブをかなり使い始めて、長いシーズンを見据えて一番のボールをこれまで隠していたんじゃないかと勘繰りたくなるような老獪さを見せています。

 

8回に一岡投手がいって小林選手の送りバントを見事なフィールディングでダブルプレーに切って取ったところで9回は誰かと思いましたが今日は中崎投手が4連投。

4連投を避ける方針とはいえ、さすがにフランスア投手とどちらも休ませるには今日の試合展開は厳しすぎましたか…。

 

先頭の重信選手にヒットを許しましたが、阿部選手を追い込んでのショートゴロはダブルプレーかと思いましたが田中選手の直前でイレギュラーのハードラック…。

残念でしたがむしろアウトを1つ良く取ったと、そんな打球に変わってしまったのが結果的には同点においつかれる一つの要因となりました。

 

苦しい延長となりましたが菊池投手が2イニングを無失点ピッチング。

同点に追いつかれての苦しい展開でよくぞイニングを跨いで0で抑えてくれました。

11回の先頭打者フォアボールからのピンチでは、最後2アウト3塁から中島選手相手に見逃し三振かという素晴らしいストレートをストライクに取ってもらえず…。

今日の球審は昨日やってくれた橘高さんでしたが、それまでは両チーム割と平等にストライクゾーンが広かった。

あまり判定にあれこれ言いたくはないですが、今日のゾーンならあそこはストライクでしたが、あの場面では手を上げず…。

苦しかったですが最後はインコースに投げ切ってセカンドゴロでピンチを脱してくれました。

 

そして12回は休ませたかったフランスア投手も4連投。

今日すさまじく当たっていた坂本選手から始まる打線の巡りからしても藤井投手では…苦しいながらもやむなしの判断…これはそれまでに決めきれなかった打線の責任でしょうね。

本当に投手陣、特に中継ぎ陣はよくやってくれています。

9回逃げ切れませんでしたが12回3失点、特に中継ぎ陣の8 1/3回1失点は出来すぎなくらいで十二分でしょう。

  

 

 

今日は先発投手からいっても、昨日までの中継ぎ陣の登板状況からいっても打線が何とかしないといけない試合でした。 

そういう意味では初回先制された直後に鈴木誠也通算100号となる2ランですぐに逆転。

再び同点の4回にも曾澤選手の勝ち越しタイムリーで3点目と序盤は今シーズン好調な山口投手相手に良く投手陣を援護してくれました。

 

特に鈴木誠也選手の一発は外角低めのストレートを逆方向、右中間スタンドに叩き込んだ打球で去年まではほとんど見られなかったホームラン。

あの方向に打球が飛ぶようになって鈴木誠也選手はさらにワンランク上の打者になりました、いやはや本当に頼もしいですよ。

江藤さんの25歳0か月の記録を破る球団史上最速の24歳8か月で100号に到達。

4カ月の行進ではありますが、ここまで一昨年、去年と怪我と戦いながらの記録更新ですから価値があります。

 

そして4回ノーアウト1, 2塁から安部選手のダブルプレーで2アウト3塁と得点を取れなければ嫌な場面でしたが、勝負強く3戦連続打点をたたき出してくれました。

ここまでは素晴らしい展開でした。

ジャイアンツが拙攻続きに対して、カープは勝負強くリード。

 

ただ中盤以降はジャイアンツの拙攻にお付き合い。

5回の代打長野選手がヒットで野間選手の内野ゴロで1アウト2塁としたところ。

菊池選手の打席でワンバウンドのフォークを小林選手が逸らしたところでサードへ走って余裕でタッチアウト。

セカンドから後ろに転がるボールが見えにくい中で、バッターボックスの菊池選手は静止していたんですが…暴走でしたね。

チャンスで好調の中軸に回る場面を一瞬で消し去ったわけですから最悪です。

5回ですし長野選手も鈍足というわけではないですから代走はちょっと出せない場面でしたよね…(そして今日の展開から考えても代走を出さなかったのは正解でした)。

 

