開幕から3カード連続負け越しと元気のないカープですが、まだ長いシーズン始まったばかり。今後、2軍から好調の選手をタイミングよく1軍に呼んで起爆剤となってもらうことも重要になってきそうです。そこで今年は定期的にウエスタンでのカープの戦いをまとめていきたいと思います。
ウエスタン順意表
試合 | 勝 | 敗 | 分 | 率 | 差 | |
阪 神 | 14 | 10 | 2 | 2 | 0.833 | -- |
カープ | 18 | 9 | 9 | 0 | 0.500 | 4.0 |
中 日 | 16 | 7 | 8 | 1 | 0.467 | 4.5 |
SB | 16 | 6 | 10 | 0 | 0.375 | 6.0 |
オリックス | 16 | 5 | 9 | 2 | 0.357 | 6.0 |
カープはここまで9勝9敗で2位、ここまではタイガースの2軍が圧倒的に強いみたいです。
1軍ではないので勝敗はそこまで大事ではないのですが、それでも他球団と比べて選手層の厚みがどれだけあるか、期待の若手が伸びているかを何となく推測する指標にはなるので勝っているに越したことはないですね。
投手陣で活躍しているのは誰だ、1軍昇格予定の藤井は圧巻の成績
1軍より一足先に開幕していたウエスタンリーグ。
ここまでの先発陣の起用・成績を見ると以下の通りです。
3/15 ローレンス 5回無失点
3/16 アドゥワ 7回1失点
3/17 遠藤 5回1失点
3/22 薮田 5回無失点
3/23 中村祐 5回1失点
3/24 アドゥワ 9回2失点完投
3/26 遠藤 1 2/3回3失点(危険球退場)
3/27 高橋樹 1 0/3回6失点
3/28 野村 4 2/3回2失点
3/29 薮田 4回3失点
3/30 中村祐 7回3失点
3/31 アドゥワ 7回3失点
4/2 遠藤 7回1失点
4/3 ケムナ 5回1失点
4/4 山口 7回2失点
4/5 中村祐 6回1失点
4/6 アドゥワ 7回無失点
4/7 ローレンス 5回3失点 (自責1)
ここまでの選手起用を見ると、首脳陣が起用の優先順位としても結果としてもアドゥワ投手が先発での昇格候補1番手といえそうですね。
先発した4試合とも7回以上を投げきっており3失点以内、防御率も1点台と抜群の安定感を見せています。
チェンジアップとスライダーを駆使してボールを低めに集めて先発仕様へのモデルチェンジも順調に出来たようです。
昨年1軍で通用していたように、2軍レベルでは頭一つ抜けているといえそうですし、長いイニングを投げる経験も積んでくれています。
次いで中村祐太投手、ローレンス投手でしょうか。
全体的にファームでの先発陣は好調といえるので、現時点で試してみたい選択肢は豊富に抱えているといえそうです、ローレンス投手は外国人投手枠の問題はもちろんあるんですけどね、レグナルト投手がこのままなら定着するかどうかは別問題として登録・即抹消という形も考えればチャンスはありそうです(現在ローテーションで回っている九里投手、岡田投手との絡みももちろんあります)。
首脳陣の期待を感じるのが遠藤投手。
あまり良くない内容が2試合続いても起用し続け(5回1失点の初登板は制球に苦しんで四死球が多かった)、遠藤投手もそれに応えて3試合目で好投して2軍で初勝利。
今後が楽しみです。
薮田投手にも期待したいですが…上記4投手が先発で優先して調整しているようなので昇格は中継ぎ枠として狙うことになるでしょうか。
その中継ぎでは今村投手と藤井投手が最多の8試合に登板。
今村投手はここまで防御率こそ2点台ながら同点の場面で勝ち越されたことが2度あり既に2敗(1勝2S)。
競り合いの中で点をとられてしまっていることは少し不安材料でしょうか。
それでも中継ぎでの昇格候補上位にいるのは間違いないでしょう。
一方の藤井投手は8 1/3回を投げて2安打1四球無失点と成績だけ見れば文句なし。
島内投手に代わって1軍昇格見込みですが、現在までの結果を見れば妥当の一言。
早いタイミングで(大敗ではなく大勝の展開で)登板機会を得て、自信を深められると良いですね。
キャンプで期待されていた矢崎投手は5試合の登板で防御率4点台と苦戦。
まだ少し不調、疲れがたまったところから抜け出せていないような印象ですがここから少しずつ上向いてくるでしょうか。
左のワンポイントとして期待される飯田投手も7試合の登板で防御率1点台とまずまず。
レグナルト投手次第では左の中継ぎが薄くなりますからチャンスはありそうですね。
投手陣はまだ春先ということもあって2軍で成績を残して昇格機会を伺う投手がたくさんいる印象です、昨年より層が厚くなっているのかな…今後分かってくるでしょうね!
野手陣で活躍しているのは誰だ
野手陣ですが今年は1番小園選手、4番林選手の高卒ルーキー2人はある程度固定して起用する予定だそうです。
今のところ林選手はサードよりもファーストでの起用が多くなっています。
サードには林選手に加えてメヒア選手や育成のサンタナ選手、中神選手や庄司選手らが代わる代わる起用されているようです。
10打席以上に立って打率が3割を超えているのは3人。
坂倉選手に代わって昇格予定の磯村選手、育成契約のサンタナ選手、そして高橋大樹選手です。
磯村選手の実力は言うまでもありませんが、打撃も好調のようで妥当の入れ替わりといえそうですね。
サンタナ選手はホームランはまだ出ておらず、パワーヒッターというよりもアベレージヒッターなのでしょうか、四死球・三振ともに少なく積極的に打っていくスタイルのようですが打撃面ではここまで期待以上に良い打率を残していますね。
今年こそ1軍できっかけを掴みたい高橋大樹選手も好調で虎視眈々と1軍を狙っています。
右の外野手だとオープン戦での怪我から復帰している下水流選手が昇格を争うライバルとなりそうですが長野選手の加入で右の外野手の競争が激化しているチーム事情もあるだけに、少ないであろうチャンスを生かせるかがカギになりそうですね。
昇格しても起用する場面がない試合展開もあるでしょうから運も必要になってきそうです。
2軍で1軍の開幕カードの裏で3試合連続でホームランを打つなど、好調が伝えられていたメヒア選手ですが(既に15試合出場で6本塁打)、4月に入ってからやや当たりが止まっています。
フォアボールを選べているので底と言うほどではないんでしょうが4/2の試合を最後に5試合連続ノーヒット。
そこまで結果を残せていないバティスタ選手と今すぐ入れ替え!とはならない理由はこの辺りなんでしょう。
投手陣に比べて野手陣は入れ替えの選択肢はここまでそんなに多くなさそうです、まだ投手優位の春先ということで2軍でも調子が上がっていない選手が多いんでしょう。
こうやって2軍も含めてみてみると、現時点では1軍の選手達がどこまで早く調子を取り戻してくれるかがポイントになりそうですね。
さて、明日からはマツダスタジアムでスワローズとの3連戦。
相手の原投手は先週ベイスターズ相手に7回3安打1四球無失点と素晴らしいピッチングをしたようですが、マツダで戦えるうちにカープとしては是が非でも流れを変えたい。
スワローズ打線もまだまだ本調子からは遠そうです先週不甲斐ない投球に終わってしまったジョンソン投手の巻き返しに期待したいところ。
テンポよく好投してもらって初戦を取って流れを作りましょう!
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ!
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