7回には田中選手のフォアボールから代打・松山が復帰後初、頭部死球前も当たりが止まっていましたから実に約3週間ぶりのヒットで1アウト1, 3塁のチャンスで上位打線。

ここで代走の上本選手が打席野間選手の場面で盗塁失敗…。

野間選手ですからダブルプレーは心配しなくてよく、走るならセーフになる確信がないといけない場面。

リプレーを見た限りスタートを切ってからも投球を見ながら走っていましたし、前進守備でしたしダブルスチールを警戒してセカンドに投げてくるわけがないと思っていたとしか思えないような中途半端な盗塁死で相手を助けました。

チャンスのランナーが投手と打者の勝負関係なくアウトになるわけですから、あまりに大きかったこの2つの走塁死…特にどちらかで1点でも取れていればという試合展開を考えても痛すぎました。 

 

 

そして10回。

僅差の場面で中々結果を残せていない宮国投手相手に先頭の小窪選手2球で追い込まれたところから粘ってショートへの内野安打で出塁してサヨナラムードを演出した場面。

 

代走の曽根選手を野間選手が送って好調の菊池選手以降で勝負したかったところですがここでまたやらかしました。

野間選手の送りバントは小林選手への小フライ、そして曽根選手がまさかの飛び出しでダブルプレーで一瞬でチャンスがなくなりました。

野間選手のバントが上手くないのは首脳陣も分かっていたでしょうがでもあと1点取れば勝ち、あの打順の巡りでバント以外の選択肢はちょっと考えにくい。 

 

小フライで飛び出した曽根選手は問題外ですが(日の当たる部分と陰がちょうどバッターボックスとの間にあって見にくかったという説もありますが)、何よりも野間選手の打席で呆然としてフェアグラウンドにボールが飛んでいるのに走っていないというミス。

あれでは曽根選手が飛び出していなくても相手が冷静なら、ボールをわざと落としてセカンド送球からダブルプレーを取られていた。

本当に大事な送りバントをミスして気持ちは分かりますが、それだけ大事な場面なわけですからあの走塁は許されないプレーです。

 

最後12回は先頭の磯村選手フォアボールから敬遠申告含む3四球で1アウト満塁のチャンスを作りましたが内野ゴロ2つで決めきれず…。

野間選手はタイプ的に外野に飛ばしにくいバッターですから打順の巡りとしてあれは仕方なかったですね。

できれば送りバントミスを取り返してもらいたかったですが。

菊池選手も2球で追い込まれながらも良く粘って最後は鋭い打球を飛ばしてくれました。

プレッシャーのかかる場面であの打球をさばいた岡本選手が上手かった。

 

それにしても9回の阿部選手の当たりと言い、最後の菊池選手の当たりと言い今日はマツダスタジアムの内野グラウンドもカープが勝つには値しないと言っているようでした…。

今日の総力戦、ジャイアンツを3つ叩いておきたかった…。

苦しい試合展開が予想される先発の顔合わせでこの展開に持っていっただけに余計にそう思います。

ただ3連戦2勝1分と考えれば悲観する必要はないですかね。

 

ただこれで明日は今度こそ本当に中崎投手、フランスア投手は使えないでしょう。

それに加えて今日レグナルト投手も連投でイニング跨ぎ…一岡投手も連投ですし中継ぎ陣の台所は火の車ですね…失点でというわけでなく登板ペースでというのがまだ救いですが。

この3連戦の激闘を考えると、ジャイアンツとベイスターズだけ12連戦じゃないのが本当に羨ましい。

言っても仕方ないですが、日程を組んだ人は甘んじて批判を受けていただきたい…あまりこの日程が疑問視されていなさそうですが。。

 

明日からナゴヤドームですか…。

移動続きで苦しい12連戦ですがここまで4勝4敗1分。

今日は打ち勝ったようですがドラゴンズもチーム状態は落ち気味。

野村投手と大瀬良投手も投げるはずですしナゴヤドームでもカード勝ち越しのチャンスはあると思います。 

是非借金をなくしてこの12連戦を終えましょう!

 

球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!

 

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